こんばんは!
ヘルスインフォメーションの大井です。
暑い日が続きますね。
汗だくで帰宅したときや、
ちょっと一息つきたいとき…
「冷たいゼロカロリー飲料」や
「糖質オフのスイーツ」に
つい手が伸びてしまうこと、
ありませんか?
甘いけれどカロリーゼロや
糖質オフ――
「健康にもよさそうだし
ダイエットにも効きそう!」
そんな風に思って
商品を手に取っている方は
多いのではないでしょうか。
しかしそれらの裏には
”人工甘味料”
の存在があり、
最近では健康への悪影響が多数報告されて
いるんです。
もしもその「ゼロカロリー」や「糖質オフ」が
あなたの体や脳に悪影響を
及ぼしているとしたら――
後から知って後悔した……
なんてことにならないためにも、
本日は
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人工甘味料のリスクと
避け方
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のテーマでお届けします。
◆人工甘味料とは
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人工甘味料とは、
砂糖の代わりに甘みを加えるために
人工的に作られた成分で、
飲み物や食品に使われています。
砂糖よりも甘みが強いのに
カロリーがずっと少ないため、
摂取カロリーを抑えられる
糖質の上昇を抑えられるなどとして
肥満や糖尿病の予防などにも
使用されてきました。
人工甘味料成分の中でも代表的なものは、
・スクラロース
・アスパルテーム
・アセスルファムK
・サッカリン
・ステビア
(天然由来ですが注意が必要)
などです。
人工甘味料があることで
ゼロカロリー
低カロリー
低糖質・糖質オフ
などが実現可能となり
一見健康的に思えますが、
近年ではその健康神話に
大きな疑問符がつけられています。
◆人工甘味料の問題点
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WHOが出した2023のガイドラインでは、
体重コントロールなどのために
人工甘味料を使用しないように推奨しています。
なぜなら
人工甘味料を使用することによる
糖尿病予防効果や健康増進効果はなく、
むしろ長期使用による
望ましくない影響の可能性も指摘されているからです。
国内・海外で報告されている
人工甘味料による悪影響の可能性については
以下のようなものがあります。
1 食欲が増す
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脳の食欲中枢を刺激し、むしろ食欲が増す
(特に女性や標準体型の人)
2 腸内細菌のバランスを乱す
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主要な人工甘味料
(アスパルテーム、サッカリン、
ステビア、スクラロース)が
腸内細菌のバランスを変えることが
明らかに。
3 インスリン分泌異常
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人工甘味料がインスリン分泌を促し
糖尿病のリスクを増加させることが
ヒト臨床研究や動物実験で示唆
4 心血管・がんのリスク
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一部の人工甘味料では
発がん性リスクや遺伝子異常の懸念も
示唆
ここまで見ると
「人工甘味料を避けたい」
と思う方も少なくないのではないでしょうか。
とはいえ、
人工甘味料は
ドレッシング
調味料
ヨーグルト
ガムや飴
プロテインバー
低糖質食品
などのあらゆる食品に含まれていて
ぱっと見ただけで見分けるのは難しいです。
「人工甘味料入り」と目立つように
記載されているわけではないので
私たち消費者が賢くなって
選別していくことが大切です。
そこで、人工甘味料を
避けるための工夫を見ていきましょう。
◆人工甘味料を避ける5つの方法
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1 甘いゼロカロリーには近づかない
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甘いのに
・ゼロカロリー
・糖質ゼロ
・ダイエット〇〇
などの言葉は要注意です。
人工甘味料が入っている可能性が高いです。
2 原材料名表示をチェック
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スクラロース、アスパルテーム、
アセスルファムK・サッカリン
ステビア
などの名前があれば
人工甘味料です。
買う前にチェックする癖を
つけましょう。
3 飲み物は水か無糖のお茶にする
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飲み物には人工甘味料が
含まれていることが多いです。
人工甘味料のものは避けて
日常的に飲むものは
水やお茶にすることが無難です。
4 加工食品を避ける
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シンプルな素材を使って
できるだけ家で料理しましょう。
加工食品やコンビニ商品には
人工甘味料などの添加物が
入っていることが多いです。
5 甘いもの自体の摂取を
減らしていく
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「人工甘味料なら安心」ではないので、
甘いもの自体を無理なく減らし、
食事をシンプルにすることが健康維持のカギ。
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ゼロカロリーは、
決して“ゼロリスク”ではありません。
カロリーや糖質の数字ばかりに
気を取られていたら、
いつの間にか
健康が悪化していた…
なんてことにもなりかねません。
大切なのは、
「情報を知ったうえで自分で選ぶこと」。
健康のための選択が、
本当に健康につながるように——
今日から少しずつ、
“甘い罠”から距離を置いてみませんか?