こんばんは!
ヘルスℹ️事務局の鬼頭です。
自分では気づきにくい「いびき」。
一人で寝ているならまだしも、
家族やパートナーと寝る場合には
深刻な悩みになりますよね。
実は、いびきは
「体質だから仕方ない」
とあきらめるものではなく、
簡単な工夫で改善できる
可能性があるのです。
今回は、
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いびきは“仕方ない”もの?
頭を少し上げるだけで
いびきも睡眠も変わる!?
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について解説します。
睡眠の質を上げるのに
最も注目すべきポイントは、
寝るときの姿勢です。
研究によると、
上半身を12度だけ傾けて寝ると、
いびきの持続時間が約7%減少し、
夜間の覚醒が4%減少、
深い睡眠が5%増加した
という結果が出ています。
これは特別なベッドを使わずとも、
ウェッジピロー
(三角形のクッション)を
使うだけで再現可能です。
寝具を少し工夫するだけで、
呼吸が楽になり、
眠りも深くなるというのは、
非常に手軽で実践的な方法です。
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多種多様ないびきの原因の
共通する対処法
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いびきの原因は、
体の構造だけでなく、
生活習慣や一時的な
体調によっても左右されます。
例えば、
・太り気味で首まわりに
脂肪が多い
・飲酒や喫煙の習慣がある
・睡眠導入剤や筋弛緩剤の使用
・アレルギーや風邪で
鼻が詰まっている
・鼻の中隔が曲がっている
(中隔弯曲)
こうした状態では気道が狭くなり、
空気の通り道が制限されて
いびきが起こりやすくなります。
しかし逆に言えば、
体重管理・飲酒の調整・
鼻づまり対策などを
意識することで、
いびきの軽減につながる可能性は
高いのです。
また、
横向きに寝ることも有効です。
仰向けだと舌が喉に落ちやすく
気道が狭くなりますが、
横向きならそのリスクが
減ります。
枕の高さや寝る姿勢を
少し変えるだけで
効果が期待できます。
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いびきの裏に潜む
深刻なリスク
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注意すべきは、
いびきがただの音ではなく、
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の
サインかもしれないという点です。
SASは、
睡眠中に一時的に呼吸が止まり、
再開する現象を繰り返す病気。
日中の眠気、
集中力の低下、
記憶力の低下、
頭痛、
さらには性欲の減退まで、
さまざまな不調を引き起こします。
「寝ている間に
呼吸が止まっている」
「いびきが途切れて
息を吸い込むような音がする」
といった兆候があれば、
専門クリニックでの診断と
CPAP(呼吸補助装置)などの
対応が必要です。
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今すぐできる
簡単な改善ステップ
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いびきは放置せず、
まずできることから
始めることが重要です。
特に以下の対策が
すすめられています。
・ウェッジピローなどで
頭を少し高くして寝る
・横向きで寝る習慣をつける
・体重管理
(特に首まわりの脂肪に注意)
・寝る前の飲酒を控える
・鼻や口の補助グッズを
活用してみる
また、逆流性食道炎を
持っている人は、
胃酸の逆流がいびきを悪化させる
原因にもなるため、
特に「頭を高くして寝る姿勢」は
重要です。
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いびきは放っておかず、
見直すチャンスに
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いびきは周囲に
迷惑をかけるだけでなく、
自分自身の健康にも
影響を与えかねません。
もし気になるなら、
今回紹介したような
姿勢の工夫や生活習慣の見直し
から始めてみましょう。
そして、
ただのいびきだと思っていても、
体からの “異変のサイン”
かもしれません。
小さな違和感を放置せず、
自分と向き合うことが、
心地よい眠りと健康な日常への
第一歩になるはずです。