こんばんは!
ヘルスインフォメーションの藤澤です。
本格的な冬を迎えて、
寒さと忙しさが強まるこの季節。
「明日大事なプレゼンなのに喉が痛い…」
「友人との旅行なのに熱っぽい…」
そんな〃あるある〃な体調不良、
経験ありませんか?
できるなら、
一晩で少しでも回復したい。
そんな時にやりがちな対処法として、
解熱剤を飲んでしまうことです。
薬の作用で熱が下がることはありますが、
逆に症状を長引かせたり
悪化させる原因になってしまいます。
そこで今回は、
自宅でできる風邪対策
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「一晩の緊急セルフケア」
を紹介します♪
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□■風邪を最速で回復させる
3つのポイント■□
1.睡眠をしっかりとる
2.食べないで全力で免疫をフルに使う
3.唾液(天然の抗菌薬)で守る
✅1.とにかく体を温めて早く寝る
身体がゾクゾクしたり熱っぽいときは、
まさに体の中では免疫細胞とウイルスが
戦っているサイン。
ここでやってはいけないことは
「無理に熱を下げること」です。
熱は、体温を上げてウイルスを排除しようとがんばっているサイン。
回復には必要なステップで熱=悪いものではありません。
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〃免疫力〃と深い睡眠との関係
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まずは、眠る前の準備を整えます。
「首・背中・足元」を温めて、
早めに休みましょう。
入眠後2〜3時間、
深い眠り(ノンレム睡眠)に入ると
脳の視床下部が
「成長ホルモンを出せ」と指令を出します。
この〃成長ホルモン〃は
新しいたんぱく質を作り
細胞を増やすなど
体を修復モードに切り替えるスイッチです。
昼間に受けたストレスや炎症、
疲労で傷ついた細胞を
修復しながら
免疫細胞も同時に“再生”させます。
加えて、
睡眠中には一部の免疫細胞(サイトカイン)
が増えてウイルス排除を援助します。
つまり、
深い眠りの時間こそ免疫の
司令塔である〃白血球〃が
整い、
体の防御システムが立て直される時間。
だからこそ、
しっかり眠ることは「最強の免疫強化法」。
薬やサプリでは得られない、
体が本来もつ“修復力”を最大限に
引き出す鍵なのです。
✅2.短期決戦で免疫力に全集中する
風邪のときに一番大切なのは、
ウイルスと戦う免疫のエネルギーを温存すること。
風邪の時に体力をつけたいから、
高カロリーの食事をとる方も
いらっしゃいますが、
食事をすると消化をおこなったり
栄養吸収するための
大きなエネルギーが必要です。
体の中では、免疫細胞がフル稼働して
熱を上げ、炎症を起こし、
異物を排除しようと働いています。
もし重たい食事で消化にエネルギーを奪われると、
防御の力が分散してしまいます。
なので、緊急時の短期決戦はエネルギーを全集中させる。
ただし、水分補給と塩分補給は
しっかり行うようにしてください。
✅3.唾液(天然の抗菌薬)で守る
唾液には「リゾチーム」「ラクトフェリン」など、
さまざまな「天然殺菌成分」が含まれています。
これら殺菌成分の連携により、
口の中へ侵入するウイルスをブロックし、
口腔粘膜への付着や、
自浄作用を起こして
体内への侵入を防ぎます。
ただ、「唾液のパワー」を最大限活用
するのに
大切なのは唾液量を増やすこと。
冬場になると気温は下がり
汗をかかなくなるため、
自然に一日の摂取する水分量も
減っています。
さらに空気中の湿度も下がり
体内の水分量は
どんどん少なくなっています。
すると
口のなかの唾液の量も
自然と減ってしまい
喉のバリア機能が
弱まってしまうため
ウイルスや細菌が
付着しやすくなってしまうのです。
◇今日できる対策◇
・加湿器で乾燥を防ぐ
・トローチをなめる
・ガムを噛む
・唾液線マッサージをする
◆唾液線マッサージのやり方◆
唾液マッサージは、
いつでも簡単に実行できて、
お金もかからない方法です。
・耳下腺(耳たぶの下~頬)
・顎下腺(あごの内側)
・舌下腺(あごの裏)
ここをやさしく押したり、
くるくる回すようにマッサージをします。
1日2~3回、
10回程度を目安に。
就寝前や、
ふだんの食事の前におこなうと
消化を助けてくれるのでおすすめです。
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風邪をひきにくい体は
ウイルスに負けない免疫力
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風邪のウイルスは常に
身近に存在しています。
ですので、
日頃から体が弱ってしまわないための
「負けない体づくり」が大切となります。
今回は、風邪を引いた日の緊急セルフケアについて
紹介しました。
ポイントは
「保温+睡眠+唾液=免疫力を上げる」
です。
薬に頼らずに、
自分の自然治癒力をフルに生かすこと。
寒さと忙しさが重なるこれからの季節、
明日を元気に迎えるため、今日は早めのセルフケアで
冬を元気に乗り切りましょう!


