10代、20代の頃は夜通し遊べた人でも
今は21時を過ぎると
まぶたが自然と落ちてくる…。
集中力が低下して仕事がはかどらない…。
寝ても疲れが取れない…。
こういったことを、
日常的に感じませんか?
私もたくさんやりたいことがあるのに
やり終える前に、睡魔に負けて
翌日に持ち越すことがあります。
これは、いわゆる
エネルギー切れの状態です。
一般的な解決方法として、
休息と栄養摂取がありますが、
皆さんはどのような対策をしていますか?
実は、体内で作られる
活動エネルギーというのは、
食べる量や摂取カロリーの量とは
まったく関係ありません。
20年以上にも渡り
栄養や運動の分野で活躍してきた
栄養コーチのケイト・ディアリング氏によると
現代人の95%以上が食事をしても、
細胞内で生命活動に必要なエネルギーを
作り出せなくなっているそうです。
もしあなたが、
食事や睡眠、運動に
気を使っているにもかかわらず、
最低限のことをするだけで
疲れ果ててしまっているなら、
本日はその原因を解き明かします!
ということで、本日のテーマはこちらです。
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エネルギー切れを解消!
溢れんばかりのエネルギーを
生み出すカラダづくりの秘訣
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生命活動には、必ず
食べ物のカロリーエネルギーを
ATPに変換する必要があります。
海外に行ったら、その国の通貨を
使わないと生きていけないように、
体内ではATPという形でなければ
エネルギーとして使えません。
ATPとは、アデノシン三リン酸とよばれ
アデノシンに3つのリン酸がくっついた
いわば電池のようなものです。
細胞内にATP電池が設置されると
3つのリン酸のうち一つを切り離すことで
エネルギーを放出します。
放出されたエネルギーは
筋肉を収縮させたり、
体に必要な物質を合成したり、
体温を高めたりするなど
あらゆる生命活動に使われます。
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ATPが作れなくなるとどうなるか?
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即死します。
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例えば、筋肉であれば
筋収縮ができなくなります。
これは心臓を含む全ての筋肉に当てはまるため、
心臓が止まり、血液の循環が止まります。
冒頭で述べたように
現代の95%の人は、このATPを
作り出す能力が衰えているのです。
つまり、食べているのに
体が弱っている人が増えている
ということです。
非常に恐ろしいことだと思いませんか?
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十分なATPを作り出すために
必要な4つの要素とは?
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1️⃣炭水化物の適量摂取
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脂肪からも持久力のあるエネルギーを
作り出すこともできますが、
やはり体にとって適切な燃料源は
グルコース(糖)です。
特に、体がストレス下にあるときや、
より多くのエネルギーを
素早く必要とするときは、
瞬時に利用できるグルコースが
必要なのです。
ですが、普段から糖を過剰に摂取していると、
インスリンの分泌が落ちて
細胞に糖が運ばれなくなります。
つまり、細胞内でATPが
作られなくなってしまうのです。
そのため、一時的に
ケトジェニックダイエットなどで
糖質制限をすることは有効ですが、
長期間の糖質制限はやめるべきです。
ちなみに、糖質源でおすすめは、
野菜、果物、豆類、無精製の穀類などです。
2️⃣十分な酸素供給
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主にミトコンドリアが酸素を使って
ATPを作っています。
酸素が足りなくなると、
別のプロセスでATPが作られますが、
非常に効率が悪く
ミトコンドリアが作る量の
5%くらいしかできません。
つまり、酸素なしではいくら充電しても
バッテリーは5%くらいしか溜まらず、
使うとすぐに電池切れになってしまうのです。
貧血の人が疲れやすいのはそのためです。
貧血になると、酸素を運ぶ
ヘモグロビンが減ってしまい
細胞への酸素供給量が減るからです。
貧血予防には、良質なタンパク質と共に、
鉄分とビタミンCを十分に摂取しましょう。
4️⃣甲状腺機能を整える
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グレープシードオイル、綿実油、
大豆油、コーン油などの
リノール酸を多く含む油を控えましょう。
オメガ6系脂肪酸を大量に摂取すると
細胞にダメージを与え
甲状腺ホルモンが
働かなくなってしまいます。
4️⃣日光浴
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「太陽の光は体の
エネルギー産生力を高める」
と、ディアリング氏は言います。
定期的に日光を浴びましょう。
ぜひ上記4つの要素を意識しながら
エネルギー溢れるカラダづくりを
してくださいね!