ブレインヘルスマガジンバックナンバー日刊マガジン

中年期に急増?!〇〇認知症とは

ここ数年、

「人の名前が出てこない」
「大事な約束をうっかり忘れてしまった」
「スマホが手元にないと何となく不安」
「些細なことでイライラしてしまう」
「慢性的な不眠」
「やる気が起こらない」

などの症状が気になる方は
いらっしゃいませんか?

実はこれ、

「デジタル認知症」

と呼ばれる症状かもしれません。

 

デジタル認知症は、
認知症と同じように

物忘れや集中力の低下⤵️
物事を計画通りに進める実行能力の低下⤵️
意欲の低下⤵️
想像力の低下⤵️
体調不良や情緒不安⤵️

など、日常生活にも
影響を及ぼします。

30代〜50代に多いデジタル認知症ですが、
そのまま放置していると、

老年期に認知症になるリスクが
とても大きくなる

という事実があります。

というのも、
デジタル認知症は
うつ病を併発しやすく、

働き盛りにうつ病が2年以上持続すると、

老年期にアルツハイマー型認知症になる
リスクが2倍⬆️になる

というデータがあるのです。

そこで今日は、

デジタル認知症から脳を守り
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

脳機能を改善させる3つの方法
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についてお届けします!

まず、デジタル認知症の大きな原因は

スマホやパソコンの
使いすぎによる脳疲労です。

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なぜスマホやパソコンの使いすぎで
脳疲労が起こるのか?
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それは、

デフォルトモードネットワーク(DMN)
と呼ばれる脳の機能に異常が生じるから。

DMNは、パソコンで例えると
「スリープモード」の状態です。

脳は思考したり記憶したり
活発に活動している時と

覚醒しているものの
何も考えずにただぼんやりと
している時があります。

この「ぼーっとしている」状態の時に
活性化する神経回路がDMNです。

DMNの状態になると脳は、

過去の記憶を整理したり、
未来をシミュレーションしたり、
情報や感情の整理整頓を行っています。

いわば、
脳内のお掃除タイムです。

ストレスの解消にも大きく
関わっています。

ところが、
デジタルデバイスを使い続けていると
脳の前頭前野が情報処理に追われ

脳内がずっと活動モードのままで、
DMNを起動させることができません。

前頭前野は過度に働き続け、
次第に情報処理が追いつかなくなり
パンク状態に…。

そして、

・記憶力が落ちる
・人の名前が出てこなくなる
・約束を忘れてしまう
・ケアレスミスが増える
・判断が遅くなる
・イライラや不安が増す

など、脳が機能しなくなっていくのです。

ひどくなってくると、

無気力やうつなど、
仕事や生活に支障をきたすこともあります。

症状が深刻化する前に
脳疲労ケアを始めて

脳機能の改善に取り組みたいものです。

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では、どうすればDMNを活性化
できるのでしょうか?
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DMNは、視覚・嗅覚・聴覚・触覚など
五感をバランスよく使うことで
ようやく働き始めます。

9割が視覚情報と言われる
デジタルデバイスでは、

視覚ばかりが使われ
五感のバランスが崩れてしまいます。

1番手っ取り早い解決方法は、
スマホを使わないようにすること。

…ですが、
今更、スマホなしでの生活など
到底できませんよね。笑

そこで、
五感のバランスを取り戻して
DNMを活性化させる
簡単な方法を3つご紹介します!

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1️⃣脳のメンテナンスに欠かせない
プチ昼寝のススメ
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睡眠は、DMNを働かせるためにも
必要な脳の休憩時間。

15分〜20分程度の昼寝は、
溜まった脳疲労をスッキリ解消します。

また、
昼寝を習慣にしている人は、
認知症にもなりにくいという
研究報告もあります。

ただし、夜の睡眠に影響しないよう
昼寝は早めの時間帯に
30分以内にしておきましょう。

寝れない場合は、
目を閉じるだけでも十分な
リフレッシュ効果があります。

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2️⃣散歩のススメ
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脳疲労を感じたら、
屋外に出かけましょう。

公園や川沿いなど、
自然の中に身をおくと、
五感がフルに働きます。

考え事をやめて、
小鳥のさえずりを聞いたり、
木々の色合いを眺めたり、

無心に自然を体感しているうちに
脳はDMN状態に入ります。

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3️⃣脳が疲れたら無心で30分間掃除のススメ
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外に散歩に行けない時は、
室内で掃除をするのがおすすめです。

特に、拭き掃除や鍋磨きなどの
単純でリズミカルな繰り返し運動が
DMN活性化には効果的です。

運動開始して5分くらいすると
幸せホルモンのセロトニンが分泌され、
20〜30分経つとピークに達します。

30分の掃除は、
DNM活性で脳疲労解消だけでなく、

お部屋も綺麗になり、
さらに情緒も安定するので
おすすめです。

今の時代、スマホやパソコンなしで
生活はできないにしても

脳の健康と健康的な生活を守るために

1日のうちに意図的に、

「何も考えない」DMN状態の時間を
つくってみてはいかがでしょうか?

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