こんばんは!
ヘルスインフォメーションの
大場です。
秋は食べ物が美味しい季節ですが
普段、読者の皆様は
お野菜はどんな食べ方をしていますか?
健康を意識している人ほど
サラダやスープ、煮物などに
野菜をたっぷり取り入れていると思います。
野菜には抗酸化成分が
たっぷりと含まれています。
抗酸化成分とは
体の老化を招く ”サビ=酸化” を
防いでくれる
私たちの健康にとって
欠かせない成分です。
抗酸化成分は、
体の中で起こるサビ(酸化)から
細胞を守る働きを持っています。
サビを放っておくと、細胞が傷つき
疲労・免疫低下・老化・生活習慣病など、
あらゆる不調の原因に
なることがわかっています。
抗酸化成分が体内で
不足しているサインとして
▶︎疲れが取れない
▶︎風邪を引きやすい
▶︎なんとなく調子が出ない
▶︎シワやシミ、たるみなど
肌の老化が気になる
▶︎傷の治りが遅くなった
などが挙げられます。
毎日たくさんの野菜を
摂っているのに
なぜか上記のようなサインを
感じている方はいませんか?
お野菜をたっぷり
摂っているにもかかわらず
不調を感じている方は
もしかしたら
調理法が
野菜の持つ抗酸化成分を
台無しにしてしまっている
かもしれません。
実は調理方法によって
野菜の抗酸化力が
大幅にダウンしてしまうことが
わかっています。
そこで今回は、
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野菜の抗酸化力を
最大限に活かす!
正しい調理法とは?
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についてご紹介します!
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調理法で何が変わる?
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スペイン・ムルシア大学の研究では、
①茹でる
②圧力鍋で茹でる
③オーブン焼き
④電子レンジ
⑤グリル
⑥揚げる
の6種類の方法で
20種類の野菜を調理し、
残った抗酸化力を比較しました。
結果は――
抗酸化力を保てていた順に並べると
【1位】電子レンジ
97%以上の抗酸化物質を保持。
短時間・水をほぼ使わないため
栄養の流出が少ない。
【2位】グリル
水を使わず加熱することで
抗酸化力をしっかりキープ。
【3位】茹でる・圧力鍋
水を使う調理は
栄養が水に溶け出すため
平均で約14%の低下。
【4位】揚げ物
高温の油が酸化を進め
有害物質も発生。
この結果を見ると
揚げ物はなるべく避けるべき
ということがわかります。
また、蒸し料理は
今回の研究対象外ですが
水に直接触れないため
栄養を保ちやすい調理法ということが
わかっています。
ケールを使った実験では、
生が最も抗酸化力が高いものの、
蒸しても十分維持されていました。
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その野菜、“生”がいい?“加熱”がいい?
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一般的に、野菜は調理法によって
抗酸化力が変わりますが、
中には加熱そのものに弱い野菜もあれば、
加熱することで栄養吸収率が
高まる野菜もあります💡
◆ 生で食べた方が良い野菜
ピーマン・パプリカ
加熱で抗酸化物質が約75%低下。
炒める場合は短時間にする。
◆ 加熱しても栄養を保てる野菜
玉ねぎ・ビーツ・ニンニク
インゲン・アスパラ
加熱しても抗酸化力の低下が少なく
調理に強いタイプ。
◆ 加熱でパワーが高まる野菜
にんじん・セロリ
加熱により細胞壁が壊れ、
βカロテンなどの吸収率がアップ。
これからの寒い季節、
野菜スープやシチューに
にんじんやセロリを加えるのは
とても理にかなった方法です。
温かい料理でおいしく体を満たしながら、
抗酸化力もしっかり取り入れられます😊
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保存・下ごしらえのポイント
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最後に、調理前のポイントについて
少しお伝えします。
どんなに調理法を工夫しても
調理する前に栄養が損なわれていたら
ショックですよね!
実は、保存や下ごしらえの
ちょっとした工夫で、
抗酸化成分やビタミンを
しっかり守ることができるんです💡
🍃 野菜はできるだけ早く使い切る!
時間が経つほどビタミンは減少します。
買ったら“新鮮なうちに調理”が基本です。
❄️ 冷凍するなら“軽く下茹でしてから”
下茹でで酵素の働きを止めることで、
栄養と風味の劣化を防げます。
🔥 冷凍野菜は“凍ったまま調理する”
解凍せずにそのまま使うことで、
水に溶けるビタミンの流出を最小限に。
💧 野菜は“洗ってから切る”
水溶性ビタミンは水に溶けやすいため、
切ってから洗うと栄養が流れ出てしまいます。
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今日からできるポイント
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1、揚げ物は控える
2、なるべく水を使わずに調理する
3、新鮮なうちに食べる
ちょっとした調理の工夫で、
“体のサビ” は防ぐことができます。
体の酸化は細胞を傷つけ、
病気や老化、免疫低下の原因になります。
だからこそ、
日々の食事で “体をサビから守る工夫” が大切です。
今日の一食から、
“サビない体”を意識してみてください😊

