ヘルスケアマガジンバックナンバー日刊マガジン

健康寿命を左右する〇〇〇フレイル

こんな症状でお悩みではありませんか?

☑︎便秘や下痢
☑︎お腹の張りや痛み
☑︎胃痛や胃もたれ
☑︎イライラやうつ
☑︎食欲低下や体重減少

この症状は、”ガットフレイル”の
特徴的な症状です。

ガットフレイルとは
聞き慣れない言葉かもしれませんが、

簡単に言うと、
胃腸の働きが虚弱化している状態です。

実年齢の他に、
肌年齢や血管年齢があるように
腸にも腸年齢なるものがありますが、

実は、ガットフレイルの人の腸は
健康な人の腸と比べると

急速に【老化】が進んでしまっています。
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私たちの体は食べたものから作られています。

胃腸が健康でないと、食べたものを
適切に消化吸収できなくなります。

そして、高い免疫力や、丈夫な骨や筋肉、
力強い心臓、健康な腎臓や脳を
維持することもできません。

近年の研究では、ガットフレイルは、

肥満や2型糖尿病、心筋梗塞や、
慢性腎臓病、アルツハイマー病や
パーキンソン病などと
関連していることがわかっており、

腸の健康を取り戻し、
美味しく食べながら
元気に長生きするためには、

脱ガットフレイルが必要です!

そこで本日は、

◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◥
ガットフレイルから
腸を復活させる
救世主の存在
◣__________◢

についてお届けします。

まず、ガットフレイルの
一番の原因は、便秘です。

便秘は不快で健康に悪い
ということをご存じの方は多いと思いますが、

実際どのくらいの危険性があるかを
自覚している方は少ないと思います。

便秘の人と便秘ではない人を
比較した研究では、

便秘の人は10年後、15年後の生存率が
低いことがわかっています。

また、慢性腎臓病や
パーキンソン病のリスクが高く、
高齢者は認知機能の低下が速い
というデータも出ています。

ガットフレイルの人の食生活を見ると

1️⃣食物繊維が不足している

2️⃣それにより、”腸内フローラ”の
多様性が低下している

という2つの特徴があります。

腸内フローラとは、
腸内に住む微生物のことで、
良い微生物もいれば、
悪い微生物もいます。

「善玉菌と悪玉菌のバランスが大事」
と言われるように、

腸の健康にとって最も重要な鍵は、

腸内に色々な種類の
良い働きをする微生物を
たくさん住まわせることです。

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腸を復活させる救世主とは?
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そこで、最近の注目したいのが、
【酪酸菌】です!

酪酸菌は腸に届いた食物繊維を
発酵・分解して、

「酪酸」を作る細菌の総称です。

酪酸菌が作り出す酪酸は、
腸内を弱酸性にすることで、
悪玉菌を抑制し、

乳酸菌やビフィズス菌などの
善玉菌が住みやすい環境を作ってくれます。

また、腸内が弱酸性になることによって、
カルシウムやマグネシウムなどの
ミネラルの吸収性が上がるので、

ミネラル不足の改善にもつながります。

具体的に、酪酸には
次のような働きがあります。

☑︎食べ過ぎを抑制
☑︎血糖値上昇抑制
☑︎自己免疫疾患の軽減
☑︎アレルギー予防・回復
☑︎インフルエンザ症状軽減
☑︎骨量減少を抑制
☑︎がん抑制遺伝子の発現を促進
☑︎抗うつ作用

つまり…

酪酸菌とそのエサとなる食物繊維が
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ガットフレイル予防の鍵
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なのです。

体内で酪酸菌を増やす方法は3つあります。

1️⃣酪酸菌のエサである
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水溶性食物繊維を摂取する

例えば、もち麦、玄米、海藻類などです。

また、乳酸菌を一緒に摂取すると
酪酸菌が倍増するという報告もあるので、

キムチなどの発酵食品と
一緒に摂るのがおすすめです。

2️⃣定期的な運動をする
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定期的な運動をしている方は、
運動不足の方と比べると、
酪酸菌が増加するという研究結果もあります。

3️⃣ビタミンDを摂取する
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ビタミンDの血中濃度を上げると、
酪酸菌が増えることが証明されています。

お腹の調子が良くない方は
酪酸菌を腸内に増やして

脱ガットフレイルを目指してみませんか?

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