『疲労』
日々の小さい疲れから
慢性的な大きな疲れまで
どうしたらスッキリ毎日を過ごせるのか?
そう思うことはありませんか?
また、夕方になると、
一つ一つの動作が重たくなってきて、
ドドッと疲れを感じませんか?
加齢に伴って筋力が低下し
柔軟性がなくなり、
さらに神経の伝達速度が
遅くなることから、
素早く動けなくなってきます。
そうすると若い頃と比べると
運動量が減ってしまい、
みるみるうちに体力が減り、
それに反比例するかのように
疲労を感じやすくなります。
体力向上のための
筋トレや運動は余計に疲れるし
長続きしない…。
そう思われる方も
いらっしゃるかもしれません。
でも実は、激しい筋トレをしなくても
あることを変えるだけで
インナーマッスルを
劇的に鍛えることができるんです!
そのあることとは……
【呼吸】です。
毎日の『呼吸のやり方』を変えるだけで
腹筋と背筋が鍛えられ、体幹が整い、
疲労が回復しやすくなるんです。
そこで本日は、
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ポヨンポヨンのお腹が
キュッと引き締まり
疲労がスッキリ解消する
魔法の呼吸法
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をお届けします。
この呼吸法は、
ノーベル賞受賞者を80名以上も輩出し
スポーツでも超一流の
米国スタンフォード大学で
フル活用されている呼吸法です。
その名も
【IAP呼吸法】
「Intra-Abdominal Pressure」の略で、
日本語に訳すと”腹圧呼吸法”になります。
腹式呼吸と間違えてしまいそうですが、
決定的な違いがあります。
腹式呼吸は、
息を吸うとお腹が膨らみ
吐くとお腹が凹みます。
一方、IAP呼吸法は、
息を吸う時も吐く時も
腹圧を保ってお腹を膨らませたままにします。
腹圧を保ったまま呼吸をすると
腹部を取り囲む筋肉が強化されます。
横隔膜や腹横筋、骨盤底筋群、
多裂筋といった、
いわゆる”インナーマッスル”が
鍛えられます。
インナーマッスルが固定されると
コルセットのように体幹が安定します。
ペットボトルを想像してみてください。
腹圧が抜けたお腹は
空のペットボトルのようなもので
外からギュッと握ると
すぐにつぶれますよね。
また、軽い力で押しただけでも
すぐに倒れるなど、
とても不安定。
一方、IAP呼吸法で腹圧を高めると
中身がパンパンに詰まった
ペットボトルのように体幹が固定され
外から力が加わっても変形しにくく
安定しています。
体幹がしっかりすると
例えば、片足立ちをしても
芯がブレないので、フラフラせずに
長時間立っていられます。
腹圧が高まって体の中心が安定すると、
姿勢が正しくなり、
その結果、動きに無駄がなくなるので
疲労軽減につながります。
また、IAP呼吸法をすると、
頭の中の動きと実際の体の動きが
一致するようになります。
どういうことかと言うと、
頭の中では完璧な動きができているのに
実際に体を動かしたら、ちっともできない…
というようなことがありませんか?
これは、中枢神経の衰えからくる
バグみたいなもので、
脳からの指令が体の末端まで
正確に届けられないことで起こります。
ですが、IAP呼吸法は、
呼吸をコントロールする自律神経の
バランスを整えるから
神経伝達が正確に行えるようになるのです。
自律神経が整うと、睡眠の質が変わり
ぐっすり熟睡できるようになるので
疲労がみるみる回復します。
ここまでの話で、
IAP呼吸法のすごいメリットを
ご理解いただけたかと思います。
それでは、ここで一緒にやってみましょう!
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IAP呼吸法3つのステップ
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ステップ1️⃣
準備
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椅子に座り、背筋を伸ばして胸を張る。
巻き肩にならないように
耳の真下に肩が来るように
胸を開いて肩甲骨を寄せる。
肩をリラックスさせて
足は腰幅で開く。
手は脇腹に置いておく。
ステップ2️⃣
5秒で息を吸う
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5秒で鼻から息を目一杯に吸い込み
横隔膜を下げて
お腹を膨らませる。
両手で脇腹を押して
しっかり膨らんでいるか確認する。
ステップ3️⃣
5〜7秒かけて息を吐く
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お腹を膨らませたまま
5〜7秒かけて
口からゆっくり息を吐く。
肩は下げたまま、
腹圧をキープすることに
意識を向ける。
慣れるまでは、1️⃣〜3️⃣を
5セットほど行ってみてください。
慣れてくると、寝転んだ姿勢でも
できるようになります。
毎日の習慣にして、
キュッと引き締まったウエストと
体力アップを目指してみてくださいね。