皆さんは
「関節痛」のお悩みはないでしょうか?
私たちの暮らしている
日本では、
膝関節に痛みを抱えている人は
4人に1人
腰に痛みや不安を抱えている人は
2人に1人
という統計データがあるほど
関節痛は日本人にとっては
身近な体の不調です。
痛みが起こり、
治療院や整形外科に行くと
「歳だからしょうがないねー」
と言われて
痛み止めや湿布だけを処方されることも
しばしばあります。
そんなことを繰り返して
騙し騙し痛みを凌いできて
結果的に
変形症になってしまった。。。
なんてことが起こることも
珍しくありません。
この配信をお読みの皆さんには
そんな悲惨な未来を迎えてほしくありません。
なので今日は、
関節の炎症を取り除き、
そして起こさないための
日々の習慣にしてほしい
ちょっとしたテクニックを
お伝えしていきます。
題して、
◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◥
食べ物は何よりの薬である!
関節の炎症と闘うスーパー物質
“ファイトケミカル”の正体とは!?
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です。
前述の通り、
正しく使用すれば、
食べ物は薬となり得ます。
言い換えれば、
食べたものがあなた自身となるのです。
良いものを食べれば良い体に
悪いものを食べれば悪い体に
「食」という
毎日の小さな選択は、
必ず良かれ悪かれ影響を及ぼしてきます。
その影響の1つが、
関節の炎症(痛み)のコントロールです
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この炎症へのアプローチで
とても期待できる
とある物質があります。
それは、
スルフォラファンと呼ばれる
ファイトケミカルです。
ファイトケミカルとは、
野菜や果物、豆類、芋類、
海藻、お茶やハーブなど
植物性食品に含まれる
天然の化学物質の総称です。
植物は人間のように
自分で移動することができないために
自己防衛能力を持っています。
例えば、
強い紫外線や雨風にさらされても
その場から移動することはできません。
なので、
植物は酸化を防ぐ抗酸化力や抗菌力を
自ら持っており、
害虫や動物などから逃げられない植物は
匂いを出して遠ざけたりする性質があります。
つまり、
身を守るために植物が自ら作り出した色素や
香り、辛み、苦みなどに含まれる成分が
「ファイトケミカル」なのです。
なんだか戦いそうな名前ですが、
「ファイト」は
「fight」ではなく、
「phyto」であり
「植物」を意味しています。
ですが、実際には、
人間の体内でしっかり戦ってくれます。
このファイトケミカルは
人間にとって、
とても有益に働いてくれます。
健康促進や病気予防、
抗酸化作用を促してくれるのです。
聞き馴染みのある
「ポリフェノール」も
ファイトケミカルの1つです。
そんなファイトケミカルの中でも
今回お伝えしたいのが
スルフォラファンです。
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スルフォラファンは、
ブロッコリーやカリフラワー、
キャベツや芽キャベツなどのアブラナ科の野菜に
含まれています。
このスルフォラファンの作用は
細胞の機能と分裂をサポートすると同時に、
特定のがんにおいてアポトーシス*を
引き起こすことが示されています。
※アポトーシスとは、
「プログラムされた細胞死」とも呼ばれており、
細胞が自ら計画的に死ぬプロセスです。
研究では、
乳がんの腫瘍の形成と拡散を防ぐことが示され、
それだけではなく、
活性酸素種を最大73%削減することで
炎症を軽減し、
細胞の損傷を軽減することが示されました。
そして注目なのは、
スルフォラファンは
関節破壊に関連する酵素を阻害することで、
変形性関節症のリスクを軽減する効果もある
ということです。
スルフォラファンが
炎症を阻止し、
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軟骨の破壊を防ぐ
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という効果も発見されたのです。
この発見は、
関節痛がとても身近にある
私たち日本人にとっては、
とても有益な情報になります。
多くの場合、
関節がこわばる、痛い、
腫れている、水が溜まる
などなど
目に見てわかる症状が
現れている場合、
その関節は
炎症を起こしています。
その炎症が何度も現れるようになり、
慢性的なものになっていく過程で
関節組織は破壊され、
関節の変形など
より重度のものへと
悪化していってしまいます。
つまりは、
炎症を一刻も早く取り除き、
起こさせないことが
重要になってきます。
そこで活躍するのが
ファイトケミカルの1つである
スルフォラファン
というわけです。
そして、
腸内環境と関節炎を含む炎症は
密接な関わりにあります。
それは、
人間の免疫細胞が腸内に
多く配置されているためです。
驚きですが、
腸内細菌叢が変形性関節症の進行を
予測できる可能性があることが
研究で示唆されており、
個人の腸内環境が
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変形性関節症のリスクマーカーに
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なり得るということがわかってきています
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そして、嬉しいことに、
スルフォラファンを含む
アブラナ科の野菜は、
腸内環境を改善し、
炎症を起こしにくくする
食品グループなのです。
もう、アブラナ科の野菜を
食べる以外の選択肢は
考えられませんね!!
特にアブラナ科の野菜の中でも
スルフォラファンを多く含む野菜は、
☑︎ ブロッコリースプラウト
☑︎ ブロッコリー
☑︎ キャベツ
☑︎ カリフラワー
☑︎ ケール
が挙げられます。
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食べる際の注意点ですが、
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スルフォラファンは熱に弱いため、
生の状態で食べるか、
短時間の調理で摂取するのが効果的です。
生で食べるのはハードルが
高いという方には、
蒸し調理をお勧めします。
蒸し調理は
スルフォラファンの損失を最小限に抑え、
摂取量を最大化します。
ぜひ、
アブラナ科の野菜を蒸し調理で
食べる習慣をつけてみてください。