日刊マガジン

緑茶と脳の健康!? 最新研究が示す「1日3杯」の力🧠🍵

ヘルスインフォメーションの
Masaです。

本日は
「脳の健康」をテーマに、
最新の科学研究からわかった

<「緑茶」の脳への効果>

について、
お話をしていきます。

加齢やストレス社会の中で、
認知症や記憶力の低下を
心配されている方も多いのではないでしょうか。

そんな中、
私たち日本人にとって
身近な「緑茶」が、

脳の健康維持に役立つ可能性が、
国際的な学術誌で発表されました。

それでは早速
本題へ入っていきましょう。

<1. 最新研究:緑茶が脳を守る?>

2025年1月、
金沢大学大学院
医薬保健学総合研究科の

研究チームを中心とした
日本国内8機関の共同研究が、

「Nature」系ジャーナル
「npj Science of Food」に
掲載されました。

この研究では、

65歳以上の8,500人超を対象に、
食事アンケート
(緑茶・コーヒーの摂取量)

MRIによる脳スキャン
(白質病変、海馬体積、脳全体体積の計測)

を組み合わせて解析しています。

主な発見としては

🍵1日3杯以上の緑茶を飲む人は、
認知機能の低下や認知症のリスクが低い傾向

🍵緑茶摂取量が多いほど、
脳の白質病変の体積が少ない

白質病変とは、
脳の健康状態悪化や
認知症発症と関連しているもので

海馬や脳全体の
体積減少(脳萎縮)も
抑制される傾向にあるということで

結果として、
緑茶が単なるリラックス効果や
抗酸化作用だけでなく、

脳の構造的な
健康維持にも寄与する
可能性を示しています。

<2. そもそも「白質病変」とは?>
脳の白質病変とは、
大脳の白質に生じる損傷や異常のことで

加齢とともに増えやすく、
無症状の場合も多いですが、

進行すると

☠️認知機能低下
☠️記憶障害
☠️血管性認知症や
アルツハイマー型認知症

などのリスクが高まります。

MRI検査で白質病変の体積が多いほど、

将来的な認知症発症率が
上がることが知られています。

<3. 緑茶の何が脳に効くのか?>

緑茶には、カテキン
(特にエピガロカテキンガレート:EGCG)、
テアニン、カフェイン、
ビタミンC、ミネラル

など多様な成分が含まれています。

それぞれの効能としては

・カテキン:強い抗酸化作用があり、脳細胞の酸化ストレスを軽減

・テアニン:リラックス効果があり、ストレス緩和や睡眠の質向上

・カフェイン:適度な覚醒作用で集中力や注意力をサポート

これらの成分が複合的に働き、
血管の健康維持、炎症抑制、
神経細胞の保護などを通じて、

脳の健康を支えていると考えられています。

<4. どれくらい飲めばいい?>
今回の大規模研究では、
「1日3杯以上」の緑茶摂取が、
脳の白質病変の体積減少と関連していました。

・1日1杯未満:基準群

・1日1~2杯:ややリスク低下

・1日3杯以上:明確にリスク低下

ただし、

緑茶の摂取量が多すぎると
カフェイン過剰摂取や
鉄分吸収阻害のリスクもあるため、

1日3~5杯程度が目安と考えられます。

<5. 緑茶以外の脳の健康法>
もちろん、
緑茶だけで脳の健康が
守れるわけではありません。

他の最新研究もご紹介します。

・中強度~高強度の運動:認知症、脳卒中、不安症、うつ病、睡眠障害のリスク低下。座りすぎは逆にリスク増加。

・コレステロール値の安定:高齢者でコレステロール値が大きく変動すると、認知症リスクが高まる傾向。

・口腔ケア:週1回以上のフロス使用で脳梗塞リスク低下。

・脳の前頭極の活性化:食事日記など健康行動の継続が脳の前頭極と関連。

<6. まとめ ― 今日からできる「脳にやさしい緑茶習慣」>
毎日の食事や休憩時間に、
1日3杯の緑茶を意識してみましょう。

できれば糖分を加えず、
シンプルな緑茶がおすすめです。

緑茶とともに、
適度な運動
十分な睡眠
バランスの良い食事
口腔ケア

これらも忘れずに。

「脳の健康を守るために、今日からできることは意外と身近なところにある。」

あなたの毎日が、
健やかでクリアな脳と
ともにあることを願っております。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

それではまた。

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