日本のソウルフードの一つ
と言えば、【納豆】
あなたは普段から納豆を
食べることが多いですか?
納豆は、ぬか漬けや味噌、
キムチなどと同じ発酵食品であり
健康食の一つであることは
皆さんもご存じだと思いますが、
実は、納豆には、
他の発酵食品にはない
ちょっと変わった特徴があります。
この特徴ゆえに、
納豆は、
日本人の腸が喜ぶ
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最高のスーパー腸活フード
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とも言えるのです!!
そして、特徴や効果を
知って食べるのと知らずに食べるのでは
体への効果も変わってくるという
研究もあるくらいなので、
本日は、
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他の発酵食品にはない
納豆だけのすごい特徴を知って
納豆パワーで腸元気に!!
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をテーマにお届けします!
納豆は、煮大豆に納豆菌を加え
発酵させると出来上がります。
納豆菌とは、枯草菌(こそうきん)と呼ばれる
細菌の一種で、納豆づくりに欠かせません。
納豆菌は、とても身近な場所に
自然に生息しています。
例えば、稲わらや枯れ草、
田んぼや畑などです。
そのため、たまたま
「煮豆」と「わら」が出会ったことで
納豆ができたと考えられています。
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納豆のナニが
そんなに腸に良いの?
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納豆が腸にイイ理由は
大きく3つあります。
1️⃣2種類の食物繊維を同時に摂取できる
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そもそも発酵させる前から
大豆は腸にとってよい食品です。
というのも、
水溶性と不溶性の両方の
食物繊維を含んでいるからです。
水溶性食物繊維は、
腸内の善玉菌のエサとなり、
腸内フローラのバランスを
整えてくれます。
不溶性食物繊維は、
便のかさを増やすので
大腸が刺激され、
便通がスムーズになります。
2️⃣たんぱく質が吸収されやすい
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たんぱく質の多くは、アミノ酸が
鎖のように連なっています。
そのため、腸で吸収するには
アミノ酸として鎖をバラバラに
分解しないといけません。
通常、タンパク質の分解は
体内の酵素を必要としますが、
納豆は、食べる前から
納豆菌が作り出す
「タンパク分解酵素」によって
すでに多くのタンパク質が
分解されています。
だから、体内の酵素を減らすことなく
アミノ酸をスムーズに吸収できるのです。
3️⃣納豆特有のネバネバ成分が腸に効く!
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納豆好きの方は、よくかき混ぜて
ネバネバの糸をたくさん出してから
食べる方が多いのではないでしょうか。
糸を引く納豆のネバネバの正体は、
納豆菌が大豆の成分を分解するときにできる、
「グルタミン酸」というアミノ酸と
「フルクタン」という糖質です。
グルタミン酸はうま味成分の一種で、
納豆をおいしくするのと同時に
細い糸を形成します。
フルクタンは、水溶性食物繊維に分類され、
ヒトの消化酵素で分解されず、
腸まで到達して腸内細菌のエサになります。
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他の発酵食品と比べると
ナニが違うの?
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東京農業大学教授
石川森夫先生によると、
ぬか漬けやキムチなど
多くの発酵食品は、
「しょっぱさ」と「酸っぱさ」で
腐敗細菌を殺して保存性を高めますが、
納豆は、塩や酸味がなくても
腐敗細菌が増える前に
納豆菌がその場を支配して
独自の世界をつくるそうです。
そのため、納豆は生きた菌を
たくさん含んだ状態で
そのまま食べることができる
食品なのです。
もし同じ量の菌を
漬物や味噌から摂ろうとすると、
確実に、塩分過多になってしまいます。
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納豆を食べる時の注意点
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①過度な加熱は避ける
グツグツ煮たり、カラカラになるまで
炒めてしまうと、納豆菌の酵素の形が
変わってしまいます。
特にナットウキナーゼは、
血栓を溶かす働きが期待される酵素ですが、
加熱するとその活性が失われて
効果が激減します。
②納豆を食べ過ぎない
腸に良いからと言って
毎日大量に食べるのはよくありません。
大豆に含まれる「大豆イソフラボン」には
女性ホルモンに似た作用があります。
そのため、大豆イソフラボンの過剰摂取は
ホルモンバランスを崩し
甲状腺機能に影響を及ぼすことが
わかっています。
厚生労働省によると、
イソフラボン摂取量の目安は、
64〜76mg/日で、
1日上限摂取量は、
70~75mg/日とされています。
豆腐であれば約300g、
納豆であれば2パックが
1日上限摂取量の目安となります。
ですので、1日1パックが適量といえます。
最後に、納豆についているタレは、
最強の健康食品「納豆」を
台無しにしてしまいます。
最近では、色々な種類の味のタレやからしが
付いていますが、
人工甘味料や化学調味料、保存料など
たくさんの添加物が使われています。
添付のタレやからしの代わりに、
しらすを入れたり、
亜麻仁油とお醤油や
天然塩などでも
美味しくいただけます。
また、オクラやめかぶ、山芋など、
ネバネバ系の野菜と一緒に
食べるのもおすすめです。
ぜひ、美味しい食べ方を見つけて
納豆パワーで腸元気を目指してくださいね!