ヘルスインフォメーション大井です。
今日は体が硬い方、
関節が思うように動かないという方に
是非見ていただきたい内容です。
あなたは、これらに
思い当たることはありませんか?
バンザイすると腕が耳まで上がらない
和式トイレでしゃがめない
朝起きた時などに
体ががちがち
ヨガやストレッチのポーズが
できない
ブラジャーのホックに手が届かない
歩幅が小さく、周りの人より
歩くのが遅い
など、これらは
体の柔軟性が低下しているサインです。
そしてこの柔軟性
「ちょっと体が硬いだけだし…」
と思ってそのままにしている方も
多いと思いますが、
実は、恐ろしいリスクに関係している
という重大な事実が分かりました。
そのリスクというのが、
『死亡リスク』です。
2024年に発表された国際共同研究では、
46~65歳の男女3,139人を
約13年にわたって追跡しました。
その結果
柔軟性が低い人は高い人と比べて
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男性では1.87倍
女性では4.78倍
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死亡リスクが跳ね上がる
ということが示されました。
(Claudio Gil S Araújo、2024)
柔軟性が死亡リスクにも直結するとなると、
「ちょっと体が硬い」などといった
悠長な話ではなくなってきます。
このまま体の硬さを放っておくと
転倒しやすくなり
怪我のリスクが増し
やがて早死にしてしまう…
そんな恐ろしい未来が待っています。
そんなことにならないように、本日は
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体が硬いと死亡リスク4倍!?
今すぐ柔軟性を高めて
健康寿命を伸ばそう
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のテーマでお届けします。
本日もよろしくお願いします。
◆柔軟性とは?
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そもそも柔軟性とは
筋肉の伸びやすさと
それに伴う関節の動きやすさのことです。
柔軟性が高いと
体を自由自在に動かすことができて
日常でもスポーツでも
動作全体がスムーズになり
バランスが整い、
転倒防止にもつながります。
冒頭でお伝えした研究では
被検者の7つの関節
(足首、膝、股関節、体幹、手首、肘、肩)
合計20個の動きを通じて
柔軟性を数値化・評価しました。
先程の結果の他にも
・柔軟性が高い人ほど死亡率が低い
・女性は平均的に男性より35%柔軟性が高く
より健康的な傾向
などの結果がわかりました。
つまり、あらゆる関節の動きやすさが
寿命や健康寿命を伸ばすためには
大事だということです。
では、なぜ柔軟性は
低下するのでしょうか。
◆柔軟性が低下する原因は?
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柔軟性が低下する要因としては
・加齢
・運動不足
・日常での姿勢
・筋肉の疲労と緊張
などがあり、
日々の姿勢や動作の蓄積によって
筋肉はどんどん硬くなっていきます。
筋肉が硬くなると
筋肉につながっている関節の動きも悪くなり
スムーズに動けなくなり、
日常生活にも支障が出るという
悪循環になっていきます。
そして、これらの悪循環を断ち切るために
有効なのが「ストレッチ」です!
ストレッチを行うことで
・筋肉の柔軟性が向上し
・リラックス効果が高まり
・関節の動きやすさが広まり
・姿勢が改善し
・転倒予防にもなる
と、うれしい効果が期待できます。
ぜひ日常生活に
取り入れてみてください。
◆健康寿命を伸ばすストレッチ4選!
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ぜひ取り入れたいストレッチを
厳選して4つご紹介しますね。
日中座っている時間が長いという方も
いらっしゃるかと思うので、
座りながらできるものも入れました。
※ストレッチの注意点※
けがを防止するために
以下を守って行うことが大切です。
・反動をつけずゆっくり行う
・痛くなく気持ち良い程度に伸ばす
・呼吸を止めない
これらを守って
無理なく行いましょう。
運動を禁止されている場合には
主治医の先生にご相談ください。
1 胸を広げるストレッチ
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胸の筋肉を広げると
呼吸がスムーズになります。
・イスに座って両手を組む
・両手を組んだまま
ゆっくりと上げる
・無理のない範囲まで上げて
ゆっくりと下ろす
10回×2セット
2 体幹をねじるストレッチ
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体幹をストレッチすると
姿勢を保ちやすくなり、
手足の動きもスムーズになります。
・イスに座って背筋を伸ばす
・両手を組んだまま体幹を右方向にねじる
・右方向に回した後、反対の左方向にねじる
・ゆっくりと姿勢を元に戻す
10回×2セット
3 太もものストレッチ
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・イスに座って片方の足をのばす
・体を前に倒して
伸ばした足の足首を触る
足首まで届かない場合は
すねでもOK。
10回
4 ふくらはぎのストレッチ
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ふくらはぎが柔らかくなると
足首の柔軟性が増し、しゃがみやすくなります。
・転ばないように壁に手をついて立つ
・片方の足を後ろに大きく引き
ふくらはぎを伸ばす
(前脚の膝は軽く曲げる)
・後ろ足のつま先を地面につけたまま
かかとを内側外側に動かす
内側・外側×10セット
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いかがでしたか?
どれも気軽にできるものばかりなので
テレビを見ながら
食事の前後など
椅子に座るタイミングに合わせて
やってみてくださいね。
しなやかな体を取り戻して
健康寿命を伸ばしましょう!