ヘルスケアマガジンバックナンバー日刊マガジン

運動や食事制限よりカンタンな健康寿命を伸ばす秘訣

この記事を読んでくださっている読者様は、
健康意識が高く、食事や運動、睡眠など
毎日気をつけてお過ごしだと思います。

ですが、そんな日々の努力を
全て無駄にしてしまい
一気に寿命を縮めてしまう
ある習慣がありますが

一体、何だと思いますか?

ヒントは、世界の中でも
日本人が最も多くやってしまっている習慣です。

…👂

答えは、

「座り過ぎ」の習慣

です。

日本人は世界でも
1番座っている時間が長いと言われています。
シドニー大学の調査では、

日本人が1日に座っている時間は、

世界20カ国中、もっとも長い
420分(7時間)ということが
わかりました。

デスクワーカーになると、
1日10時間以上も座っている
という報告があります。

長時間座り続けることは、

血行不良や代謝を低下させて、
死亡リスクを高めることがわかっています。

また、心筋梗塞、脳血管疾患、
肥満、糖尿病、がん、認知症などの
病気の発症リスクを高めるなど、

まさに、
過度の飲酒や喫煙と同じくらい
寿命を縮める最悪の習慣
なのです。

ですが、
お仕事でデスクワークが多い方も
安心してください!

ちょっとした工夫によって

座り過ぎの健康被害から
より手軽な健康法へと
変化させることができるのです!

そこで今日は、

◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◥
 座り過ぎを解消して
 より手軽な健康法に変える
    魔法の習慣
◣____________◢

をお届けします!

座り過ぎによる健康被害に関する
エビデンスはたくさんあります。

6万人を超える日本人を
7.7年間追跡した研究があります。

その結果、3つのことがわかりました。

1️⃣座りっぱなしの時間が
2時間増えるごとに、
死亡リスクが15%増加する

2️⃣生活習慣病がない人でも
日中の座位時間が長い人ほど
死亡リスクが高い

3️⃣週末などの余暇で運動量を増やしても、
死亡リスクを大きく下げることができなかった

この結果を見ると、

平日はデスクワークで
ほぼ座っているけれど

週末の2日間はジムで
運動しているから大丈夫!
と思っている人は、

少し認識を改める必要があります。

また、生活習慣病がある人の場合、
座位時間が長いと、

・脂質異常症では18%、
・高血圧では20%、
・糖尿病では27%

と、さらに死亡リスクが上がってしまう
ということがわかっています。

これらの結果だけ見ていると、

デスクワークの人は
早死にするしかないんじゃないか、
と不安になるかもしれませんが、

冒頭でも述べたように
悲観的になる必要は全くありません。

2016年の研究からわかったのは、

座っている間に
どんな頻度で立ち上がるかで
健康被害のリスクが大きく変わる
ということ。

メタボではない430人の働く人を
3年間追跡した研究があります。

30分以上連続して座り続けた人は、
30分未満の人より、

メタボ発生率が3倍近く
増えることがわかりました。

つまり、
1日のトータルの座位時間は同じでも、

連続して座っている時間が短い人の方が
より健康を維持しやすい

ということです。

さらに、興味深いのは、

立った時に、どんな強度で動いても
得られる健康効果に差はなかったそうです。

座りっぱなしから
健康を守るためには

運動の強度ではなく、
立ち上がる頻度が重要なのです。
座っていることが多い方は、

30分に1回は定期的に立ち上がる習慣
をつくることが大切です。

そこでおすすめは、

「ポモドーロ・テクニック」です。

ポモドーロ・テクニックとは、
25分間集中して仕事を行い、
5分間休憩することを繰り返す
という時間管理術のことです。

本来は、集中力の維持と
生産性の向上を目的としたものですが、

座りっぱなしを解消するための
健康習慣にも取り入れることができます。

25分間座って仕事をしたら、
とりあえず立ち上がり、

トイレ休憩やコーヒーブレイク、
ストレッチなどを挟むようにしてみましょう。

集中力と生産性、そして健康効果の
一石三鳥の効果が得られます。

毎回5分休憩が難しい場合は、
1分でも良いので、

とにかく座りっぱなしにならないような
意識付けをしてみてくださいね。

 

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