こんばんは!
ヘルスインフォメーションの大井です。
「人生100年時代」
多くの方が願うのは、
自分の足で歩き、頭は明晰で、心は穏やかに、
旅行や趣味、人とのつながりを
楽しむことではないでしょうか。
その土台は、
いうまでもなく健康な頭と体です。
ところが、最新のアメリカの
大規模研究(10万人を30年追跡)から、
見過ごせない事実が見えてきました。
70歳の時点で、
がん・心疾患・糖尿病などの慢性疾患がなく、
認知・身体・心の健康が保たれている人は
(=健康老化)
【 9.3% 】
言い換えると、100人中9人しか
到達できていないのです。
あなたも他人事ではありません。
もしかしたら
「100歳まで元気」は難しいのでは……
と感じたかもしれませんが、希望もあります。
この数字は「今の平均」であって、
「あなたの未来」ではありません。
今回の研究では
健康老化を達成した9.3%の人たちに共通の、
「食事パターン」
があることが判明しました。
どんな食べ方がどれほど
未来の健康に効くのか――
今後の生活に活かすためにも
本日は
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100歳まで元気でいるために
今日から実践できる
科学的に正しい食事術
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についてお届けします。
◆どんな研究だったの?
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これはNature Medicineという雑誌に掲載された
10万人のアメリカ人を
30年間以上追跡調査した研究です。
期間:最大30年間追跡(平均開始年齢53歳)
方法:4年ごとに食事内容を調査し、
8つの健康的食事パターンへの近さを数値化。
実践している人とそうでない人を比較。
70歳になったときに
がん・心疾患・糖尿病などの慢性疾患がなく
認知機能・身体機能・精神面に
大きな衰えがない人を
「健康老化」と定義し集計
結果
・健康老化を達成したのは9.3%
・AHEI(代替健康食指標)を実践している人は
他の食事パターンよりも健康老化の達成率が高かった
70歳の時点で 1.86倍
75歳の時点で 2.24倍達成
・超加工食品を多く摂る人は
健康老化の達成確率が32%低下
◆最も健康老化に近づく
AHEI(代替健康食指標)はどんな食事?
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AHEIはもともと
慢性疾患の予防に重点を置いて
考案された食事法です。
具体的には
・白い主食を全粒穀物へ(玄米、全粒粉パン)
・魚・豆・ナッツを増やす
・野菜(特に色が濃い野菜)や果物を多くとる
・飲み物は水・お茶を中心にし
砂糖飲料・果汁飲料は避ける
・赤身肉・加工肉の頻度を減らし
鶏・魚・豆へ
・良い油(オリーブ油・菜種油など)を増やし
トランス脂肪酸(マーガリンなど)は避ける
・減塩
・お酒は適量内に抑える
これらが基本的なやり方です。
もしかしたらこまで読んで
「気をつけることが多すぎて続かないかも…」
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、ご安心ください。
完璧を目指す必要はありません。
研究が示すのは、
「良い要素を少しずつ足していくほど
効果が積み上がる」
という事実です。
全部をやろうとして挫折するよりも
できることを小さく継続する方が
健康な未来に近づけます。
まずは1つだけでも
試してみてはいかがでしょうか。
◆今日からできる!最初の3ステップ
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ここからは、最初に取り組みたいものに絞って
見ていきましょう。
1 超加工食品を減らす
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スナック菓子、カップ麺、菓子パン
甘い清涼飲料水などはできるだけ控える。
購入する前に
・成分表示を見て添加物が多いものは避ける
・健康に良い他のもので代替できるかを考える
これらを意識すると
無駄な摂取を抑えられます
2 体に良いものを積極的にとる
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野菜、果物、青魚、豆類、オリーブオイルなどを
少しずつでも日常に取り入れる。
3 置き換えてみる
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白米を玄米へ、食パンを全粒粉パンへなど
体に良いものに置き換えて試してみましょう。
意外とおいしくて続けられるかもしれません。
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食事を意識するだけで
健康老化の確率が2倍近くになる
これはまさに人生最大の投資です。
未来の健康のために
まずはできることから試してみてくださいね。
お読みいただきありがとうございました。


