こんばんは!
ヘルスインフォメーションの
大場です。
最近、まわりで
風邪をひいている人が一気に増えていませんか?
11月中旬になり、暦の上ではすでに“冬”。
「喉がイガイガする」
「インフルエンザも流行ってきた…」
そんな声があちこちで聞こえてくるのも、
このタイミング。
さらに、ここから年末に向けては
活動量が減るのに食べる機会が増えてしまう——
いわゆる “冬太りのスイッチ” が
入りやすい時期でもあります。
風邪・インフルエンザ・体重増加。
この3つが重なりやすいのが、まさに今なんです。
その大きな理由が、冷え。
体が冷えると、
①腸の働き
②免疫力
③代謝
がぐっと落ちてしまうからです。
この3つの働きは、
毎日の食べ物にとても左右されやすい部分でもあります。
だから冬こそ、
腸・免疫力・代謝を
日々の食習慣でしっかり支えておくことが大切。
そして実は——
この3つをまとめて底上げしてくれる食品が、
たったひとつだけあるんです。
それが 「お酢」。
「え?お酢でそんなことができるの?」
と思われたかもしれませんね。
実は、お酢はお酢でも
“選び方ひとつで”
効果の出方が大きく変わるのです。
そこで今回は
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腸・免疫・代謝の働きを
まるごと底上げする!
正しいお酢の選び方・とり方
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をお伝えします。
まずお酢は、
大きく分けると
【1】濾過された、透明なお酢
【2】濾過されていない、濁ったお酢
の2つがあります。
スーパーでよく見かける
「透き通ったお酢」は、
ほとんどが 濾過されたお酢 です。
一方で、
濾過されていない
“濁ったお酢” というのは、
見た目にも、
瓶の底に少し“ふわっとした沈殿物”があり、
すこし濁って見えるのが特徴です。
代表的なもので、
・マザー入りリンゴ酢
・濁り酢
などがあります。
透明なお酢は、
見た目をすっきりさせるために、
「濾過(ろか)」という工程で
“濁りのもと” を取り除いています。
しかし、この濁りの正体は
・酢酸菌
・発酵の過程でできる代謝産物
・原材料に含まれるポリフェノール
・アミノ酸
・グルタミン酸
など、体にとって大切な成分そのものなのです。
つまり──
透明なお酢ほど
健康成分が取り除かれている
ということ。
これが、
同じ「お酢」でも、
✔ 腸の働き
✔ 免疫
✔ 代謝
といった体への働き方に
大きな違いが出る理由です。
透明のお酢は
悪いわけではありませんが、
“健康効果”という点では、
濁ったお酢のほうが圧倒的に優秀です。
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濁ったお酢にしかない!
冬の体を助ける3つの力
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① 腸の働きをサポート
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酢酸菌は、乳酸菌と同じく
発酵由来の菌なので
腸内で善玉菌としての効果を発揮します。
さらに酢酸は、
酪酸菌(※腸の健康に重要)のエサになり、
酪酸菌がこれを代謝して“酪酸”をつくります。
酪酸は腸の大切な栄養源になるため、
腸のコンディションが整いやすくなります。
さらに酪酸は、腸だけでなく
血液に乗って脳・心臓・腎臓など
全身の臓器にも良い影響を与えることが
わかっています。
② 免疫力を引き上げる
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酢酸菌には、
免疫の細胞を二重に活性化させる
効果があります。
“免疫スイッチ” と言われる
TLR2 と TLR4 を同時に押せるという
特徴があるのです。
乳酸菌や納豆菌でも難しい
「二重の刺激」を与えられるので、
・体の防御反応
・免疫力アップ
が期待できます。
さらに、継続的に酢酸菌を摂取することで
免疫調整作用も働くことがわかっています。
お酢を継続的に摂ることによって
花粉症やアレルギー症状が
改善したという報告もあります。
なので、
日頃から摂っておくことも大事ですし、
季節の変わり
目に少し多めに摂ることも
体にとって重要です。
③ 血糖値・体脂肪・代謝の調整
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酢酸は糖の吸収を緩やかにし、
食後血糖値の急上昇を抑えます。
さらに、
体脂肪・内臓脂肪・中性脂肪の
減少が見られた研究も複数あります。
2024年に報告された
中東で行われた研究では、
肥満気味の120人を対象に
マザー入りのリンゴ酢を飲んでもらうと
お酢を摂取したグループは
4週目から体重が減り始め、
12週目には
ウエストとヒップのサイズが
ダウンしました。
さらに、酢を飲んだグループは
・空腹時の血糖値
・中性脂肪
・トータルコレステロール
のすべてが改善したという
報告があります。
しかも
食品なので、副作用はなく
薬と同じような効果を発揮する──
それが、お酢なのです。
寒さで太りやすい時期だからこそ、
「飲むだけで代謝が整う」 のは
大きなメリットです。
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お酢の正しいとり方
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◆タイミング:食前 or 食中
→ 血糖値のコントロール効果が最大に
◆おすすめの摂り方
・水または炭酸水で薄める
・サラダ、酢の物、納豆に数滴
・炒め物、煮物の隠し味にも相性◎
⚠️ 避けたい飲み方
× 糖分多めのお酢ドリンク
× お酢を飲んだ直後に歯磨き
(歯を痛めるので30〜60分空ける)
⚠️胃が弱いタイプの方は
・寝る前は避ける
・かなり薄めて飲む
ことを意識する。
腸の働き・免疫力・代謝。
“冷え” で落ちやすいこの3つを、
まとめて底上げしてくれるのが
濁り酢や、マザー入りのお酢。
大げさではなく、
冬の体の安定度が変わります。
まずは
お近くのスーパーで
“濁っているお酢” を探して
お水で割って飲んでみてください。
小さな一杯ですが、
積み重ねるほど
“冬に強い体”が育っていきます。

