ヘルスケアマガジンバックナンバー日刊マガジン

認知症、勃起不全、高血圧を引き起こす〇〇不足

このような症状が気になる方は
いらっしゃいますか?

☑︎高血圧
☑︎傷の治りが遅い
☑︎うつや不安感
☑︎疲労
☑︎勃起不全や性欲の低下
☑︎記憶力や認知機能の低下
☑︎手足の冷え
☑︎視力の低下
☑︎眼の健康の悪化

これらは、ある物質が不足していて
引き起こされています。

その物質とは、何だと思いますか?

ヒントは、車の排気ガスに含まれている
気体です。

…👂

 

正解は、

一酸化窒素(NO)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

え?!大気汚染物質なのに?
と思われるかもしれませんが、

近年、NOは医学界で大変注目されている
私たちの健康に欠かせない物質です。

血管を健やかに保ち、

動脈硬化や糖尿病、関節炎、
認知症、緑内障など

様々な病気の予防に役立つ
ことがわかっています。

血管に驚くほどよい作用を
もたらすNOですが、

実は、体内でも自然に生成されています。

しかも!

自力で増やすことができるのです。

そこで今回の特集では、

◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◥
血管の救世主!
”NO”の最新研究

自己生成力の高め方
◣__________◢

についてお届けします。

一般的にNOは、
車や船舶の排出ガスや、
焼却炉、石油ストーブ、暖炉、
ガスコンロなどから発生する気体です。

環境汚染物質として知られていますが、

体内で生成されたNOには、
驚くほどの健康効果があります。

発見した研究者たちは
ノーベル賞を受賞したほどです。

実際に、NOには

1️⃣動脈を広げて血流をよくして
血圧を下げる

2️⃣傷ついた血管を修復し、保護する

3️⃣動脈硬化を予防する

といった効果があることが
わかっています。

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NOの体内生成の仕組み
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動脈は、内膜・中膜・外膜の
3層から成ります。

内膜には、内皮細胞という細胞があり、
そこでNOが作られて放出されます。

NOの材料となるのは、
アルギニンという必須アミノ酸です。

アルギニンは、

・成長ホルモン分泌
・筋肉増強
・男性機能の改善
など、

「活力」の源となるアミノ酸です。

アルギニンが内皮細胞で

酸素と酵素によって
シトルリンという物質に変わるのですが、

この過程で、生まれるのがNOです。

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自由気ままな気体 ”NO”の期待の効果
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世界の研究者が驚いたNOの大きな特徴は、
細胞膜を自由に通過できること。

動脈の内膜で作られたNOは、

動脈の中膜にある筋肉に作用し
筋肉を緩めて血管を広げます。

さらに、NOは血液にのって
全身をめぐり、

全身の血管を拡張するので、
血液は無理なくサラサラと
血管内を流れていきます。

つまり、
血管が勝手に広がってくれるので、

心臓がポンプ作用で
血液を強く押し出す必要がなくなるため

血圧が低下するのです。

ただし!

血管の広がりは、
放出されるNOの量によるため、

NOが不足すると
血管は硬く広がりにくくなり、

動脈硬化など血管の病気の
リスクが高くなります。

実際に、NOが不足すると
様々な病気のリスクが高まります。

例えば、

・2型糖尿病やメタボ
・関節炎や自己免疫疾患
・糖尿病、高血圧、脂質異常、認知症、がん
・慢性疲労
・不眠症や睡眠障害
・認知機能の低下や認知障害
・勃起不全
・緑内障

などです。

また、NOは、脳の健康や
認知機能にも重要です。

脳の神経細胞がお互いに
通信し合う際に、

NOは仲介役として働くからです。

つまり、NOがいなければ
電気信号が送受信ができなくなり、

私たちは、物事を覚えたり、
思考したりすることができなくなります。

2015年の研究では、

体内でNOが不足すると、

アルツハイマー病やパーキンソン病、
その他の神経変性疾患のリスクが高まり、
病気の進行を早めてしまう

ということがわかりました。

その他にも、NOは性機能においても
非常に重要な働きをしています。

2000年の研究では、

NOが陰茎の平滑筋をリラックスさせ
血流を増やすことで勃起を起こさせる

ということがわかりました。

また、NOとアルギニンの不足によって、
勃起不全を引き起こす可能性がある
ということもわかっています。

これほどまでに、
私たちの健康にとって必要なNO。

自力で増やせる方法があるなら
増やさないと損します!

そこで、明日は、

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NOを自力で増やす方法
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についてお届けします。

明日も楽しみにしていてくださいね!

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