日刊マガジン

口臭に悩む前に!今日からできるお口スッキリ習慣

こんばんは。
ヘルスインフォメーションの鈴木です。

突然ですが、
あなたは普段どこまで
身だしなみ
に気を使っていますか?

スキンケア、髪型、服装….

きっと意識している方は多いでしょう。

では
口元のケア はどうでしょう?

歯や口臭は、
実は年齢とともに変化していきます。

✔️ 歯がしみる
✔️ 歯に違和感がある
✔️ 朝起きたときのネバつきや乾きが気になる
✔️ 自分ではわからないけど、口臭が心配

こうしたお悩み、
ありませんか?

今日は
意外と知られていない
「お口の健康」についてお話しします。

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口臭は、実は“胃”のせいではない
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「明日は大切なミーティングだから」
「デートだからニンニクは避けておこう」

そんなふうに
気をつかう方は多いですよね。

そして「口臭は胃が悪いせい」
とよく言われます。

でも、
実はこれは ほとんど間違い です!

今、口臭が気になっている方
それは胃腸を整えなくても
改善できるかもしれません。

なぜなら、
実際の口臭の
約9割は口の中そのもの
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が原因だからです。

ほとんどの原因は、
歯と歯ぐきのすき間にたまった
食べかすや細菌。

これが分解されると
揮発性硫黄化合物(VSC)
というガスが発生します。

中でも
「メチルメルカプタン」は、
ほんのわずかでも玉ねぎが
腐ったような強い悪臭を放ちます。

胃のトラブルで匂うケースも
ゼロではありませんが、
実はごく一部。

まずは
口の中を整えるのが近道 です。

驚くことに、
食後に歯磨きをしている人は多いものの…..

フロスや歯間ブラシまで使っている人は
半数程度にとどまります。

厚生労働省
「令和4年歯科疾患実態調査」によると、
デンタルフロスや歯間ブラシを
使っている人は 50.9%。

つまり、約半数の人は
歯ブラシだけで済ませているのです。

そして、もうひとつ
意外と見落とされているのが
マウスウォッシュの使い方 です。

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マウスウォッシュの正しい順番
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「私はマウスウォッシュを
使っているから大丈夫」

そう思っていませんか?

レストランやお店でも
トイレにマウスウォッシュが
置いてあったりして、
使っていれば安心な気がしますよね。

でも、使い方の順番を間違えると
効果が半減してしまうのです。

正しい流れはこの順番
__________

1️⃣ フロス・歯間ブラシで汚れを取る
2️⃣ 歯ブラシでやさしく磨く
3️⃣ 最後にマウスウォッシュ
__________

先にマウスウォッシュをしてしまうと、
汚れの上から薬液をかけるだけになり、
除去効果が落ちてしまいます。

さらに、
口臭が気になるからと
刺激の強いマウスウォッシュを使いすぎると、
口の粘膜を傷めて
味覚に影響することもあるので
注意が必要です。

マウスウォッシュやガム、
タブレットはあくまで
一時的に口臭をカバーするだけ。

根本解決は「しっかり清掃」 です。

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口臭のタイプ
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では、
口臭はどんな時に起きるのでしょうか。

【① 生理的口臭】
(誰でも一時的に起きるもの)
朝起きた直後、空腹時、
緊張して口が渇いたときに出やすい匂い

◾️解決法:
水を飲む、うがいをする、
ガムを噛んで唾液を増やせば改善

【② 病的口臭】
(放置すると悪化するもの)
多くは歯周病や磨き残しが原因
歯ぐきが炎症を起こし、
細菌が活発になり強い匂いが発生する

◾️解決法:
歯間清掃・舌ケア・定期的な
クリーニングが必須

歯周病や歯ぐきの病気がない場合でも、
歯間の掃除はとても大切。

そしてもうひとつ大切なのが、
舌のケア です。

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舌ケアは“やさしく”
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口臭の原因は歯だけではありません。

舌の表面には「舌苔(ぜったい)」
と呼ばれる白っぽい汚れがつき、
ここに細菌がたまると
口臭の大きな原因になります。

ただし、舌ケアは
やり方を間違えると逆効果です。

・歯ブラシでゴシゴシこするのは絶対NG
(傷・出血・吐き気の原因になります)
・舌専用クリーナーや湿らせたガーゼで、
奥から手前へやさしくなでるようにケア
・力加減は「えずかない程度」で十分です。

舌の白いコケ(舌苔)は
少しあるのが正常です。

厚くなってきたときだけ
優しくケアすればOK。

毎日の
ゴシゴシ磨きは必要ありません。

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歯磨き粉の選び方
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それと、きっと気になるのが
歯みがき粉の選び方。

お店にはさまざまなものが並んでいて、
迷ってしまいますよね。

目的に合わせて選ぶとさらに効果的です。
・朝:虫歯予防系(フッ化物入り)
・夜:歯周病対策ジェル(歯ぐきの炎症防止)
・着色が気になる時だけ美白タイプをプラス

美白系は
元の歯の色まで戻すものです。

それ以上に白くしたい場合は、
歯科でのホワイトニングが必要です。

ここまで読んで、

「意外と自己流でやっていたかも…」
「今日から少し気をつけてみよう」

と感じた方も多いかもしれません。

お口の健康は、
身だしなみであり同時に
健康の入り口でもあります。

 

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今日からの
実践チェックリスト
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☑ 夜はフロス+歯みがき+
マウスウォッシュをセットで
☑ 舌は専用クリーナーでやさしく(奥→手前)
☑ 日中は水分補給+ガムで唾液を増やす
☑ 3か月ごとにプロのクリーニングを予約
☑ 鏡で毎日3秒、
自分の歯ぐき・舌・着色を確認

完璧を目指す必要はありません。

まずは
夜のフロス1回+やさしい舌ケア
からで十分です。

それだけでも口の中の細菌が減り、
朝の口のねばつきや匂いが
驚くほど変わっていきます。

毎日の習慣は、
いきなり全部そろえようとすると大変です。

小さな一歩から始めることが、
息の爽やかさと
自信のある笑顔につながります。

そして何より、
お口が健康だと自然に
歯を見せて笑えるようになり、
笑顔が増えて心まで軽くなります。

今日から少しずつ、
お口の健康を意識してみませんか。

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