ヘルスケアマガジンバックナンバー日刊マガジン

砂糖より恐ろしい健康被害を起こす◯◯とは

健康的な食事を考えた時に、

最も避けるべき食品は
何だと思いますか?

 

加工食品?
添加物?
菓子パン?
白砂糖?
牛乳?

幸か不幸か、食の選択肢が増えた現代では
色々、気をつけるべき点が多くなりました。

未来の健康のために

今、何を選び、何を避けるべきか…
とても難しい問題ですよね。

そこで、今日は、

  最も避けるべき
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 あらゆる病気の原因物質
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
についてお届けします。

昨日は、「インスリン抵抗性」の
原因として砂糖の摂りすぎのお話を
お届けしましたが……
(※まだ読んでいない方は、こちらをご参照ください。

実は、砂糖よりも
もっと甚大な健康被害を
及ぼす物質があります。

それは…

『油(脂肪)』です。

 

もちろん、脂肪は
身体にエネルギーを供給し、
細胞を作るために必要な栄養素です。

ですが、その種類が
ものすごく重要なのです!!
あらゆる疾患を引き起こす危険な油は、
種子から取れる油のほとんどです。

残念ながら、調理油として
ご家庭でよく使われる類の油です。

きっと、多くの方の台所に
常備されているのではないでしょうか?

石黒成治先生が翻訳された書籍
細胞が生き返る奇跡の「脂」食革命
の著書、Dr.マーコーラによると、

現代の慢性疾患の増加の原因は、
砂糖も起因していますが、

むしろ、種子油の方が
大きく影響しているのだとか。

最も有害な毒物は、
リノール酸(LA)です。

リノール酸は、

グレープシード油、ひまわり油、
コーン油、綿実油、大豆油、
キャノーラ油などに多く含まれる

不飽和脂肪酸です。
いわゆる”サラダ油”というやつです。

サラダ油が悪いなんて知っていると
思わずに最後まで聞いてほしい理由があります。

実は、サラダ油について知るべきことが
2つあります。

1つは、隠れ摂取です。

サラダ油は、家庭用の油のボトルから
調理油として使う以外にも
加工食品に大量に含まれています。

たとえば、おせんべいです。

小麦じゃないからと安心して
食べる方が多くいらっしゃいますが、
米にカリッとサクッと感を出すために
「植物油脂」をかけて焼き上げます。

この油も不飽和脂肪酸です。

もう1つは、
なぜ不飽和脂肪酸が、
体に悪いのかという
科学的な理由です。

これを理解していないから、
なんとなく食べてしまったりしますが、

この科学的な理由を知ってしまうと、
もはや青酸カリなどの毒物なんじゃないかと
理解が刷新されます。

もちろん良い意味での刷新です。
不飽和脂肪酸は、
科学的に不安定で
酸化しやすい脂肪酸です。

なぜなら、
分子同士の繋がりに
所々、脆い部分があるから。

飽和脂肪酸と呼ばれる
バターやココナッツ油など
常温だと固い脂肪は

ガラスに例えるとしたら、
傷のないガラスのようなもので、
ちょっとやそっとの衝撃では割れません。

一方、不飽和脂肪酸は
ガラスに所々ヒビが入っているので、

少し叩いただけでも、
簡単に割れてしまいます。
油で割れやすい、壊れやすいのが
なぜ問題かというと

酸化した脂肪酸は、
体にとって有害な
フリーラジカルを生み出します。

そう、皆さんもよく聞く
体内の有毒物質
「活性酸素」というやつです!

これが、細胞膜やミトコンドリア、
タンパク質、DNAを傷つけるのです。

もともと、不飽和脂肪酸は、

体内で合成できないため、
食品から摂取する必要がある
必須脂肪酸です。

そのためリノール酸も、
ひと昔前は健康に良い油として
宣伝されていましたが、

現代の生活では、むしろ

摂りすぎによる弊害

が目立つようになりました。

最近の研究では、

リノール酸の過剰摂取によって、

・慢性炎症
・ミトコンドリアの機能障害
・血管内皮細胞の損傷
・記憶障害を引き起こし、
アルツハイマー病のリスクを高める
(特に、キャノーラ油)
・体の抗酸化力や免疫力を低下させる
・インスリン抵抗性を引き起こす

などから、

慢性疾患の罹患リスクや
死亡リスクを高める

ことがわかっています。

体にとって必要なリノール酸の
量はごく僅かで、

ほとんどの食品から十分に摂取できるため、

例えば、サラダ油で揚げ物をすると
摂りすぎになります。

研究によると、
リノール酸を摂りすぎた場合、

脳の健康に良いことで有名な
DHAとEPAの体内生成が
阻害されることがわかっています。

DHAとEPAは、
青魚から摂取できますが、

実は、

体内でも、
α-リノレン酸から合成されています。

この合成のプロセスが、
リノール酸によって阻害されるため、

サラダ油で揚げ物や炒めものが多い方は、
青魚を頻繁に食べる必要があります。

ちなみに、α-リノレン酸は、
エゴマ油やアマニ油に多く含まれています。

Dr.マーコーラが、自身のブログで

砂糖よりもリノール酸に
警鐘を鳴らす理由は、

体内での残留期間の長さ

にあります。

ブドウ糖は、通常1〜2日程度で
使い果たされますが、

リノール酸は、それよりも遥かに長く
約600〜680日間も体内に留まり続けます。

 

つまり、

ブドウ糖の摂りすぎが
短期的であれば

体への影響は長く続きませんが、

リノール酸の影響は
2年も続くということ。

今、あなたの体内にあるリノール酸の一部は、
2年前に食べた揚げ物が原因かもしれません。

体内の95%のリノール酸を
健康的な脂肪に置き換えるのに
約6年もかかるそうです!

今日この記事を読んだら
すぐにでもアブラ革命を
起こさなければいけない
ということです。

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では、どのような脂肪がおすすめなのか?
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調理に使うのであれば、
酸化しにくい飽和脂肪酸が
おすすめです。

 

・グラスフェッドバター
・ココナッツ油
・ギー
・ラード
・パーム油

などは、リノール酸が
少なく安全と言えます。

抗酸化物質が豊富で
健康に良いと言われる
オリーブオイルや
エゴマ油、アマニ油などは
注意が必要です。

オリーブオイルは、
品質によって含有量が
大きく変わるため、

信用できるメーカーのものを
購入する必要があります。

エゴマ油やアマニ油は、
とても酸化しやすく
取り扱いに注意が必要です。

基本は、冷蔵庫に保管し、
開封後は、1週間くらいを目処に
使い切ることをおすすめします。

また、加熱すると酸化するので、
ドレッシングなど生で使うことを
お勧めします。

アブラの選択は、健康において、
非常に重要なポイントですので、

今日の記事をぜひ参考に
していただければ幸いです。

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