ヘルスインフォメーションの大井です。
突然ですが、あなたは普段
どうやって移動することが多いですか?
車でさっと
電車で気楽に
のんびり歩いて
なるべく外出を控えている・・・
などなどいろんな方が
いらっしゃることと思います。
さて、今回お伝えしたいのは
「あるもの」に乗ることで、
死亡リスクが31%下がる
という驚きの事実です。
そのあるものとは、、、
自転車です!
「え?そんなもので?」
と、思われたかもしれませんが、
これは、日本国内の研究により、
はっきりと示された結果です。
実際に、自転車に乗る人は
利用しない人に比べて
死亡リスクが31%低く
要介護リスクが26%低い
ということが明らかになりました。
自転車に乗るだけで
健康的に長生きできる可能性が高まるなら
ぜひ使いたいと思いませんか?
そこで今回は
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寿命をのばす新たな方法
自転車を活用して
健康寿命を伸ばそう!
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のテーマでお送りします。
本日もよろしくお願いいたします。
◆どんな研究?
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今回ご紹介したのは
筑波大学が約6,385人の高齢者を
10年間追跡した研究です。
その中でわかったことは、
以下のような結果でした。
・自転車を週に1日以上
1分~74分利用していた人は
→死亡リスクが17%減少
→要介護リスクが14%減少
・自転車を利用していて、なおかつ
車を運転しない人は
→死亡リスクが36%減少
→要介護リスクが23%減少
・車を運転しない人は
→新たに自転車を使い始めるだけでもリスクが低下
→継続的に使うことでさらに効果が高まる
(Kenji Tsunoda。2025)
つまり、
「自転車は健康寿命や寿命を伸ばすことに役立ち、
特に車を運転しない人にとって効果が大きい」
といえるのです。
◆自転車で寿命が伸びる理由
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では、なぜ自転車で寿命が
延びるのでしょうか。
他の研究や考察では、自転車の利用によって
・身体活動が増える
・外出することで社会参加が増える
・行動範囲が広がり、生活の質が向上する
といった要因が挙げられています。
今後は
電動アシスト自転車ではどうなのかといった
研究が進められる予定です。
いずれにせよ
体を動かす
行動範囲を広める
人と会う機会を増やす
といった習慣が健康に導くカギだと
言えそうですね。
とはいえ、無理は禁物です。
転倒は要介護リスクのトップです。
自転車で転倒してしまっては
ケガや骨折、それ以上の重大なダメージにつながり
かえって健康を害する結果にもなりかねません。
そこで、そのような事態を避けるためにも
安全に自転車に乗るための注意点を
お伝えします。
すでにご存知の内容かもしれませんが
大切に乗るためのポイントとして
改めてご確認くださいね。
◆転倒を防止して
快適に自転車を楽しむ4つのポイント
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① 体格に合った自転車を選ぶ
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・サドルに腰を下ろして、両足をしっかり地面に着く
・膝が軽く曲がる高さ
・ハンドルの高さは、サドル面と10cmほどの差が目安
② 横断時は「自転車を降りる」方が安全
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こぎ出しはバランスを崩しやすいため、
道路を渡るときは必ず降りて、押して渡る
③ヘルメットを着用する
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・令和5年からヘルメットの着用が
努力義務化
・万が一の転倒に備え
ヘルメットを着用して頭部を守る
④交通マナーを守る
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・70歳以上の方で不安な方は
ゆっくりであれば歩道を通行できる
・車道を通行するときは左側を徹底
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自転車は、健康への効果だけでなく
膝への負担を抑えながら移動できるという
メリットもあります。
まずは天気の良い日に、
スーパーや図書館など、
近所のお出かけに
自転車を使ってみてはいかがでしょうか?
安全に気をつけながら、
体も心も軽やかになる毎日を
始めていきましょう!