皆さんは、普段から
1つのことに集中して取り組めていますか?
例えば、朝、コーヒーを飲んで
頭をシャキッと目覚めさせて
「さあ、この仕事を片付けるぞ!」
と気合を入れて、
目の前の仕事に取り掛かろうとした矢先。
メールのお知らせが目に入り、
つい開いて返信し始める…。
返信文を書いていたら、
ちょっと気になることができて
調べ物をし始める…。
そうこうしているうちに、
「あれ?終わらせたい仕事があったのに
ちっとも進んでいない…」
そんなことはありませんか?
集中したいと思っているのに、
なぜか他のものが気になって
気が散ってしまう。
実はこれ、
マイクロサッケードという
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眼球の動きが原因
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なんです。
マイクロサッケードとは、
瞬間的に眼球が急速に動く現象のことで、
脳の集中力が低下した時
一番最初に発生します。
例えば、仕事の資料に集中しようとしても、
目が勝手にパッと関係のない方向に
動いてしまうのです。
すると今の作業とは全く
関係ない物が視界に入ります。
例えばそれが、
床に落ちているゴミなら
作業を中断して、ゴミ箱に
捨てにいくかもしれません。
メールBOXに新着メールが
届いているのが目に入ったら、
返信したり、調べ物をするなど
別の作業を始めてしまうかもしれません。
眼球が自分の意識とは
無関係に動いてしまうので、
集中したい気持ちとは裏腹に
眼球がキャッチした情報に振り回されて
気が散ってしまうのです。
そのため、集中モードに戻すまでに時間がかかり
作業が時間内に終わらなくなってしまいます。
つまり、「仕事が遅い」と言われる人は、
実は、マイクロサッケードが
原因かもしれません。
そこで本日は、
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一点集中の力を引き出す
マイクロサッケード解消法
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についてお届けします。
マイクロサッケードは、
脳の集中力が落ちてきたときに
起こる現象ですが、
その根本にある原因は
【睡眠不足】
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です。
「え?!でも眠気は全く感じてないのに?」
と思われた方、
正解です。
マイクロサッケードが起こっている段階では、
眠気を感じることがなく、
睡眠不足を自覚することはありません。
ただ、視界に別のものが入り
「気が散る」という感覚があるだけ。
ですが、実際に企業研修などで
睡眠の改善が行われると、
改善前と改善後では、
驚くほど作業効率が上がることが
わかっています。
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マイクロサッケードを無視して
作業をしていると何が起こるのか?
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次に起こるのは、
2〜7秒の短い睡眠です。
これをマイクロスリープと呼びます。
マイクロスリープは、
本人が気づかない眠気を感じた脳が
脳の一部を眠らせながら
連続稼働させるという現象です。
本人に寝ている意識はありませんが
ほんの一瞬意識が飛んだような状態です。
こうなると50%以上の確率で
なんらかのミスが起こります。
例えば、
何度も同じ文章を読んでしまう、
物を落としてしまう、
タイピングを間違うなどです。
些細なミスなので、さほど
気にならないかもしれませんが
これは、脳が眠ってしまったために
起こる現象です。
・作業が捗らない
・集中できない
・ちょっとしたミスがある
そういった方は、
マイクロサッケードが出た段階で
対処できると
集中力が驚くほど上がります。
そこで、一点集中の力を高める
マイクロサッケード解消法として
ご紹介するのは…
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パワーナップ
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「ナップ」とは、お昼寝の意味ですが、
ここでは、集中力を改善するための
戦略的なお昼寝方法をご紹介します。
脳は視覚を遮断しないと
休息できない臓器です。
マイクロサッケードを
起こさないようにするための
パワーナップには、
3つのルールがあります。
1️⃣眠くなる前に1分〜30分の仮眠を取る
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眠気のピークがくる前にあらかじめ
眠気を解消し、脳をリフレッシュさせます。
起床後6時間後が仮眠を取るベストなタイミングです。
つまり、朝6時に起床する方は
お昼頃に目を閉じて仮眠を取ると
午後からの作業効率がグッと上がります。
眠気があるなら、
30分以内の仮眠が良いですし
眠気を感じないなら、
1分〜5分程度、目を閉じて
休憩するだけでも十分です。
2️⃣体を起こしたまま仮眠する
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頭を横に寝かせると
脳は深い睡眠に落ちてしまい
夜ぐっすり眠れなくなってしまいます。
そこで、ネックピローなどを使って
椅子に座ったまま、頭部を固定した
状態で仮眠しましょう。
3️⃣起きる時間を3回唱える
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「10分後に起きる」などと、
3回唱えてから目を閉じると
起きる数秒前に、心拍数が上がり、
体が自然と起きる準備を始めます。
このテクニックは、夜の睡眠時にも
使えるテクニックです。
朝、目覚まし時計に無理に起こされた!
という感覚を残さないためにも、
起きる時間を唱えてから寝てみてください。
パワーナップ3つのルールで、
マイクロサッケードを解消して
自分の集中したいことに
集中できる状態をつくってくださいね。