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不安を感じやすい人が食べてはいけない6つの食品

「人前に出ると緊張して汗が止まらない」
「突然理由もなく心臓が
ドキドキしてパニックになる」
「不安や心配事が頭から離れない」
「夜、ぐっすり眠れない」

こういった経験はありませんか?

こんな症状が強い方は、
もしかしたら不安症かもしれません。

たかが不安くらいで大げさな…と
思われるかもしれませんが、

甘くみるのは危険です。

というのも、

不安症は、慢性疲労や不眠、うつ、
認知症の発症リスクを高めてしまう
ことがわかっています。

よく誤解されているのが、

過剰な不安感を抱いてしまう人は、
「ネガティブ思考」とか
「些細なことに敏感に反応してしまう」
など、

「性格の問題」と考えられがち。

ですが、実は、

普段食べているものが原因で
不安感が強くなっている可能性があります。

「腸脳相関」という言葉があるように
脳と腸は相互に影響し合っています。

例えば、
試験や試合の前など、
脳がストレスを感じると、

お腹が痛くなったり
便意をもよおしたりしませんか?

これは脳が自律神経を介して、
腸にストレスの刺激を伝えるからです。

逆も然りで、お腹の調子が悪いと、
気分が沈むということもありますよね。

つまり、食事が脳やメンタルに影響して
不安を引き起こすということです。

そこで今日は、

不安症状を引き起こす6つの食品と
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
不安症状を和らげる食品
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

についてお届けします。

 

それでは、早速、

不安を引き起こす6つの食品が
体内に入ると何が起こるのかを
順番に解説していきます。
【不安症状を引き起こす6つの食品】

1️⃣ 砂糖
 ̄ ̄ ̄ ̄
これまでに何度か
糖質の摂りすぎの害については
お伝えしてきました。

もし興味のある方は、
こちらの記事も併せてご一読ください。
(※まだ読んでいない方は、こちらをご参照ください。
【インスリン抵抗性】https://sub.health-information.net/backnumber/7dTa3y2XahKP

普段から砂糖を摂りすぎていると
インスリンの分泌異常が
起きている可能性があります。

そういった方が
甘いものを食べたとき、
血糖値が急上昇します。

すると通常よりも大量の
インスリンが分泌されて

血中からブドウ糖を
一気に運び出してしまいます。

すると、

一気に上昇した血糖値が
今度は急降下します。

これを、血糖値スパイク
と呼びます。

イメージとしては、

豆電球にまとめて一気に
電気を流すような感じです。

急激にエネルギー注入された豆電球は
一瞬ピカッと強い光を放ちます。

でも、すぐにエネルギーが切れて
光は消え去ってしまいます。

光が消え去った時、体は、
低血糖になっているので、
食べたばかりなのに、空腹感を感じたり

強い眠気や疲労感、集中力の低下
冷や汗、動悸、意識障害、
けいれん、手足の震え

などが起こります。

血糖値スパイクのように
血糖値が不安定になっている方は、

情緒も安定しません。

というのも、

低血糖になるとアドレナリンや
ノルアドレナリンといった
脳内ホルモンが分泌され、

感情を大きく変化させるからです。
頻繁に血糖値がアップダウンする方は
感情もアップダウンしやすく

イライラや怒りっぽくなったり、
不安感や悲しみの感情が
増大してしまうのです。

2️⃣ グルテンと穀物
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グルテンはさまざまな穀物に
含まれるタンパク質です。

基本的に日本人は、
グルテンに敏感な方が多く、

炎症や痛みなどの健康被害が
起こる可能性が大きいのです。

グルテンによる腸の内壁の損傷が、

倦怠感やうつ、
不安の症状などの一因になる
ということがわかっています。

3️⃣ 食品添加物
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化学合成で作られた食品添加物には、
不安感を増大させる危険性があります。

例えば、

人工甘味料のアスパルテームや
高果糖コーンシロップ、

海外では使用禁止の
グルタミン酸ナトリウム、

人工着色料や人工香料などにも
注意が必要です。

特にグルタミン酸ナトリウムは、
うま味調味料として、
多くの加工食品に使われています。

これら全てが体内で炎症を引き起こし、
慢性疾患のリスクを高める他、

不安感を引き起こす一因となっています。
4️⃣ 加工植物油
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コーンオイル、キャノーラオイル、
大豆油、ベニバナ油、綿実油、
ピーナッツオイルなどの

いわゆるサラダオイルには、
オメガ-6脂肪酸が豊富に含まれています。

オメガ-6脂肪酸は、

体内で炎症を引き起こし、
あらゆる慢性疾患や不安感などの原因になります。
(オメガ6脂肪酸の詳しいお話は、
こちらをご参照ください。
https://sub.health-information.net/backnumber/OOiZzsagfR7O

5️⃣ 肉製品
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
お肉は種類によっては、
健康にも不健康にもなる食品です。

残念ながら、
よくスーパーなどで
取り扱われる製品用に
飼育される畜産動物は、

ホルモン剤や抗生剤を投与され、
穀物の餌を与えられています。

そのため、
自然飼育の動物の肉より

炎症を引き起こし、
不安を高める可能性が高いと
言われています。

6️⃣ カフェインの摂り過ぎ
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カフェインの過剰摂取は、
めまい、心拍数の増加、興奮、
不安、震え、 不眠、下痢、
吐き気等を引き起こします。

カフェインは、血中から脳に回ると
鎮静効果のあるアデノシンをブロックします。

それが、中枢神経を刺激し
ストレス反応を引き起こします。

ストレス反応は危険に遭遇した時の
体の正常な反応ですが、

何もない時に頻繁に起こると

体は常に緊張感や警戒心が高まった
戦闘モードになるので、

次第に、気力と体力が消耗します。

特にエナジードリンクは、
カフェインの他にも
人工甘味料などが含まれているので、

極力飲まない方が良いでしょう。

では、次に体の炎症を改善し、

不安を軽減させて、
心を安定させる食品をご紹介します。

【抗炎症作用のある不安症を改善する食品】

緑黄色野菜:
ケール、ほうれん草、スイスチャードなど

非澱粉質の野菜:
キュウリ、セロリなど

アブラナ科の野菜:
ブロッコリー、キャベツ、
芽キャベツ、カリフラワー

ハーブとスパイス:
にんにく、ウコン、生姜、
ローズマリー、シナモンなど

糖質の少ない果物:
ブルーベリーやラズベリー、
ブラックベリーなどのベリー類

健康的な脂肪:
アボカド、有機ギー、
バター、ココナッツオイルなどの、

健康的な肉や魚:
牧草牛、ケージフリーの鶏や豚、
鹿や猪など野生の動物の肉、天然魚、
ケージフリーの鶏の卵

食物繊維:
ナッツ類、海藻、

発酵食品:
キムチ、ザワークラウトなど

これらの食品は
体内の炎症や不安症状を軽減し

健全な心と体づくりをサポートします。

普通のスーパーでは、なかなか
手に入りにくい食材もありますが、

ぜひできるところから
始めてみてください。

 

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