ヘルスインフォメーションの
大井です。
日中は汗ばむくらい暖かい陽気の日も
増えてきました。
この季節は気候も良く、
思わずお出かけしたくなりますよね。
でも中には、
・最近、外出する機会が減った
・休日は家でゴロゴロしている
・段差につまずくようになって
歩行がしづらくなった
・疲れやすくて何をするにも面倒に感じる
という方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
もし今あなたが、
こういった不調を感じているなら
今日の記事を最後までお読みください。
この症状は、
実は将来
要介護のリスクが4.6倍になる
—————————————
”フレイル”かもしれません。
もし、単なる年齢のせいだからと
見過ごしている間に
介護が必要になってしまったら…?
・ご家族に多大な負担をかけてしまう
・莫大な費用がかかる
・トイレや入浴にも
手伝いが必要になる
・旅行はおろか1人で外出も
できなくなる
など、自分自身だけでなく
周囲の人の自由を奪うことになります。
そこで本日は
要介護状態のリスクを低下させて
イキイキと若々しい老後を送れるように
■□━━━━━━━━━━━□■
ちょっと衰えただけですまない
フレイルの恐怖
セルフチェック&今すぐできる対策
■□━━━━━━━━━━━□■
についてお送りします。
よろしくお願い致します。
==================
健康と要介護の間の状態
=「フレイル」
==================
フレイルは日本老年医学会が
提唱している考え方で
「健康な状態と要介護状態の
間にある、心身が弱ってきた状態」
のことです。
フレイルに該当すると
要介護リスクが4.6倍に跳ね上がります。
(フレイル・ロコモ克服宣言2022)
様々な要因で陥るフレイルですが
直接的な原因としては以下の3種類があります。
1 身体的要因
筋力低下、臓器の衰えなど
2 社会的要因
1人暮らし、引きこもりなど
3 精神・心理的要因
認知機能低下、うつなど
フレイルは簡単な項目でチェックできるので
該当しないかどうかを、
ぜひ確認してみましょう。
▼フレイルセルフチェック
————————————
・体重減少:
(年間4.5kgまたは5%以上の体重減少)
・疲れやすい:
(何をするのも面倒だと週に3-4日以上感じる)
・歩行速度の低下
・握力の低下
・身体活動量の低下
————————————
これらのうち3つ以上当てはまるとフレイル、
1,2項目の場合はフレイルの前段階だと
診断されます。
そして意外なことに、フレイルでは
肥満よりも体重減少の方が
改善すべき状態だとされています。
というのも、老年期以降は
BMIの数値が低いと
死亡率が上昇するからです。
(BMI:体重と身長で出す肥満や低体重
の判定に使う数値)
老年期に体重が減少すると
栄養状態が悪化し
様々な機能が衰えてしまいます。
ですので、しっかり栄養を摂り
適性な体重を維持することが
大切です。
ここまでお読みになって
ご自身やご家族が
「フレイルに該当してたけど
どうしよう…」
と不安に思われている方が
いらっしゃるかもしれません。
ですが、ご安心ください。
フレイルは対策することで
改善できる状態です。
今すぐ対策することで
生涯にわたって元気な生活を目指せるので
ぜひ対策してみませんか。
ここからは簡単にできる
フレイル対策についてお伝えします!
==================
フレイル対策3選
==================
1 社会参加
———————
「社会とのつながりの喪失」
はフレイルのきっかけとして
多いものです。
退職後なども
・地域のボランティア活動
・趣味や学習活動(公民館、カルチャーセンターなど)
・シニア向け就労
・友人、隣人との交流
など社会とつながる場を
持ちましょう。
2 食事
———————
極端な低体重や肥満を防ぐためにも
バランスの取れた食事が
大切です。
以下を意識してみましょう。
・主食・副菜・主菜・汁物を
しっかり摂る
・筋肉の元となる魚や肉、卵、大豆製品
牛乳や乳製品を意識して摂取
3 運動
———————
筋力・体力の維持により
フレイルを防止できます。
まずは少しずつ体を動かす時間を
増やすことを目指しましょう。
社会的つながりを持てる
地域の運動教室などを
探してみるのもおすすめです。
自分でやるのであれば、
筋トレと有酸素運動を両方取り入れると
効率良く足腰が鍛えられます。
▼有酸素運動
・ウォーキング
・早歩きとゆっくり歩きを繰り返す
・水中運動や水中歩行
▼筋トレ
・体重による筋肉トレーニング
・チューブトレーニング
(ゴムをひっぱって鍛える)
フレイルは要介護につながるリスクが
高い状態ですが
今から対策すれば改善させることができます。
ぜひ、今すぐできることから始めて
イキイキと元気な生活を送るために
本メルマガをお役立ていただけると
嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。