こんにちは、
ヘルスインフォメーションの大場です。
健康のために運動を続けているのに、
・体力が上がった感じがしない
・代謝が良くなった実感がない
・思ったほど体が変わらない
そんなお悩みはありませんか?
実はこうした
「運動しているのに
効果を感じにくい状態」に
大きく関わっている要因のひとつが
ある薬と運動の組み合わせです。
しかもその薬は
アンチエイジング効果や
体重を減らす効果もあると言われていて
サプリ感覚で飲んでいる人もいます。
その薬とは…
「メトフォルミン」です。
今日は、
糖尿病治療薬としても
広く使われている
メトフォルミンと運動の
本当の関係について解説しますね。
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◆ メトフォルミンとは
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メトフォルミンは、
世界中で使われている
糖尿病治療薬です。
主な働きとしては、
・血糖値を下げる
・インスリンの感受性を高める
・肝臓からの糖の放出を抑え
血糖値のコントロールを行う
といった作用があり、
長年にわたって
使用実績のある薬でもあります。
一方で近年は、
糖尿病の治療目的以外にも、
アンチエイジングの効果に注目して
老化研究の臨床試験も行われたりしています。
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◆ 運動と組み合わせた研究で分かったこと
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ラトガース大学の研究者が行なった研究では、
生活習慣病のリスクが高い人を対象に、
16週間の運動プログラムを行いました。
参加者は、
・運動+薬を使わないグループ
・運動+メトフォルミンを使用するグループ
に分けられ、
同じ内容の運動を続けました。
その結果、
運動のみのグループでは
・心肺機能の向上
・毛細血管の血流の増加
・炎症レベルの低下
などが見られた一方で、
メトフォルミンを
併用したグループでは、
こうした変化が
ほとんど見られませんでした。
また、
高齢者を対象にした別の研究や、
筋トレを行った研究でも、
同様に
運動による体の変化が
弱くなる傾向が
示されています。
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◆ なぜ運動の効果が出にくくなるのか
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運動は、
体にとって
「適度なストレス」になります。
この刺激がきっかけとなり、
・筋肉が強くなる
・代謝が上がる
・血管の働きが良くなる
といった
良い変化が起こります。
一方で、
メトフォルミンには、
・炎症を抑える
・酸化を抑える
といった作用があることも
知られています。
これらの作用は
体を守るためには
大切な働きですが、
運動によって生じる
「体を強くするための刺激」まで
弱めてしまう可能性がある
と考えられているのです。
つまり、
どちらも
「体に良いもの」でも、
組み合わせによっては
本来得られるはずの効果が
十分に発揮されない
場合がある、ということです。
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◆ 誤解してほしくない大切なこと
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この研究結果は
糖尿病の患者さんで
メトフォルミンを飲んでいる方が
「運動しても無駄だ」
という話ではありません。
メトフォルミンを飲んでいたとしても
ある程度の強い運動を行えば、
・ヘモグロビンA1c
・血糖の変動
の改善も当然、得られます。
糖尿病の患者さんにとっては、
運動療法は必ず行うべきものであり、
メトフォルミンを飲んでいたとしても、
運動をきちんと続けることは
非常に重要です。
一方、
特に問題がない方で
・アンチエイジングのため
・痩せると聞いたから
といった理由で、
メトフォルミンを飲んでいる方は
ここで一度
立ち止まってみる視点が必要です。
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◆ 運動は本当のアンチエイジング
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アンチエイジングや
ダイエットの王道は
「運動」です。
こういった効果のある
薬やサプリは
メトフォルミンに限らず
さまざまありますが
体はシンプルです。
「運動」で適度な負荷を
与えることでしか
得られない効果があります。
サプリなどに頼らず
シンプルに。
「運動」で、
体が縮こまりがちな冬も
元気に体を動かして
若々しい体を作っていきましょう!


