今回は、ストレスの新常識を
お届けしています。
昨日までに、
☑︎現代人の脳は、身体能力の低下や
健康状態の悪化、孤独や孤立、
そして騒音などによって
本能レベルでいつも不安を感じている
☑︎そのため、小さなストレスが大量に
蓄積されていて、メンタルや体に不調が
起こりやすくなっている
ということをお伝えしました。
もしまだお読みでない方はこちらをどうぞ:
https://sub.health-information.net/backnumber/UA7KUJXZjEtM
現代生活では、ストレスの原因を
ゼロにすることはできませんが、
体のストレスに対する
レジリエンス=柔軟な回復力
を高めることはできます。
そこで、本日は、
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ある神経を刺激して
レジリエンスを高め、
メンタルの健康を高める方法
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についてお届けします。
ストレスを感じると、体は
副腎からアドレナリンや
ノルアドレナリンがドバッと分泌されます。
これにより、ドクドクと心拍が速くなり
血圧が上昇します。
また、ストレスを抑えるために
副腎からコルチゾールが分泌されます。
これをストレス反応と呼びます。
長期間にわたって、何度も何度も
ストレス反応を起こしていると、
そのうちに副腎が疲れ果ててしまい
ストレスに対応しきれなくなります。
現代人の脳は常に不安モードにあるので
慢性的にストレス状態です。
ですが、レジリエンスが高ければ、
体がストレス反応を起こしても
すぐに元の状態に戻せるようになるのです。
その鍵となるのが…
「迷走神経」です。
先ほど、ストレスを感じると
アドレナリンやノルアドレナリンによって
心拍が上がると言いました。
つまり、ストレスを感じても
心拍数がすぐに平常に戻る人は、
健康状態が良好で
レジリエンスが高いと言えます。
心臓の拍動間隔は絶えず変化しています。
例えば、息を吸うときには心拍が加速し、
息を吐くときには減速します。
このような変化が繰り返されることで、
心拍変動が生じます。
通常、体がリラックスしている時は、
心臓の動きが柔軟で、
呼吸と連動して心拍が変化するため、
心拍変動が大きくなります。
この心拍変動は、迷走神経という
神経でコントロールされています。
迷走神経を刺激して活性化すれば、
心拍変動が大きくなり、
レジリエンスも高まるのです。
迷走神経は自律神経の一部なので
自分の意志でコントロールできませんが、
実は、外部から刺激を
与えることができるのです!
しかも!
運動などの、しんどい刺激ではなく
誰でも簡単にできるんです。
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迷走神経を刺激する方法
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1️⃣うがい
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毎日、朝と夜に30秒間ずつ
ブクブクとうがいをしてみてください。
声帯を振動させることで、
迷走神経を活性化させることができます。
2️⃣舌磨き
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舌磨きであえて、
オエっと吐き気を催すように磨くと
迷走神経が刺激されます。
3️⃣歌う
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特にシャワーを浴びながら歌を歌うと
迷走神経がより刺激されます。
4️⃣笑う
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笑うと迷走神経が
活性化し気分が明るくなります。
家族や友達とお笑い番組を見て
一緒に笑うと、
心のつながりも強化されて
脳がよりリラックスできます。
5️⃣ガムを噛む
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ガムを噛むことで不快感を減らし、
ストレス反応を抑え、さらに
迷走神経を刺激できるのです。
野球選手がよくガムを噛みながら
試合に出ていますが、
ガムを噛むことでストレスを軽減したり、
緊張を和らげたりする効果や
顎の筋肉が動くことで、身体を
リラックスさせる効果がある
ということがわかっています。
今回ご紹介した5つの方法で
定期的に迷走神経を刺激していると
心拍変動が高まり
ストレスを感じても、
心拍数を素早く元の状態に
戻せるようになります。
つまりストレスに対する
レジリエンスが自然に高まる
ということです。
とてもカンタンな方法なので、
ぜひやってみてください。
レジリエンスを高めて
メンタルの健康を守りましょう。