ヘルスインフォメーションの
鬼頭です。
虚血性心疾患は、
日本人の死因の上位を占める
深刻な病気であり、
心筋梗塞や狭心症の原因と
なります。
特に高血圧、糖尿病、喫煙などの
生活習慣病が関係しており、
日頃の健康管理が重要です。
今回は、
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虚血性心疾患の
原因、症状、予防法
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について解説します。
虚血性心疾患とは、
心臓に酸素や栄養を供給する
冠動脈が狭くなったり、
詰まったりすることで
心臓の機能が低下する病気です。
主に狭心症と心筋梗塞に
分類されます。
◆狭心症
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冠動脈が
動脈硬化などで狭くなり、
血流が不足することで
胸の痛みや圧迫感が起こります。
特に階段を登ったり、
運動したりしたときに
症状が出るのが特徴です。
◆心筋梗塞
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
冠動脈が完全に詰まることで
心筋の一部が壊死してしまう
重大な状態です。
激しい胸の痛みや
呼吸困難を伴い、
放置すると致命的な結果に
つながることがあります。
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虚血性心疾患の主な原因
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心臓の血管が詰まる主な原因は
動脈硬化です。
以下の要因が
動脈硬化を進行させ、
虚血性心疾患のリスクを
高めます。
・高血圧:
血管に負担をかけ、
動脈硬化を促進
・脂質異常症
(高コレステロール):
悪玉コレステロール(LDL)が
血管に蓄積
・糖尿病:
血管をもろくし、
詰まりやすくする
・喫煙:
血管を収縮させ、動脈硬化を悪化
・ストレス:
自律神経の乱れが血管に悪影響
・運動不足:
血流が悪くなり、
血管の老化を促す
・肥満:
内臓脂肪が増えると
血管への負担が大きくなる
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虚血性心疾患の症状
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特に次のような
症状がある場合は、
早めに医師の診察を受けることが
重要です。
◆狭心症の症状
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・胸が締め付けられるような
痛み
・運動時や階段を上るときに
胸が苦しくなる
・休むと症状が落ち着く
◆心筋梗塞の症状
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・突然の激しい胸の痛み
(数分以上続く)
・冷や汗や吐き気を伴う
・息苦しさや意識が
もうろうとする
特に心筋梗塞は救急搬送が
必要な緊急事態であり、
「胸が突然苦しくなった」
「痛みが引かない」場合は
すぐに救急車を呼ぶことが
大切です。
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虚血性心疾患を予防する
5つの方法
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1. バランスの良い食事
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血管を健康に保つためには
塩分や脂質を抑えた食生活
が必要です。
◆実践ポイント
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・魚や大豆食品を多く取り入れる
(悪玉コレステロールを減らす)
・野菜や果物を積極的に摂る
(抗酸化作用で血管を保護)
・揚げ物や加工食品を減らす
(動脈硬化を防ぐ)
2. 適度な運動を習慣化
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運動は血流を改善し、
動脈硬化を防ぐ効果があります。
◆おすすめの運動
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・ウォーキング(1日30分程度)
・軽い筋トレ
(スクワットや腕立て伏せ)
・ヨガやストレッチ
(血管の柔軟性を高める)
運動は無理なく
続けられるものを選び、
習慣化することが重要です。
3. 禁煙・飲酒のコントロール
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タバコは血管を縮め、
動脈硬化を加速させます。
禁煙をするだけで
心筋梗塞のリスクを
大幅に下げることができます。
また過度の飲酒は
心臓に負担をかけるため、
適量を守ることが重要です。
◆実践ポイント
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・禁煙をサポートするアプリや
禁煙外来を利用
・飲酒は1日1杯程度に抑え、
休肝日を設ける
4. 質の良い睡眠をとる
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睡眠不足は高血圧や動脈硬化を
引き起こすため、
6~8時間の質の良い睡眠を
確保することが大切です。
◆睡眠の質を高めるポイント
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・寝る前にスマホを控える
・寝室の環境を整える
(適温・遮光カーテンなど)
・就寝前のカフェインや
アルコールを控える
5. ストレスを管理する
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ストレスは血圧を上昇させ、
心臓に負担をかけるため、
適切に解消することが必要です。
◆ストレス解消法
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・好きな趣味を楽しむ
・深呼吸や瞑想を取り入れる
・適度な運動をする
ストレスが溜まりすぎると
自律神経が乱れ、
心疾患のリスクが高まるため、
リラックスする時間を
意識的に確保することが
大切です。
虚血性心疾患は
自覚症状が少なく、
突然命を脅かす病気ですが、
生活習慣を改善することで
予防が可能です。
✅ バランスの良い食事を
心がける
✅ 適度な運動を続ける
✅ 禁煙・節酒を意識する
✅ 質の良い睡眠をとる
✅ ストレスを適切に管理する
このような日々の積み重ねが、
健康な血管と長寿を守る
鍵となります。
「まだ大丈夫」と思わず、
今からできることを
始めてみましょう!