こんばんは!
ヘルスℹ️事務局の鬼頭です。
「最近、急に顔が熱くなって
汗が止まらなくなる…」
「夜中に寝汗をかいて
目が覚める…」
そんな経験はありませんか?
更年期に差し掛かると、
「ホットフラッシュ」と呼ばれる
症状に悩まされることが
増えてきます。
ホットフラッシュは、
突然のほてりや発汗、
動悸などが起こり、生活の質を
大きく低下させることが
あります。
特に周囲の人には
理解されにくく、
「更年期だから仕方ない」と
我慢している方も
多いのではないでしょうか。
しかし、
適切な対策を取ることで、
この不快な症状を
軽減することは可能です。
今回は、
「ホットフラッシュの原因と
その改善方法 」
について解説します。
更年期に入ると、
女性ホルモンである
エストロゲンの分泌が
減少します。
エストロゲンの低下によって、
脳の視床下部が
体温調節の誤作動を起こし、
体が必要以上に「暑い」と
判断してしまうのです。
視床下部が
誤ったシグナルを送ることで、
血管が急激に拡張し、
体温を下げるために
汗を大量にかくようになります。
その結果、
顔や首が突然熱くなり、
発汗が止まらなくなるのです。
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ホットフラッシュの
症状と影響
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主な症状
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・突然の顔のほてり
・大量の発汗(特に寝汗)
・動悸やめまい
・体のだるさや脱力感
生活への影響
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これらの症状が
頻繁に起こることで、
日常生活に大きな影響を
与えます。
特に夜間の寝汗が原因で
睡眠の質が低下すると、
慢性的な疲労やイライラを
引き起こす可能性があります。
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ホットフラッシュを
緩和する方法
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1. 植物性食品を中心とした食事
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最近の研究では、
12週間にわたり植物性食品を
中心とした食生活を送ることで、
ホットフラッシュの症状が
大幅に改善することが
分かっています。
ポイント:
・非遺伝子組み換えの大豆を
1日半カップ以上摂取する
・低脂肪で植物性の食事を
意識する(ビーガン食)
・ビタミンB12の
サプリメントを補う
2. 日本食の活用
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伝統的な日本食は、
ホットフラッシュの軽減に
役立つ可能性があります。
ポイント:
・納豆や味噌などの
発酵大豆製品を取り入れる
・油の摂取を控える
(特に動物性脂肪)
・塩分を控えめにし、
栄養バランスの取れた
食事を心がける
3. 適度な運動
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運動はホルモンバランスを整え、
自律神経を安定させる効果が
あります。
おすすめの運動:
・ヨガやストレッチで
リラックスする
・ウォーキングや軽いジョギング
で血行を促進する
・深呼吸やマインドフルネスを
取り入れ、ストレスを軽減する
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ホルモン補充療法と
そのリスク
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従来の治療法として
ホルモン補充療法(HRT)が
挙げられます。
しかし、HRTにはいくつかの
リスクが伴います。
主なリスク:
・乳がんや子宮がんのリスク増加
・血栓症や脳卒中のリスク
・認知症や心筋梗塞のリスク
そのため、副作用の少ない
食事療法や生活習慣の改善が
推奨されています。
ホットフラッシュは、
更年期障害の代表的な
症状ですが、
食生活や生活習慣の改善によって
大きく軽減することができます。
特に、大豆を中心とした
植物性の食事が
有効であることが研究で
示されています。
薬に頼らず、
自然な方法で症状を
改善したい方は、
ぜひ食習慣や運動を
見直してみてください。