日刊マガジン

【病気リスク16%増】揚げ物が兄弟間の健康差を生む!?驚きの研究結果

こんばんは!
ヘルスインフォメーションの
大井です。

今日は
「揚げ物好き」の方にとっては
少しドキッとする研究を
ご紹介します。

兄弟なのに食べるものによって健康に差が…?

そんな研究が2025年7月
中国で発表されました。

生活環境も体質もそっくりな
兄弟・姉妹でも

「揚げ物をよく食べる人」は、
糖尿病や心疾患になるリスクが
16%も高かったのです。
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たとえ同じ家で育っても、
揚げ物の習慣があるかどうかだけで、
将来の健康にこれだけの差が出る…

これは私たちにとっても
他人事ではありません。

とはいえ

・花火大会や夏祭りの屋台で並んでいる
唐揚げやポテト

・帰省時のごちそうで並ぶ
エビフライやコロッケ

・暑くて料理したくない日の
スーパーのお惣菜

など、揚げ物の誘惑はあちこちにあり
完全に避けるのは難しいですよね。

そこで今回は

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兄弟でも差が出る!
揚げ物のリスクと
工夫して楽しむ方法
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をご紹介します。

◆どんな研究だったの?
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今回ご紹介するのは、
2025年7月に報告された
中国での大規模な健康調査です。

・2016年~2019年の間に登録された
兄弟・姉妹を含む約1万人

・5~8年の長期追跡調査

・腸内環境(腸内細菌叢)
食事内容(揚げ物の摂取頻度)
体組成(BMI、脂肪のつき方)の記録

が行われました。

この研究のユニークな点は、
「兄弟間での比較」をしていること。

同じ家庭・似た体質で育っても
「揚げ物をよく食べる兄弟」のほうが、
太りやすく、病気になりやすい
ことが明らかになったのです。

◆揚げ物で体に起こる変化
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研究で見つかった
「揚げ物と体の関係」はこちらです。

・腸内の悪玉菌が増加し代謝が低下

・BMI(肥満度)や内臓脂肪が増加

・糖尿病や心臓血管疾患リスクが
16%アップ

つまり、揚げ物の習慣があるだけで、
太りやすく、病気になりやすい体に
変化してしまうのです。

◆なぜ揚げ物はリスクになるのか
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インドの研究によれば
(Preeti Shuklaら、2023年)

・高カロリー・高脂質で肥満の原因に

・トランス脂肪酸の発生
→ 調理中に発生しやすく、
動脈硬化や心疾患の原因に

・アクリルアミドの生成
→ じゃがいもなどを高温で揚げると、
発がん性が懸念される
「アクリルアミド」が発生

・酸化した油による有害成分
→ 繰り返し使った油や高温調理で、
体に悪影響を及ぼす化合物が発生

・油煙(油の蒸気)の吸入
→ 肺がんなどへの悪影響も指摘

とはいえ…

「やめた方がいいのは分かるけれど、
家族も好きだしそう簡単にやめられない 涙」

そう感じている方も
多いのではないでしょうか。

実際、揚げ物は手軽でおいしいし
ご家族の好物であったり
外食やお惣菜で手に取りやすかったりしますよね。

そこで今回は
「揚げ物=悪」として完全にゼロにするのではなく、
”賢く付き合う方法”をご紹介します!

◆今日からできる!
揚げ物の“リスク回避”術
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1. 揚げ方を工夫する
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①エアフライヤーを活用する

熱風と少量の油で調理する方法。
脂肪分を最大80%カット

②真空フライ

減圧した状態で、低い温度で揚げる方法。
油の吸収が少なく、
アクリルアミドの生成94%削減

③オーブンやグリル使用して揚げ物もどきに

オーブンやグリルを活用して
調理温度も油の量も少なくする

2. 油を選ぶ
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・オリーブオイル油など、酸化しにくい油を使う
・使いまわしはせず、使い切りを徹底

3. 食べる頻度と量を見直す
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・「週に1回まで」など、ルールを決める
・主菜は焼き魚や煮物に変える日も作る

4. 野菜や海藻と一緒に食べる:
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揚げ物を野菜や海藻と一緒に食べることで
お腹の脂肪が増加しにくかったとの
報告がある

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ストレスを感じながら我慢するよりも、
“少しの工夫でリスクを減らす”ことが
健康を守る第一歩になります。
「頻度」「調理法」「食べ方」の
3つを見直すだけでも、
健康リスクは大きく変わります。

ご家族と一緒に、今日からぜひ
1つだけでも取り入れてみてくださいね。

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