ヘルスインフォメーションの大井です。
本日は特に更年期の女性に
知っておいて欲しい情報です。
更年期になると
女性ホルモン「エストロゲン」の
急激な減少が原因で
・顔や体が突然カーッと熱くなる
・夜中に寝汗で目が覚める
・イライラや不安感が増えた
・肩こりや頭痛がひどい
・動悸やめまいがすることがある
・眠れない日が続いている
こういった症状に悩まれる方が
多くいらっしゃいます。
あなたはいかがでしょうか?
あまりにも症状が辛くて
病院に相談すると
ホルモン補充療法が
治療法として選択されます。
ホルモン補充療法とは
女性ホルモンを外から
補う治療法です。
更年期に起こるほてり、
発汗、不眠、イライラなどの
不定愁訴をやわらげたり、
骨粗しょう症の予防にも
効果があると言われています。
ですが、実は
ホルモン補充療法には
認知症の発症リスクを
24%上昇させる
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という事実があることを
ご存知でしょうか?
たとえ更年期症状が
軽くなったとしても
将来認知症を発症する
可能性が高まる
そう考えると
恐ろしいですよね?
できれば
認知症のリスクを上げずに
更年期をイキイキと
元気に乗り切りたい
そう思いませんか?
そこで、本日は
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ホルモン補充療法のリスクと
薬に頼らず
更年期症状をやわらげる方法
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についてお届けします。
本日もよろしくお願いいたします。
◆更年期の症状は?
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更年期とは、閉経前後の
40代後半~50代にかけて、
女性ホルモンが急激に減少する
時期を指します。
女性ホルモンの変化そのものは
誰にでも起こる自然な現象、
いわば“人生の節目”のひとつです。
ただし、問題はその時に現れる
症状です。
代表的な症状には…
・ホットフラッシュ(ほてり・寝汗)
・イライラ・不安感
・肩こり・頭痛
・動悸・めまい
・不眠・疲労感
などがあります。
症状が出るメカニズムは
十分にはわかっていませんが、
突然の女性ホルモンの減少に
脳が混乱することなどが指摘されています。
◆ホルモン治療のリスク
知っていますか?
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更年期症状について
病院に相談すると
ホルモン補充療法(HRT)を
すすめられることがあります。
ホルモン補充療法は
更年期症状を緩和するのに
一時的には効果がありますが、
先程もお伝えしたように
『認知症リスク』が高まる可能性が
あります。
2023年に発表された
デンマークの大規模研究によると、
ホルモン補充療法を受けた女性は、
受けていない女性に比べて
『認知症になるリスクが24%高い』
————————————
という結果が報告されました。
(Pourhadi N、2022)
さらに恐ろしいのは、
「治療期間が長くなるほど
リスクが上がる」
という点です。
・使用期間1年以内:リスク21%増加
・12年以上の使用:リスク74%増加
このリスクは、
ホルモン治療そのものと関連している
可能性が示されています。
◆更年期症状を良くするには薬しかない?
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更年期症状をやわらげるためには
薬に頼るしかない
そう思っている方がいるかもしれませんが
他にも改善する方法があります。
それが、
生活リズムや運動、食事などの
生活習慣を変えることです。
「生活習慣を変えるくらいじゃ
大きな効果は期待できないんじゃ…」
と思われるかもしれませんが
ご安心ください。
科学的に効果が証明された
対策もたくさんあります。
しかも、今日から、無料でリスクなしで
始められます。
どうせなら
最初から薬に頼るのではなく
まずは生活習慣を整えることから
始めた方がよいのではないでしょうか。
薬に頼らず、もっとラクに、もっと元気に
過ごすために
できそうなことから
取り入れてみませんか。
◆更年期症状の改善法4選✨
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① 植物性中心の食事
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更年期症状に良い食事は
・動物性食品を控える
・油を減らす(良い油も控えめに)
・毎日大豆をしっかり摂る
(納豆・味噌・豆腐など)
です。
これらの食事を12週間続けたところ
・ホットフラッシュが88%減少
・参加者の半数が「ほてりが全くなくなった」
と報告されています。
(Barnard, Neal D、2023)
② 運動
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研究によると、
・週2回、1回20〜50分の軽い有酸素運動を
12週間続けたら、更年期特有の不調が改善
・筋力トレーニングで
ホットフラッシュの軽減、骨密度の維持、
血圧や代謝改善
などが科学的に証明されています。
ウォーキングやスクワット、ヨガなど
お好きな運動に取り組んでみてくださいね!
③ 瞑想
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瞑想を8週間続けたことで
・睡眠改善
・生活の質改善
・注意力向上
・ホットフラッシュや寝汗軽減
これらの効果が報告されています。
(Garcia MC、2018)
1日のどこかでリラックスタイムが
持てるといいですね。
④睡眠
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更年期は
睡眠が浅くなりがちで、
症状の悪化にもつながります。
質の良い睡眠を整えられるよう
次のようなことを意識できるといいですね。
・朝日を浴びる
・規則正しい生活
・運動
・寝る2,3時間前の入浴
・静かで暗い環境
・眠りやすい寝具を選ぶ
◆まとめ
更年期は「避けられないもの」ですが、
その過ごし方次第で、
症状をラクにもツラくもできることが
わかりました。
更年期症状がつらかったら
ホルモン補充療法
と、すぐに飛びつくのではなく
まずは生活習慣の見直しから
始めてみませんか?
もしかしたら薬に頼らず
気持ちも身体もスッキリと
元気に過ごせる毎日が
待っているかもしれません。
少しずつできることから
取り組んでみましょう。