こんばんは。
ヘルスインフォメーションの大井です。
「血圧はとにかく低い方がいい」
そう信じていませんか?
実はこの考え方、
健康にとってかえって
危険になることがあるんです。
・ふらつき
・失神
・認知症リスクの上昇
・お風呂・運転中の事故
これらにはある”共通の問題”
が隠れています。
それが——
「低血圧」
血圧を下げようと頑張るあまり
知らないうちに低血圧になってしまい
一時的、あるいは慢性的な不調に陥る方が
増えています。
特に…
・体力が落ちている
・めまい・ふらつきが増えた
・足腰の衰えを感じる
という方は要注意です。
血圧を下げた結果
認知症になって寝たきりに…
そんな事態は
誰にとっても望ましい未来ではないはずです。
そこで本日は、
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医者が語らない
血圧の新事実と
薬に頼らない高血圧対策
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についてお伝えします。
◆「高血圧=リスク」は事実
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まず前提として、
高血圧が危険であることは
医学的にも明らかです。
脳出血、心筋梗塞、腎臓病など
血圧が高い状態が長く続けば、
血管が傷み、
命にかかわる病気のリスクが上がります。
日本高血圧学会(JSH2024) では、
診察室での血圧が
140 / 90 以上 → 高血圧(治療を検討)
160 / 100 以上 → 薬物治療を強く推奨
と定められています。
ただし、ここで疑問があります。
「年齢や体質に関係なく、
すべての人に “140” を基準にしていいのか?」
この点については、
実は世界中の医学界でも議論が続いています。
なぜなら、
近年の海外研究で、
年齢
体格
血管の硬さ
生活習慣
持病の有無
によって「最適な血圧」の範囲は
大きく異なることがわかってきたからです。
つまり、高血圧はリスクだとしても、
全員が“下げればいい”とは限らないということです。
◆「下げすぎ」こそリスクになる理由
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血圧には、全身に血液と酸素を届けるという
大切な役割があります。
ところが、必要以上に血圧を下げると
・脳に血液が届きにくくなる
・老廃物の排出が遅れる
・内臓の血流が不足する
といった問題が起きやすくなります。
たとえば、
中国の研究(Menghuan Li、2022)では
収縮期血圧(上の血圧)が
「110mmHg未満」になると
めまい
ふらつき
失神
転倒・骨折
腎機能障害
のリスクが上昇し
最終的には死亡率が高まると報告されています。
また、別の研究(J Verghese、2003)では、
拡張期血圧(下の血圧)が低いほど
アルツハイマー病のリスクが高くなるとの結果も。
つまり──
「血圧は高すぎても低すぎても危険」
というのが、今の医療の常識です。
この現象は “Jカーブ現象” と呼ばれ、
リスクが「J」の字のように
下がってまた上がることから
名付けられました。
実際、先ほどの研究では
収縮期血圧が「138〜140mmHg」の範囲で
最も死亡率が低かったという結果も出ています。
もちろん、最適な血圧は
人によって異なりますが、
「とにかく下げればいい」
という考え方は、
すでに古くなった常識なのです。
◆ 薬より効く!?血圧対策3選
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血圧は
ちょっとした生活の工夫で
改善できることがわかっています。
一部の研究では
薬に匹敵する効果が確認された方法もあります。
そこで今回は、
今日から始められる
「薬に頼らない血圧対策3選」をご紹介します。
① 深呼吸
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最も手軽で、効果が早く出る方法です。
医学的にも交感神経を落ち着かせ
血圧を下げる効果が報告されています。
方法)
・鼻から4秒かけて吸う
・6〜8秒かけてゆっくり吐く
これを1〜3分繰り返すだけ
デスクワーク中や家事の合間、
寝る前などに
ぜひ習慣化してみてください。
② サウナ
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フィンランドの研究によれば
サウナに定期的に入る人ほど
心疾患や高血圧のリスクが低い傾向があるとされています。
初めての方は短時間から少しずつ。
水分補給をしっかり行いながら
ムリなく始めてください。
③ 軽い運動
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日本の高血圧ガイドラインでも、
運動療法は強く推奨されています。
「寒くて外に出たくない」という方は
自宅でできる運動から始めてみましょう!
例)
・座ったまま腿上げ
・テレビを見ながらの足踏み
・歯磨きのたびにスクワット
無理のない範囲で、
毎日少しずつ体を動かすことが大切です。
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血圧が高めと言われたら
それは「生活を見直すサイン」かもしれません。
まずは、今日から深呼吸を1分だけ。
あなたの体を、
自分で守る第一歩になります。
“薬に頼らない健康づくり”、
一緒に始めてみませんか?

