ヘルスインフォメーションの大井です。
年を重ねるとともに、
☑ビンのフタが開けにくい
☑タオルをうまく絞れない
☑ドアノブを回すのが大変…
☑買い物袋を長い時間持つと
手が疲れてしまう
こんなことはありませんか?
これらは「握力」
が低下しているサインです。
スポーツ庁の調査によると、握力は
男性は30代前半
女性は40歳前半をピークに
加齢とともに低下することが
わかっています。
”握力の低下”と聞いても
そこまで危機感を持つ方は
多くないかもしれません。
しかし
「握力の低下」は
多くの方が避けたい
『恐ろしいリスク』、
それも一つだけではない複数のリスクと
関係していることが示されています。
そこで
今日のテーマは
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握力の低下は〇〇のサイン!
リスクを知って今すぐ
対策しよう!
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についてお伝えします。
ぜひご覧ください。
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😨 握力低下で起こるリスクとは?
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「少し手の力が弱ってるだけでしょ」
「握力が弱っても、生活しにくい
だけじゃないの?」
握力低下についてそんな風に思う方も
いらっしゃるかもしれません。
ですが、
握力の低下は、
単に「物が持ちにくい」という
日常の不便さの問題だけには
とどまらず
全身の状態や病気のリスクと
関係しています。
握力と健康や病気の関連性について
世界17ヵ国
35~70歳の男女13万9,691に
4年間の健康診断を行い
調査した報告によると、
握力が5kg低下するごとに上昇する
複数のリスクがあることがわかりました。
握力の低下と関連するリスクには
次のようなものがあります。
〇死亡リスク:16%増加
(何らかの原因による死亡するリスク)
〇心血管疾患リスク::17%増加
〇心筋梗塞リスク:7%増加
〇脳卒中リスク::9%増加
〇早死リスク:
収縮期血圧(最高血圧)よりも
握力の方が、早死に関する
有意な予測因子である可能性
(Leong, Darryl P et al.
The Lancet)
このように、握力は手の筋力や
日常動作のしやすさ以上に、
「全身の健康状態や病気を予測する
バロメーター」
であると言えるのです!
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握力はどこでチェックできる?
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ここまで読むと、
「握力をチェックしたい!」
と思う方がいらっしゃるかと思います。
握力は握力計があればどこでも
場所をとらずに計測できます。
・病院
・体育センター
・自治体の施設
・教育施設
などにあります。
地域住民向けに握力を測定している
自治体もあるので
問い合わせてみると良いでしょう。
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握力が弱ってたらどうしたらいい?
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握力低下が気になる方は
ぜひ、握力を鍛えるとともに、
全身の筋力アップを目指しましょう!
握力は全身の筋肉の状態を
反映していることがわかっています。
そのため、握力だけにこだわらず
お好きな運動で体力アップを
目指しましょう!
参考までに
握力を鍛えるトレーニングを
お伝えします。
・ハンドグリップ
(握るトレーニング機器)
・グーパー運動
(手を強く握ったり開いたりする)
・タオル絞り
などがあります。
全身運動と一緒に
興味があるものを試してみては
いかがでしょうか。
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握力は、あなたの健康状態を
教えてくれる大切なサインです。
まずはあなたの握力をチェックした上で、
握力アップ&全身の筋力アップを意識して
健康的な毎日を送りましょう!