歯ぐきの赤みや腫れ、出血、口臭など
お口の中のトラブルで
お悩みの方はいらっしゃいますか?
例えば、
☑︎歯ぐきに赤く腫れている部分がある
☑︎触ると痛いところがある
☑︎歯磨きの際に出血しやすい
☑︎人から口臭を指摘されたことがある
あるいは、自分で気になる
☑︎寝起きは口の中がネバネバする
☑︎歯と歯の間がすいてきた
☑︎かむと歯が揺れる感じがある
などです。
これらは【歯周病】の症状ですが、
ひどくなると歯を支える骨が溶けてしまい、
歯が抜けてしまいます。
歯周病の怖いところは
歯を失うだけにとどまらず
認知症発症リスクを高めることです。
九州大学の研究チームによると
体内に歯周病菌が広がると、
体はアミロイドβを異常に作り出し、
それが脳内に溜まると
記憶障害を引き起こし、
アルツハイマー型認知症の発症リスクを
高めることがわかりました。
脳が破壊される原因にもなる
非常に恐ろしい【歯周病】ですが、
毎日歯磨きをちゃんとやってるから
大丈夫!と思っている方も安心できません。
実は、
歯磨きのやり過ぎが
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歯周病を悪化させる
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という事実があるからです。
そこで本日は、脳を壊さないためにも
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認知症リスクを下げる
正しい口腔内ケアの方法
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についてお届けします。
きっとあなたも、子供の頃から
「食後はきちんと歯磨きしましょう」
と言われてきたと思います。
ですが、不思議に思ったことはありませんか?
世の中には、
歯磨きをあまりしないのに
虫歯が1本もない人がいます。
逆に、
毎食後、時間をかけて
歯磨きをしているにもかかわらず
虫歯になってしまう人がいます。
これって何の違いだと思いますか?
実は、よく磨けば磨くほど、
歯ぐきは傷ついて、
徐々に下がってしまいます。
そして、歯と歯に隙間を作り、
そこに食べ物が詰まって
虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。
その結果、認知症発症のリスクを
高めることになるのです。
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歯磨きのやりすぎから
認知症リスクが高まるプロセス
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歯ぐきはコラーゲンで
できています。
若い頃は歯磨き後に
鏡で口の中を覗くと
歯ぐきはキレイなピンク色で
歯と歯の間も隙間が
あまりなかったと思います。
ですが、年齢と共にコラーゲンは減少し、
歯ぐきがどんどん痩せて
硬く潤いが失われていきます。
カチカチに硬くなった歯ぐきに
歯ブラシを当ててゴシゴシこすると、
当然、歯ぐきは傷だらけに。
そんな状態で食事をすると
食べかすが歯や歯ぐきにまとわりついて
雑菌が大量に繁殖します。
そして傷口から菌が侵入して
炎症を起こします。
炎症が起こった箇所は赤く腫れ上がり
【歯肉炎】になります。
そして歯肉からは、
嫌〜な臭いがするように…。
口を開くと、
周りの人が一瞬嫌な顔をした
そんな経験がある方も
いらっしゃるかもしれません。
そして、口臭が気になるから
さらに歯磨きを頑張る…
すると、
事態はさらに悪化します。
1日に何回も何回も歯磨きをして
歯ぐきに傷をどんどん増やしてしまう。
このように日常的に炎症が繰り返され
【慢性炎症】となり
炎症物質が免疫細胞を刺激して
アミロイドβが量産されます。
それが、20年30年かけて
脳を破壊していくのです。
そのため、歯周病や歯周炎をもつ中高年は
認知症になりやすいと考えられます。
正しい口腔内ケアを考えた時、
3つのポイントがあります。
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1️⃣虫歯菌や歯周病菌が喜ぶ砂糖を控える
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当たり前と言えば当たり前ですが
自然界の動物は食べても
歯磨きなんかしませんよね。
肉食動物でも
たまに、草や木の皮などを食べて
歯間ブラシをしているそうですが、
基本的に、甘い砂糖を食べることがないので
虫歯にはなりません。
これが虫歯の原因は糖分です。
歯垢の中にある細菌が、
歯に付着した食べ物の糖分を分解して
酸を作り出して歯をとかします。
細菌は特に砂糖を栄養源とするため
甘いものの食べ過ぎが
虫歯の原因になってしまうのです。
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2️⃣歯と歯の間に空気を通す
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歯と歯の隙間に食べ物が詰まると、
空気が入らなくなります。
すると空気を嫌う嫌気性の菌が繁殖して
食べかすが【腐敗】します。
歯間ブラシで空気を
送ってあげることが大切です。
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3️⃣歯ぐきを傷つけない
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歯の表面をキレイにすることも大事ですが、
歯ブラシをゴシゴシやり過ぎて
歯ぐきを傷つけることの方が
健康を害するリスクが高いのです。
砂糖を控えて、優しいブラッシングと
歯間ブラシを使った正しい口腔内ケアが
脳と体の健康に繋がります。
ぜひ覚えておいてください!