週刊マガジン

高脂肪食なのに大腸がんリスクが低い「世界一幸福な国」の理由

こんばんは

ヘルスℹ️の田澤です。

女性の死亡率
第1位であり、

50歳を過ぎると
罹患率が急激に上昇する
大腸がんは

毎年右肩上がりで
罹患者が増え続けている
病気です。

大腸がんのリスクを
高める原因として、
《脂肪分の多い食事》が
挙げられます🥼

✅消化を助ける胆汁酸が
発がんに起因
✅内臓脂肪から分泌される
サイトカインが大腸がんの
発生に起因
✅インスリンの作用が低下
✅食物繊維の摂取量の減少

このような理由により
脂肪食が多い食事は
大腸がんのリスクを
上げてしまうのです⚠️

食の欧米化が進む日本は
高脂肪食に偏っており、
この点も大腸がんが
増加し続けている
背景であります。

しかし
冬が長い北欧のフィンランドは
厳しい寒さを乗り越える為、

✅バター
✅生クリーム
✅サーモン
✅ニシン

といった
高脂肪の食事を
摂っていますが、

脂肪分の摂取量に比べ
”大腸がんが少ない”と
言われています。

実は
フィンランドの
大腸がんが少ない背景には、

ある伝統的な食事が
関係していました💡

それが、
「EPSを豊富に含むヴィーリ」
です。

ヴィーリとは
フィンランド生まれの
ヨーグルトに近い発酵乳です。

このヴィーリに含まれる
EPSこそが腸内環境に
大きく関係しているのです💡

そこで今回は、
EPSの働きについて
詳しくご紹介します!✨

EPSとは
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発酵の過程で
乳酸菌が生み出す
多糖の総称です。

ほぼ全てのヨーグルトに存在しており、粘り気が強いほどEPSが豊富に含まれています。

EPSの働き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
主な働きは3つあります。

①食物繊維と似た働きを持つ

”乳酸菌が作る食物繊維”
とも呼ばれるEPSは
難消化性物質です。

そのため、
食物繊維と同じく
小腸で分解されずに
大腸まで届きます。

有用菌のエサになり、
腸内を弱酸性にし
悪玉菌の増殖を抑える

短鎖脂肪酸の産生を
促す働きがあるのです!

②免疫機能UP

EPSを生み出す菌株は
いくつも存在します。

フィンランドの伝統食である
ヴィーリに含まれているのは
ラクトコッカス・クレモリス菌が
生み出したEPSです。

この菌には、

⭐抗酸化作用
⭐抗炎症作用
⭐免疫機能の調整

このような働きがあります。

他の菌の場合だと、

・ラクトバチルス・ブルガリクス菌が作るEPS

→ナチュラルキラー細胞が活性化しインフルエンザにかかりにくくなった

→この菌で発酵させたヨーグルトを8~12週間食べた高齢者の研究によると

牛乳を同じ期間飲んだ高齢者グループと比べ風邪を引くリスクが有意に下がった

このような報告があります🥼

つまり
EPSは菌によって働きが
異なりますが、

免疫機能に働きかける点は
共通していると考えられます💡

③カロテノイドの吸収を促進

野菜や果物に含まれる
天然色素であるカロテノイドは
抗酸化作用のある栄養素です。

ただ、
油に溶けやすい
脂溶性の栄養素なので

生のままでは吸収率がわずか10%ほどとあまり吸収されません。

しかし
EPSを含むヨーグルトと一緒に食べると

カロテノイドの吸収率が
《1.7~6.5倍にも上昇》することが分かっています💡

EPSの取り入れ方
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普段ヨーグルトを
購入して食べている人は
粘性の強いヨーグルトを
選ぶようにしましょう。

また
ヴィーリ菌だけでも
販売されているので
自宅で手作りすることも
可能です✨

先ほど紹介したように
野菜と一緒に食べると
カロテノイドの吸収率が
ぐっと高くなるので、

ドレッシングやソースにして
取り入れてみてください✨

世界一幸福の国である
フィンランドをお手本に

大腸がんのリスクを
少しでも下げていきましょう😉

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