今回は、ストレスの新常識を
お届けしています。
昨日は、
☑︎現代人の多くは漠然とした
不安を抱えているため
脳内がいつも不安モードになっている
☑︎そのため、慢性的にストレスに晒されている
☑︎ストレスから回復するレジリエンスが
低下している
ということをお伝えしました。
もしまだお読みでない方はこちらをどうぞ:
https://sub.health-information.net/backnumber/6NguivoSDzdU
本日は、早速、
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脳を不安モードから
安心モードに切り替える方法
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についてお届けします。
毎日生活をしていて、
あなたは安心安全に暮らせていますか?
狩猟時代と比較すると、
現代は、いつでもどこでも食べ物が手に入り
餓死する心配はありません。
多くの地域では、他の動物に
襲われる心配もなく、
衛生面での安全性も高くなっています。
これほど安全な環境が
整っているにもかかわらず
それでも現代人の脳は
不安でいっぱいです。
その理由は、大きく3つあります。
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現代人の脳が不安モードから
抜けられない3つの理由
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1️⃣身体能力の低下
若い頃は、体も心も柔軟性があり
環境の変化にも柔軟に対応できていましたが、
加齢と共に、体も心も凝り固まってきます。
特に、身体能力の低下は、
怪我や病気がなくても
本能レベルで不安を感じます。
・加齢による体力の衰え
・可動域が狭まって動きが鈍くなる
・フレイルなど筋力の衰え
・健康状態の低下
・肥満
など、脳は、本能的に
「生き抜く力の衰え」を感じて
不安モードに入ってしまうのです。
つまり、身体的健康の向上が
脳の安心モードへの切り替えには
不可欠ということです。
2️⃣孤独・孤立化
狩猟時代に比べると、
今は、グループに属していなくても
生きていくことはできます。
ですが、本能レベルでは未だに
結束力のあるグループに所属する
必要性を感じています。
他の動物と比べて力の弱い人間が
弱肉強食の世界で生き抜くためには、
個の力を進化させるよりも、
団体力を高める必要があったのです。
つまり、長い年月をかけて、
人間の脳は、
共感力、信頼感、絆を深める作用のある
”オキシトシン”を分泌させ
グループを作り協力し合うという
社会性を発達させてきました。
そのため、現代でも、
人との繋がりが希薄になってくると、
脳が孤独感を感じてしまい、
不安モードから抜け出せなくなるのです。
コロナの影響で孤独・孤立化が目立ちましたが、
・社会から切り離された環境にいる
・コミュニティに所属していない
・人と会う機会が少ない
・心のつながりを感じられない
こういった人の脳は常に
不安モードになっています。
家族や地域社会とのつながりを見直し、
コミュニティの行事に参加してみるのも
脳にとっては安心モードへの
切り替えにつながります。
3️⃣騒音
空気や気温、湿度などの外部環境の中でも、
特に”音”による脳への影響はとても大きいです。
日中は60デシベル、
夜間は55デシベルを超える
騒音に晒されるのは避けるべきです。
騒音の大きさ 具体例
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20デシベル 木の葉がこすれる音
30デシベル 鉛筆での執筆音
40デシベル 図書館内の音
50デシベル エアコンの室外機
60デシベル 走行中の自動車内
デパートの店内
トイレ、テレビ
70デシベル セミの鳴き声
60~70デシベルになると
人は「うるさい」と感じる音になります。
ずっとテレビがつけっぱなしだと
聞き疲れすることがありませんか?
騒音は脳の不安モードを刺激し
脳を疲れさせる原因になります。
絶えず騒音がある環境にいる人は
定期的に静かな場所に行って
脳を不安モードから解放させてあげてください。
脳が本能的に不安を感じて
不安モードから抜け出せない
理由を3つ挙げました。
明日は、レジリエンスを高めて
メンタルの健康を回復させる方法
についてお届けします!