こんばんは。
ヘルスインフォメーションの
大場です。
新しい1年が始まる今、
生活や体調をあらためて
見直したいと感じる方に
ぜひ知ってほしい
研究論文をご紹介します。
これは
「ネイチャー・コミュニケーションズ・メディスン」
という雑誌に報告された
朝食をとるタイミングと
健康状態の関係について
の研究結果です。
実は、朝食をとるタイミング次第で
10年後の生存率が下がる可能性や、
認知機能の低下の恐れが
あることが示されています。
————————-
あなたは数年前と比べて
朝食の時間が遅くなっていませんか?
————————-
もしそうなら、
ぜひ今回の研究結果を知り、
10年後の健康を見据えて、
朝の過ごし方を見直す
きっかけにしてみてください。
そこで今日は
■□━━━━━□■
朝食の“時間”に
隠れている
健康のサインとは?
10年後を左右する
朝の習慣
■□━━━━━□■
についてお伝えします!
今回の研究では、
高齢者の食事時間のパターンに注目し、
疾病の有無や遺伝的な傾向、
そして死亡率との関連が
詳しく調べられました。
その中で見えてきたのは、
食事時間の変化そのものが、
健康状態を反映する指標になり得る
という視点です。
研究では、
夜型の人ほど食事時間が遅くなりやすく、
そして食事時間が遅くなるほど、
寿命が短くなる傾向があることも
報告されています。
この研究は、
イギリスで約3000人規模の
高齢者を対象に行われ、
年齢とともに食事時間が
どのように変化していくのかが
長期的に観察されました。
その結果、
年齢を重ねるにつれて、
朝食と夕食の時間は
全体的に少しずつ遅くなる
傾向が見られた一方で、
昼食の時間はほとんど変わらなかった
という特徴が確認されています。
つまり、1日の最初の食事から
最後の食事までの間隔、
いわゆる「食事ウィンドウ」が、
年齢を重ねるにつれて
徐々に短くなっていた、
ということです。
さらに詳しく見ていくと、
体調面や精神面に
不調を抱えている人ほど、
朝食を遅くとりがちである
という傾向も明らかになっています。
慢性的な疲労感がある人、
うつ病や不安といった
精神的ストレスを抱えている人、
さまざまな疾患で
医療機関にかかっている人ほど、
朝起きてすぐに
食事をとることが難しく、
結果として朝食の時間が
後ろ倒しになるケースも。
これは、
朝食の時間が遅くなること自体が、
体や心の不調を映し出すサインとして
現れている可能性がある
ということです。
実際に生存率を比較すると、
朝食を早い時間にとっているグループでは、
10年後の生存率が
89.5%だったのに対し、
朝食の時間が遅いグループでは
86.7%でした。
一見すると
小さな差に見えるかもしれませんが、
疫学的なデータとして見ると、
明確な違いがあることが示されています。
これまで、
「朝食の時間が遅くなること」は
あまり注目されてきませんでした。
ですが、
「以前より朝食の時間が遅くなってきたな」
と感じるような場合は、
体や心の不調が進行していないか、
少し注意して見てあげることが大切です。
また、
過去の研究では、
朝食を抜く習慣と
認知機能の低下との関連
も報告されています。
日本で行われた研究では、
高齢者を約2年半追跡し、
朝食の摂取頻度と認知機能の関係が
詳しく調べられました。
その結果、
毎日きちんと朝食を食べていた人が、
途中から朝食を抜くようになると、
認知機能低下のリスクが
約2倍になった
という結果が示されています。
つまり、
朝食を食べなくなるという変化は、
何らかの認知機能の変化を
反映している可能性が高い
ということです。
実際に認知機能テストを行うと、
その差は数値として
はっきりと現れていました。
高齢者施設などでは、
PFCバランスを考慮した食事が
一定の時間に提供されていますが、
これは、高齢になると
体内リズムが乱れやすくなる
という背景があるためです。
空腹感に関係なく、
一定の時間に食事をとることは、
高齢者が健康を保つうえで
重要な役割を果たしています。
実際、
高齢者の1日の行動パターンを見ても、
規則正しく起きて活動する人の方が、
起床時間や活動がバラバラな人に比べて、
認知機能低下や抑うつのリスクが
約半分になるとも言われています。
今回の研究から分かるのは、
朝食時間の変化は、
健康状態を見極めるための
一つの重要なヒントになる
ということです。
もし、
朝になっても
なかなか食事が進まないようであれば、
体調に問題がないかを確認したり、
朝の散歩を取り入れて
少しお腹が空く状態をつくるなど、
体と心の健康を
向上させるための習慣を
見直してみてください。
朝ごはんを朝の時間帯に食べる。
一見すると
当たり前すぎるように思える
この習慣が、
10年後の生存率にまで
関係している可能性があることが、
今回の研究から見えてきました。
————————-
特別な健康法よりも、
まずは基本的な生活リズムを崩さないこと。
————————-
それが、体と心を守る土台になります。
まずはここからの1年、
初心に戻って
「朝ごはん」という
基本の生活から、
健やかな体づくりを
していきましょう!


