毎日、体が重だるくてしんどい…
頭がぼんやりしてやる気が起こらない…
あまり食べないようにしているのに
体重がどんどん増える…
髪の毛は抜け、肌荒れが目立つ…
エネルギー不足で仕事もこなせない…
このような症状に悩み、
何度も病院で血液検査を受けるものの
原因がちっともわからないまま
長い年月が過ぎ去り、
「自分は太った怠け者だ」と
自己嫌悪に陥る日々を過ごしていませんか?
原因不明の不調はとても不安になりますが、
実は、これらの症状は、
甲状腺機能の低下が原因です。
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甲状腺から分泌されるホルモンは、
血液の流れに乗って、
心臓や肝臓、腎臓、脳など
体のいろいろな臓器に運ばれます。
そして、身体の新陳代謝を
活性化させるなど
大切な働きをしています。
そのため、甲状腺の機能が低下すると
代謝が落ちて、体のあらゆる
機能が低下します。
一般的に甲状腺の機能異常は、
血液検査で判断されます。
ですが、実は、現状の血液検査では
甲状腺の問題を見落とされる場合があります。
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イギリスの臨床医であり内分泌研究で有名な
Dr.キース・リトルウッドによると、
甲状腺の機能異常の放置は、
橋本病やバセドウ病などの
自己免疫疾患だけでなく、
線維筋痛症、過敏性腸症候群、
湿疹、歯周病などの
あらゆる健康リスクが高まるそうです。
そこで本日は、
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甲状腺機能低下の兆候と
機能を高めるための生活習慣
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についてお届けします。
まず、甲状腺ホルモンが体内で
正常に機能するまでの流れを見ていくと…
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脳の視床下部から
チロトロピン放出ホルモン(TRH)が分泌
↓
脳の下垂体でキャッチし
下垂体から甲状腺刺激ホルモン(TSH)が分泌
↓
甲状腺から不活性型の
甲状腺ホルモンT4が分泌
↓
肝臓で活性型甲状腺ホルモンT3に変換
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ちなみに、甲状腺ホルモンは
不活性型T4から活性型T3に
効率よく変換されることで
甲状腺機能を健康に保つことができます。
つまり、ホルモンと各臓器の
完璧なまでの連携プレーがあるからこそ
甲状腺ホルモンは体内で
正常に働くことができるのです。
そして、Dr.リトルウッドによると
血液検査では、TSHや不活性型のT4など、
一部のホルモンの数値だけを調べるため
「異常なし」と判断されるケースが多いそうです。
そのため、
本人は明らかに
体の異常を感じているのに、
検査ではどこも悪くない…
といったことが起こります。
特に、以下のような人は要注意です。
・体炭水化物ダイエットをしている
・ストレスが多い
・食生活が乱れがち
・プラスチックやパラベン(防腐剤)、
ダイオキシンなどの内分泌を
乱す物質に晒されている
こういった人は、
TRH→TSH→T4→T3の
連携プレーのどこかが崩れています。
特に、内分泌を乱す化学物質、
いわゆる環境ホルモンは、
女性ホルモンのエストロゲンを真似るものが多く、
体内でエストロゲン過剰の状態になります。
エストロゲンが増えすぎると
甲状腺ホルモンの産生が抑制され
機能異常を起こすのです。
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検査では判明しない場合
どうすれば良いのか?
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次の項目に当てはまるかどうか
確認しましょう。
◻︎脈拍がおかしい(ドキドキする)
◻︎体温が以前より低くなった
◻︎コレステロール値が高い(250mg/dl以上)
◻︎手足の冷え
◻︎疲労感
◻︎無気力
◻︎体重増加
◻︎記憶力の低下
◻︎動きがゆっくりになる
◻︎抜け毛や乾燥肌
◻︎便秘
◻︎汗をかかない
このような症状のある方は
検査値が正常であっても
甲状腺が正しく機能していない
可能性があります。
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もしかしたら甲状腺の
機能異常かもと思ったら…
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血液検査では、細かく色々な種類の
ホルモン値を調べてもらうことを
お勧めします。
そして、自分で取り組めることとして、
まずは、食事を見直しましょう。
見直すポイントは3つ。
1️⃣油の種類
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Dr.リトルウッドは、
リノール酸を多く含む油の大量摂取に
警鐘を鳴らしています。
細胞がダメージを受けて
活性型甲状腺ホルモン(T3)を
使えなくなってしまうからです。
2️⃣十分なタンパク質と炭水化物の摂取
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特に低炭水化物ダイエットは
甲状腺に大打撃を与えるそうです。
良質なタンパク質と
健康的で消化の良い炭水化物を摂ることで、
甲状腺ホルモンT4→T3への
変換が促されます。
3️⃣良好な腸内環境
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栄養素を効率よく
消化吸収できるように
腸内環境が悪いと感じる方、
便秘や下痢などお腹のトラブルが多い方は、
腸活に取り組まれることをおすすめします。
食事の改善をしつつ、
環境ホルモンに晒されないように
プラスチックの使用を避けるなど
日々の生活に気をつけてみてください。