日刊マガジン

🧠認知症予防に繋がる、歯と口の健康習慣🦷👄

ヘルスインフォメーションのMasaです。

本日のテーマは

6月4日から始まる
「歯と口の健康週間」

この時期は、
普段あまり意識しない
「お口の健康」について
考えるタイミングです。

今回は、
+最新の知見や習慣、
+日々のケアのコツ、

そして

+全身の健康と口腔ケアの深い関係まで、

幅広くお伝えします。
ぜひご家族やご自身の
健康管理にお役立てください。

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歯と口の健康週間とは?
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「歯と口の健康週間」は、
毎年6月4日から10日まで
全国で実施される啓発週間です。

目的は、
むし歯や歯周病などの
予防を通じて国民の健康を守ること。

今年2025年の標語は

「歯みがきで 丈夫な体の 基礎づくり」

心と体を支える歯と
口の健康づくりを
重点目標に掲げ、

乳幼児期から高齢期まで、
すべてのライフステージにおける

正しい知識の普及とセルフケア、

定期的な歯科受診の習慣化を
呼びかけています。

なぜ「お口の健康」が大切なのか?
そう気になる方もいるかと思いますが

口腔内の健康は、
単に「歯が痛くない」
「虫歯がない」だけではありません。

歯や歯ぐきが健康であることで、
以下のようなメリットがあります。

食事をしっかり噛めることで
消化吸収が良くなり、
全身の健康につながる

はっきりと発音でき、
人とのコミュニケーションが円滑になる

口臭や見た目の悩みが減り、
自信を持って笑顔になれる

認知症や心臓病、
糖尿病など全身疾患のリスク低減にもつながる

逆に、

歯周病や虫歯を放置すると、
歯を失うだけでなく、
全身の健康にも悪影響を及ぼすことが
分かっています。

では、
口と歯の健康を守るために
どんな習慣を送ったらいいのか?

具体的にお伝えをしていきます。

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2025年版・最新の歯と口の健康習慣
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1. 正しいブラッシングを習慣に
朝晩2回、2分間ずつ丁寧に磨くのが基本です。

歯ブラシは
歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当て、
やさしく小刻みに動かしましょう。

電動歯ブラシも磨き残し防止に役立ちます。

2. 歯間ケアを毎日行う
歯ブラシだけでは落とせない
歯と歯の間の汚れは、

デンタルフロスや
歯間ブラシで除去しましょう。

3. 舌もきれいに
舌の表面にも
細菌や汚れがたまりやすいので、
舌ブラシや歯ブラシでやさしく清掃しましょう。

4. フッ素入り歯みがき粉・洗口液を活用
フッ素は歯の再石灰化を促し、
むし歯予防に効果的です。

洗口液はアルコールフリーで
キシリトール配合のものがおすすめ。

5. 水分補給と食生活の見直し
水分は唾液の分泌を促し、
口腔内を清潔に保ちます。

食後や間食後は水で口をすすぐ習慣を。

カルシウムやビタミンCが豊富な食品を意識し、
砂糖や酸っぱい飲食物は控えめに。

6. 定期的な歯科受診
痛みや異常がなくても、
半年に一度は歯科医院で
プロによるチェックとクリーニングを受けましょう。

早期発見・早期治療が歯の寿命を延ばします。

7. タバコ・過度な飲酒を控える
タバコは歯周病や口腔がんのリスクを高めます。
禁煙を目指しましょう。

アルコールも口腔内の乾燥や
がんリスク増加につながるため、
適量を守ることが大切です。

8. ストレスマネジメントも大切
ストレスは歯ぎしりや食いしばり、
口内炎の原因になります。

リラックス法や十分な睡眠も
健康な口腔環境づくりに役立ちます。

では、ご自身の歯と口が
どれくらい健康なのか?

それを測る指標として
いくつかチェック項目があるので

現状でもいいですし、
先ほど挙げた習慣を送っていく際に
チェックをしてみましょう。

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歯と口の健康週間におすすめのセルフチェック
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✅鏡で歯ぐきの色や腫れ、出血がないか確認

✅舌や口の中に白いできものや痛みがないかチェック

✅歯みがき後に歯間ブラシやフロスを使ってみて、出血や違和感がないか確認

✅口臭が気になる場合は、舌や喉の奥もチェック

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虫歯と認知症――最新研究が示す意外な関係
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口や歯の不健康は
全身に悪影響を及ぼすという
お話しをして参りましたが

最新研究が示す意外な関係として
虫歯と認知症についてお話をしていきます。

近年、
虫歯の原因菌である
「ミュータンス菌」が、

認知症の発症リスクと
深く関わっていることが

国内外の研究から
明らかになってきました。

京都府立医科大学の研究チームによると、
特定のミュータンス菌(Cnm陽性菌)を保有している人は、
脳内の微小な出血(CMB:cerebral microbleeds)が
多く認められる傾向があり、

この微小出血が
認知機能の低下や認知症のリスク増加に
関与していることが報告されています。

ミュータンス菌は、
歯の表面に付着して虫歯を作るだけでなく、
血小板の止血作用を低下させる
遺伝子を持っています。

そのため、

菌が血管壁に付着して炎症を起こし、
脳内で微小な出血を引き起こすことがあるのです。

実際、
ミュータンス菌を保有している人では、
そうでない人に比べて
脳内微小出血のリスクが

14倍以上高い

というデータもあります。

さらに、

認知機能テストの結果でも、
ミュータンス菌を持つ人は
持たない人に比べて

認知機能が低下している
傾向がみられました。

このような研究結果から、
「毎日の歯みがきや口腔ケアが、
虫歯や歯周病だけでなく、
将来の認知症予防にもつながる」ことが

期待されています。

まとめると

・虫歯菌(ミュータンス菌)は、脳内の微小出血を引き起こし、認知症リスクを高める可能性がある

・口腔ケアの徹底が、認知症予防にも役立つ

・歯みがきや定期的な歯科受診は、全身の健康維持のためにも重要

歯と口の健康を守ることは、
人生100年時代を元気に生き抜くための
大切な投資です。

日々のケアをしっかり続けていきましょう!

近年の研究では、
歯周病と糖尿病・心血管疾患・
誤嚥性肺炎・認知症などとの
関連が明らかになっています。

特に高齢者や基礎疾患のある方は、
口腔ケアを徹底することで
全身の健康維持につながります。

<子ども・高齢者のためのポイント>
子ども:
乳歯のむし歯予防が永久歯の健康につながります。親子で仕上げみがきを習慣にしましょう。

高齢者:
唾液の分泌が減りやすく、口腔乾燥や誤嚥のリスクが高まります。入れ歯やインプラントの清掃も忘れずに。

「歯と口の健康週間」は、
日々のケアを見直す絶好のタイミングです。
正しいブラッシング、歯間ケア、食生活の見直し、定期的な歯科受診を習慣化し、

いつまでも自分の歯で
美味しく食事ができるようにしましょう。

ご家族や身近な人と一緒に、
健康な口元と笑顔を守っていきましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた。

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