日刊マガジン

【要介護原因:3位】●●の怖いリスクと予防法

ヘルスインフォメーションの大井です。

普段の生活の中で
段差でつまづきかけたり
濡れた道で滑ったり、

「転びそうになってハッとした…」

そんな経験はありませんか?

年齢を重ねると、
転倒するリスクだけでなく
転倒によるダメージも大きくなります。

若い頃は
「転んで痛かった」ですむことも
多いですが、

年齢を重ねると転倒は
想像以上の深刻な影響を
与える可能性があります。

そこで本日は

■□━━━━━━━━━━━□■
「たかが転んだだけ…」
ではすまされない!

絶対に避けたい転倒の
リスクと予防法
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についてお伝えします。

ご自身だけでなく
遠方のご家族の状況もチェックして、

ぜひ転倒予防に役立ててくださいね。

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転倒によるリスクとは
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「ちょっと転ぶくらい
大丈夫じゃない?」

ついそう思いがちな転倒ですが
その後の生活に与える影響は
非常に大きいというデータがあります。

厚生労働省の調査によれば、

介護が必要になった原因の
第3位が「骨折・転倒」でした。

(1位:認知症、2位:脳血管疾患)

また、令和4年の調査では
転倒・転落・墜落事故による
死亡者数は年間10809人です。

これは、交通事故による死亡者数の
5倍にものぼります。

たった一度の転倒が、
その先の人生を大きく変えてしまう
かもしれないのです。

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転倒の原因は?
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転倒の原因には、大きく分けて

☑体に関する要因と
☑環境に関する要因

の2つがあります。

具体的に見ていきましょう。

▼体の要因

・加齢による筋力やバランス能力の低下

・薬などの副作用によるふらつき

・運動不足による
運動能力や感覚能力の低下

年齢とともに筋力や感覚が衰えることで
小さな段差でもつまずきやすくなったり
バランスを崩しやすくなったりします。

▼環境の要因

家の中や外の環境も、転倒リスクを
左右します。

・暗い照明
・段差
・ぐらついた家具
・滑りやすい床
・まくれた絨毯
・すべりやすい靴
・合わない杖

ちょっとした不注意や、身の回りの環境が転倒を引き起こすこともあるのです。

▼自宅内の転倒で最も多かった場所

実は自宅内の転倒事故は、特定の場所で
起こりやすいことがわかっています。

1位 浴室や脱衣所
2位 庭・駐車場
3位 ベッド・布団
4位 玄関
5位 階段

これらの場所では特に注意が必要です。

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転倒防止のポイント
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元気に生活を続けるためにも、
できるだけ防ぎたい転倒。

実は今すぐにでもできる対策が
たくさんあります!

できることから少しずつ試してみて
くださいね。

1 家の環境を整える
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転倒防止のためにすぐにできる対策は
家の環境を整えることです。

・暗い廊下に照明をつける

・風呂場や脱衣所に滑り止めマットを
敷く

・段差や階段、玄関に
手すりや滑り止めを用意する

・転びやすい靴下やスリッパを避ける

ちょっとした工夫を積み重ねるだけで
転倒リスクを大きく減らすことが
できます。

2 運動する
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体をできるだけ動かす習慣をつけて
筋力を維持することも
転倒予防には欠かせません。

運動に慣れていない方は
座る時間を減らして
立ったり歩いたりする時間を
増やすことから始めてみましょう。

一方、運動に慣れている方は

筋力を高めるトレーニングと
バランス運動を組み合わせると
より効果的です。

(Sun M, Min L, 2021)

たとえば、
スクワットなどの筋力トレーニングと
片足立ちなどのバランス運動を
セットで行うのもおすすめです。

手すりのそばで行うなどして
転倒予防には気をつけて
くださいね。

3 薬を相談する
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「薬を変えたらふらつきがひどくなった」

そんな場合は、医師に相談することで
調整できる可能性があります。

気になる症状があれば
早めにかかりつけの医師に
相談することをおすすめします。

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ご自身やご家族の生活環境を見直すだけで
転倒を防ぎ、いつまでも元気に暮らせる
可能性が高まります。

ぜひ、できることから取り入れてみて
くださいね。

最後までお読みいただき
ありがとうございました!

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