今年、日本では腎臓病、
特に慢性腎臓病(CKD)の
患者数が増加しています。
この増加は、
初期高齢化の影響だけではなく、
生活習慣の変化に大きく
関係しています。
腎臓は「フィルター」として
重要な役割を果たし、
血液から毒素を除去して
尿として排出する
仕事があります。
しかし、
特定の生活習慣病や高血圧、
糖尿病など腎臓に負担がかかり、
その機能を低下させます。
今回は、
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日本で腎臓病が
増えている理由
予防のための生活習慣
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について解説します。
日本では、2024年1月により
精密な計算方法で
計算した結果では、
成人の約2000万人が
慢性腎臓病を患っていると
されています。
これは、約5人に1人で
腎臓の機能が低下していることを
意味します。
慢性腎臓病が進んでいくと、
末期腎不全の状態に至り、
人工透析や腎臓移植が必要になる
ケースも少なくありません。
実際には、
現在35万人以上の患者が
人工透析を受けていると
報告されています。
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腎臓病の主な原因
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腎臓病の原因としては、
以下のような生活習慣病が
挙げられます。
1.糖尿病
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糖尿病は、
血糖値の慢性的な上昇により、
血管にダメージを与えます。
腎臓は血液を
フィルターするため、
多くの血管が
密集しているのです。
そのため、
血管の損傷が進行すると
腎臓の機能も低下しますし、
慢性腎臓病の発症リスクが
あります。
2.高血圧
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高血圧は、血管にかかる圧力が
常に高くさせられる状態となり、
血管が硬化してしまいます。
この状態が続くと、
腎臓への血流が悪くなり、
腎臓が正しく機能しなくなります。
3.生活習慣の乱れ
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食生活や運動不足、
睡眠不足などの生活習慣も
腎臓病のリスクを
高めることになります。
特に、高カロリーな食事や
糖分の多い食品の摂取は、
腎臓への悪影響を考慮する
可能性があります。
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腎臓の役割と機能低下の影響
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腎臓は、血液をろ過し、
体内の水分や塩分、毒素を
尿として排出する機能を
持っています。
さらに、腎臓は赤血球の生成や
血圧の調整に関与するホルモンも
分泌しています。
腎臓の機能が低下すると、
体内の老廃物が多くなり、
血液に不純物が多くなります。
腎臓の機能が低下する
こととしては、
尿中に本来排出されるべきでない
タンパク質や赤血球が
含まれることがあります。
また、クレアチニンや
GFR(推定糸球体濾過量)の
値が高くなると、
腎臓のフィルター機能
GFRの値が60未満になると、
腎機能の低下が進んでいると
判断されます。
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腎臓病の予防方法
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腎臓病を予防するためには、
生活習慣を改善し、
腎臓に負担をかけない生活を
心がけることが大切です。
1.糖質分と塩分を控える
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特に糖質分の摂取は、
血糖値の急上昇を控えて、
腎臓に負担をかけます。
血糖値を安定させるため、
食物繊維が豊富な食事を心がけ、
炭水化物を摂取する際には
野菜やタンパク質を一緒に摂ると
良いです。
また、塩分摂取も高血圧の
原因となるため、
控えるよう意識しましょう。
2.適度な運動
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適度な運動は、
血糖値や血圧のコントロールに
効果的です。
特に筋肉は、
糖質や脂質の代謝に
関わっており、
筋力トレーニングや有酸素運動を
取り入れることで、
腎臓への負担を軽減できます。
3.水分補給
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十分な水分補給は、
腎臓のろ過機能を助け、
老廃物の排出を促進します。
しかし、過剰な水分摂取も
腎臓に負担をかけるため、
適量を守ることが大切です。
日本での腎臓病の増加には、
生活習慣や食生活が
大きく影響していることが
分かります。
特に糖尿病や高血圧が
主な原因となっているため、
これらの生活習慣病を
予防することができます。
食生活の見直しや
運動の習慣化など、
日々の生活を意識することで、
腎臓を健康に導くことが
できます。
発症を予防し、
健康な生活を続けて
いきましょう。