日刊マガジン

眠れないと悩む、あなたへ──最新研究が教える“ぐっすり”の新常識

こんばんは。
ヘルスインフォメーションの鈴木です。

最近、
ぐっすり寝たいのに
途中で起きてしまう …

なかなか寝付けない…

たくさん寝たのに
次の日も疲れが残る…

年々、
睡眠の悩みが
増えている気がする…

どうしても
「睡眠の質が上がらない」
と感じてしまう。

そんなとき、私たちはつい

「睡眠の質をどうにか上げよう」

と思いがちですが、

本当にそうでしょうか?

私たちは 質 ばかりに目を向けがちですが、
実はそこに落とし穴があります。

今日は最新の研究からわかった
「睡眠の本質」と、
健康な眠りを取り戻す
4つの鍵をお伝えします。

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日本人の睡眠は世界的に短い
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では、
あなたは毎晩
どのくらい眠れていますか?

実は私たち日本人は、
世界的に見ても
睡眠がかなり短い国民です。
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ここで
まず押さえておきたいのが
「睡眠の量」です。

日本人の平均睡眠時間は
およそ7時間22分。

一方、世界には
8〜9時間眠る国もあります。

つまり日本人は睡眠時間が
1時間以上短いのが現実です。

その背景には、かつての

✔️「寝なくても頑張れる」
という思い込み
✔️ 長い通勤時間、夜遅い帰宅
✔️ そしてスマホによる夜更かし

などがあります。

しかもこの数字は
「ベッドにいた時間」であり、
実際の睡眠時間は
さらに短い人が多いのです。

まずは意識的に
「ぐっすり寝れるように睡眠の質を」
ではなく、

「しっかり睡眠時間を確保する」
ことを意識しましょう。

そうはいっても、
「私は短い睡眠でも平気」
と思っている方もいるかもしれません。

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本当のショートスリーパーはまれ
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しかし
本当のショートスリーパーは
5〜5.5時間の睡眠で平気な人のことで、
実は遺伝的にごく少数。

遺伝子レベルでは
数万人に1人の割合にすぎません。

例えば、
次のようなサインがある人は要注意です。

☑︎ 昼間に眠くなる
☑︎ 週末に寝だめしてしまう
☑︎ 会議や移動中にウトウトする

睡眠が慢性的に
不足している証拠です。

このように
睡眠時間が足りていないのに
「普通」と思い込んでいる状態を、

医学的には
行動誘発性睡眠不足症候群
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といいます。

つまり自分では
寝不足と気づいていない
隠れ寝不足です。

ではここで、
そもそも
「ぐっすり眠れている」とは状態なのか?

「睡眠の質」とは
何を指しているのでしょうか?

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そもそも睡眠の質ってなに?
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私たちは

「ぐっすり眠れたかどうか」を、

寝つきの早さや
就寝時刻だけで判断しがちです。

しかし、それだけではありません。

まず最優先すべきは、
前述したように十分な長さの睡眠。

個人差はありますが、
自分に必要な睡眠時間を
しっかり確保することが土台です。

そしてもうひとつ大事なのは、
睡眠にまつわる誤解を解くこと。

私たちが当たり前だと
思ってきたことの中に、
科学的には間違っている
睡眠神話があります。

ここを知るだけでも、
眠りに対する思い込みが
一気にほぐれていきます。

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①「寝つきが良い=良い眠り」ではない

ベッドに入ってすぐ寝落ちするのは、
実は睡眠不足のサイン。
入眠まで8分未満は短すぎで、
体が無理やり落ちている状態です。
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②「早寝早起きが正解」とは限らない

普段23時就寝の人は、その2〜3時間前が
最も寝つきにくい時間帯。
無理な早寝は逆にストレス。
一定の就寝時間を守るほうが眠りやすくなり
結果的に眠りやすくなります。
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③「22時〜2時がゴールデンタイム」は迷信

成長ホルモンは
寝始めの最初の深い眠りで分泌され、
時刻とは無関係。
メラトニンも眠気を作るのではなく
体内時計のサインにすぎません。
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④「90分サイクルで起きるとスッキリ」は神話

90分はあくまで平均値。
疲れや体調で変わるため、
無理に合わせるとかえってリズムを崩します。
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これらの思い込みを手放すだけで、
睡眠に対する不必要な
プレッシャーがぐっと減ります。

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今日からできる熟睡ヒント
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そして、
さらにぐっすり眠るための
シンプルな工夫がこちらです。

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睡眠を支える4つの🔑
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① 光:体内時計をリセット
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✅ 朝起きたらカーテンを開け
数分だけでも朝の光を浴びる

✅ 夜は明かりを落とし
スマホはナイトモード&距離をとる

② 温度:体を眠りモードに
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✅ 深い眠りには体温を
少し下げることが大切

✅ 夏のエアコンは
「体に悪い」ではなく
快適な眠りの味方に

③ 音:静かな環境で脳を休ませる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
✅ テレビのつけっぱなしや
音声学習は眠りを浅くする

✅ 就寝時は静かな環境か
やさしい環境音(ホワイトノイズなど)
がおすすめ

④ 感情:不安を手放す
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
✅ 「眠れなかったらどうしよう」
という焦りが最大の敵

✅ 子どもや動物には「眠れないかも」
という不安がありません。
同じように気楽に構えるだけで
眠りやすくなるはず

「眠れない…」
と悩むこと自体が、
実は眠りを妨げる原因のひとつです。

眠れない夜があっても大丈夫。

翌日、少しくらい眠くても
大きな問題にはなりません。

さらに、慢性的に寝不足かも?
と気づくだけで、
意識が変わります。

「少しでも早くベッドに入ろう」

と行動できれば、
翌日の疲れが
軽くなることがあります。

まずはプレッシャーを手放して、
気楽な気持ちで眠りを整えていきましょう。

そのうえで、今日紹介した4つの鍵から
できそうなことを
ひとつずつ試してみてください♪

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