ヘルスインフォメーションの大井です。
少しずつ梅雨入りした地域が
出てきましたね。
気圧の変化が大きいこの時期は、
体調を崩しやすく、
めまいなどの症状が出る方も多いようです。
めまいって、
朝起きた瞬間に天井がぐるぐる回る
洗顔時にふらっとなることがある
じっと立っていると
ふわふわ揺れている感じがする
片足立ちがしづらくなった
病院で異常なしと言われたが、
数か月めまいが続く
のような症状があって、
本当にしんどいですよね。
めまいが生じると
投薬や安静、点滴のほか
脳の病気が原因の場合は
専門医による治療が必要なこともあります。
発症当時から時間が経過すると
症状が軽快していく方が多いですが、
慢性的なめまいが長期間続き
生活にお困りの方も多くいらっしゃいます。
そして、その慢性的なめまいの方は
「めまいはなかなか治りづらい」
と思っている方が多いですが、
ある対処法で
7割以上の方が軽快しているとの
報告がありました。
少しでもつらい症状が軽くなるのなら
ぜひ、試してみたいと思いませんか?
そこで本日は
■□━━━━━━━━━━□■
めまいの正しい対処法
症状を楽にする体操もご紹介
■□━━━━━━━━━━□■
のテーマでお届けします。
本日もよろしくお願いします。
◆めまいとは
==================
平衡機能学会によると
めまいとは次の3つの症状を指します。
・ぐるぐる回る感覚(回転性めまい)
・ふわふわと浮いているような
感覚(浮動性めまい)
・フラフラして立っていられない感覚
(不安定感)
フラフラ感に関しては
「ふらつき」と言われることも多いですが
こちらも「めまい」に含まれます。
めまいで悩む方は日本全国で
およそ300万人にのぼると言われており
多くの方が経験する病気です。
めまいと言えば脳の病気、と思っている方が
多いかもしれませんが
実はこんなに多くの原因があります。
————————————
・内耳のトラブル
良性発作性頭位めまい症
前提神経炎
加齢による平衡障害 など
・脳の病気
・心臓の病気
・ストレスや自律神経の乱れ
————————————
そのうち救急受診される方の8割は
内耳のトラブルによるめまいです。
内耳には「三半規管」や「耳石器」という
体の回転や傾きを感知してバランスをとる
センサーがあり、
そこにトラブルが起きると、
脳に送られる情報に“ズレ”が生じ、
体は「揺れている」「回っている」と錯覚し、
めまいが起こります。
注意が必要なのは
めまいの影に脳や心臓の疾患が
隠れている場合があること。
東京版救急受診ガイドによると
めまいに加えて
以下の症状がある時には
救急受診がすすめられています。
・手足の動かしにくさ
・しゃべりにくい
・目が見えにくい
・脈が極端に速い・遅い・乱れている
・胸の痛み
・突然めまいが起こった
・頭痛がある
緊急でない場合にも
めまいが生じたら、一度は
耳鼻科、脳神経科(外科・内科)などで
相談されるとよいでしょう。
◆寝ていても治らない
==================
発症したばかりのつらい時期には
安静にしていると楽になりやすく
無理をせずゆっくり休むことも大切です。
ですが、
安静にしすぎていると
治りにくくなることがあります。
症状が出そうで怖いから
寝ていたくなる…
という方が多いですが
「積極的に動かして鍛える」ことで
改善しやすいことがわかっています。
そのため、症状が落ち着いてきたら
少しずつ体を動かすようにしていきましょう。
そこで、最近注目されている
「新井式めまい体操」についてご紹介します。
◆ 新井式めまい体操とは?
==================
新井式めまい体操は、
さまざまなめまいに対応した体操です。
特別な運動によって、
私たちの脳が持つ「適応力」を引き出し、
バランス機能を改善していきます。
これまで延べ22万人が実施したところ
7~8割の方が改善しているのだとか。
せっかくならめまいやふらつきを軽くして
今まで通りの生活を
していきたいと思いませんか?
ぜひ今日からやってみましょう。
◆今日から始める!めまい改善体操3選
==================
①速い横
——————————
・両腕を肩の高さに上げて肩幅より少し広めに開く
・両手の親指を立てる
・頭は動かさず、「目だけで」左右の親指を
交互に見る
・声に出して数えながら20回
②ふり返る
—————————
・どちらかの腕を体の前に伸ばし
親指を立てる
・親指から視線を外さずに
頭を左右に回す(各20回)
③50歩足踏み
—————————
・目を開けたまま、その場で50歩足踏み
※転倒リスクがある方は、
必ず壁や椅子を支えにしてください
※無理なく1日1回程度から始めましょう
============
今回ご紹介した体操は
道具も不要で、簡単に実践できるものばかりです。
つらいめまいが続いていたら
無理のない範囲で実践してみてくださいね。