日刊マガジン

40代以降の女性は要注意!”心臓”への脂肪蓄積

ヘルスインフォメーションの
Masaです。

本日のメルマガでは、
近年注目されている

「異所性脂肪」について、
リスクと改善方法を徹底解説します。

異所性脂肪は、
見た目や体重だけでは
判断できない

“隠れた健康リスク”です。

生活習慣病や
臓器障害の原因となるため、

正しい知識と対策が重要です。

以前発信した
内臓脂肪の内容で

痩せているから大丈夫。

と甘くみていると
とても危険ですので
ぜひご自身の体と向き合うタイミングにしてくださいね。

それではまず

異所性脂肪とは何か
説明していきます。

皮下脂肪や内臓脂肪とは異なり、
本来脂肪が蓄積されるべきでない

・臓器
・組織

⇨肝臓、膵臓、心臓、筋肉などにたまる
脂肪のことです。

皮下脂肪や内臓脂肪が増えすぎて
蓄積しきれなくなると、

余った脂肪がこうした
“場違い”な場所に蓄積されます。

日本人は皮下脂肪が
たまりにくい体質のため、

欧米人よりも
異所性脂肪が蓄積しやすい傾向があります。

では、その異所性脂肪が
蓄積されるとなぜ危険なのか?

異所性脂肪のリスクについてです。

異所性脂肪が危険視される
最大の理由

それは。。。

臓器の機能障害や
生活習慣病のリスクを高めることです。

例えば、
<肝臓に蓄積すると…>
脂肪肝(非アルコール性脂肪性肝疾患)を
引き起こし、

進行すると肝炎や肝硬変、
肝がんの原因となります。

<膵臓に蓄積すると…>
インスリン分泌が低下し、
糖尿病の発症リスクが高まります。

<心臓やその周囲に蓄積すると…>
狭心症や心筋梗塞などの
心血管疾患を引き起こす可能性があります。

<骨格筋に蓄積すると…>
インスリンの効きが悪くなり、
糖尿病や代謝異常、筋力低下(サルコペニア)の
リスクが高まります。

また、

異所性脂肪が増えると、
慢性的な炎症やインスリン抵抗性(脂肪毒性)を引き起こし、
動脈硬化やさまざまな代謝異常につながります。

痩せているからと言って油断できないのが
この異所性脂肪で

「太っていないから大丈夫」と思いがちですが、

異所性脂肪は痩せている人にも
蓄積することがあるため、

見た目だけでは判断できません。

特に中高年以降や女性の閉経後は、
脂肪の蓄積パターンが変化し、
異所性脂肪が増えやすくなります。

そうして、
異所性脂肪が蓄積されていけば

・非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD/NASH)
・2型糖尿病
・高血圧・脂質異常症
・動脈硬化・心筋梗塞・狭心症
・サルコペニア(筋肉減少症)
・慢性腎臓病

こういった疾患と症状などが
出てくるリスクがグンと高まり

これらは単独で発症するだけでなく、
メタボリックシンドロームとして
複合的に進行することが特徴です。

そんな様々な健康リスクを高める

異所性脂肪を減らすための基本戦略として

異所性脂肪の改善には、

生活習慣の見直しが

不可欠です。

具体的には

「食事」
「運動」
「体重管理」

この3本柱が重要です。

まず「食事療法」のポイントですが

・摂取カロリーの適正化
食べ過ぎを避け、1日あたりの摂取カロリーを適正に保ちましょう。

・バランスの良い食事
主食・主菜・副菜をバランスよく摂取し、糖質や脂質の過剰摂取を避けます。

・オメガ3系脂肪酸の活用
魚やナッツ類に含まれるn-3系脂肪酸は、異所性脂肪の蓄積を抑制し、肝臓や心臓の健康維持に役立つとされています。

・急激な減量はNG
急に体重を減らすと筋肉も減少しやすく、サルコペニアのリスクが高まります。徐々に減量することが大切です。

次に「運動療法」のポイントです。

・有酸素運動が効果的
ウォーキングやジョギング、サイクリングなどの有酸素運動は、内臓脂肪や異所性脂肪の減少に有効です。

・週150分以上を目標に
厚生労働省は、1週間に150分以上の中強度の有酸素運動を推奨しています(例:1日30分×週5日)。

・筋トレも取り入れる
筋肉量の維持・増加は、基礎代謝アップとインスリン感受性の改善につながります。自重トレーニングやダンベル体操などもおすすめです。

・日常の活動量を増やす
エレベーターより階段を使う、こまめに歩くなど、日常生活の中で活動量を増やすことも効果的です。

最後に、「生活習慣全体の見直し」

・飲酒の節度
アルコールは脂肪肝や異所性脂肪のリスクを高めるため、節度ある飲酒を心がけましょう。

・禁煙
喫煙は動脈硬化や慢性炎症のリスクを高め、異所性脂肪の悪影響を増幅させます。

・十分な睡眠とストレス管理
睡眠不足やストレスはホルモンバランスを乱し、脂肪の蓄積を促進します。規則正しい生活リズムを保ちましょう。

 

基本は生活習慣改善ですが、
重度の場合や合併症がある場合は、

医師の指導のもとで薬物療法や外科的治療が
検討されることもあります。

また、

異所性脂肪の蓄積メカニズムや
新たな治療法の研究も進んでおり、

今後さらなる予防・改善法の発展が期待されています。

今日からできる異所性脂肪対策として

・食事の見直し(バランス・適量・オメガ3系脂肪酸の摂取)
・有酸素運動と筋トレの習慣化
・体重・腹囲の定期チェック
・飲酒・喫煙・睡眠・ストレス管理の徹底
・定期健診で肝機能や血糖値、脂質をチェック

この中から一つはぜひ
今日から意識してやってみて欲しいなと思います。

一気にやる前に一つずつやってみましょう!

異所性脂肪は「見えないリスク」ですが、
日々の積み重ねで十分に
予防・改善が可能です。

健康寿命を延ばすためにも、
今日からできることを一つずつ始めてみましょう!

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

それではまた。

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