ヘルスインフォメーションの
Masaです。
本日4月18日は
「良い歯の日(よいはのひ)」にちなんで、
歯と全身の健康の
密接な関係について、
最新の知見や
実践的なアドバイスを交えながら
お届けします。
「歯が健康だと、全身も健康になる」
―この言葉の本当の意味をご存じでしょうか?
歯と口腔のケアが、
どれほど私たちの人生を豊かにし、
健康寿命を延ばすのか。
このメルマガで、
今日からできる健康習慣を一緒に考えてみましょう。
まず始めに、
「良い歯の日」について
軽く説明しますが
「良い歯の日」は、
毎年4月18日(または11月8日「いい歯の日」も広く知られています)
に制定された、
歯と口腔の健康を見直す日です。
「よ(4)い(1)歯(8)」の語呂合わせから
生まれたこの記念日は、
全国でオーラルケアの啓発活動や無料検診、
セミナーなどが行われています。
この日をきっかけに、
普段は見過ごしがちな歯の健康に目を向け、
日々のケアや定期検診の大切さを再認識することが推奨されています。
次に今回の本題である
歯の健康が全身に及ぼす影響について
お話をしていきますね。
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1. 歯周病と全身疾患の関係について
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歯周病や虫歯が進行すると、
単に歯を失うだけでなく、
口腔内の炎症や細菌が血流に乗って
全身に影響を及ぼすことが明らかになっています。
特に歯周病は、
☠️糖尿病
☠️心疾患(心筋梗塞、狭心症など)
☠️脳梗塞
☠️誤嚥性肺炎
このような疾患リスクを
高めることが分かっています。
たとえば、
歯周病菌による炎症物質が
血管を通じて全身に広がることで、
インスリンの働きを妨げて
糖尿病を悪化させたり、
動脈硬化のリスクを高めたりすることが報告されています。
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2. 噛む力と健康寿命
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歯の本数が多く、
しっかり噛める人ほど、
”健康寿命が長い傾向”にあることも
分かっています。
噛むことで脳が刺激され、
認知症の予防にもつながるほか、
唾液の分泌が促進されて
口腔内の自浄作用が高まります。
また、
咀嚼機能が低下すると、
食べられる食品が限られ、
栄養バランスが崩れやすくなります。
これがフレイル(虚弱)や
要介護状態への第一歩となることも少なくありません。
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3. 8020運動とオーラルフレイル
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「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という
「8020運動」は、歯科医療界と厚生労働省が推進する国民運動です。
運動開始当初は達成者が7%程度でしたが、
2017年には51.2%まで増加し、
多くの高齢者が自分の歯で食事を楽しめるようになっています。
<3-2. オーラルフレイルへの注意>
近年注目されているのが
「オーラルフレイル(口腔の虚弱)」です。
加齢や生活習慣の乱れにより、
噛む力や飲み込む力が衰えると、
全身のフレイル(心身の虚弱)に直結しやすくなります。
オーラルフレイルの予防には、
日常的な口腔ケアと機能維持のためのトレーニングが欠かせません。
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4. 歯の健康がもたらす“美”と“自信”
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歯が健康で白く美しいと、
笑顔に自信が持てます。
清潔感があり、
コミュニケーションも円滑になり、
仕事やプライベートでも好印象を与えます。
逆に歯にトラブルがあると、
口元を隠したり、
会話や笑顔に消極的になってしまうことも。
【今日からできる!歯と全身の健康を守るための習慣】
<1. バランスの良い食事>
栄養バランスの取れた食事は、
歯の健康を支えるだけでなく、
全身の免疫力アップにもつながります。
よく噛んで食べることで消化吸収も良くなり、
満腹感も得やすくなります。
<2. 正しいオーラルケア& 口腔機能のトレーニング>
歯ブラシだけでなく、
オーラルケアでは、
・デンタルフロスや歯間ブラシを活用
・洗口液で粘膜ケア
・歯科医院での定期検診(3~4ヶ月ごとが目安)
・歯並びや噛み合わせの異常は早めに歯科受診
口腔機能のトレーニングでは
・歯ごたえのある食材をよく噛む
・舌体操や唾液腺マッサージ
・よく話し、よく笑う
以上を意識してみるといいです。
<3. かかりつけ歯科医院を持つ>
むし歯や歯周病の
早期発見・治療はもちろん、
義歯の調整や噛み合わせの管理も重要です。
信頼できる歯科医院を持ち、
定期的に相談しましょう。
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a. 高齢者の歯と健康
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高齢になると唾液の分泌量が減少し、
正しいブラッシングも
難しくなることがあります。
電動歯ブラシの活用や、
入れ歯の正しいケア、
訪問歯科診療なども
積極的に利用しましょう。
また、
咀嚼機能の低下は認知症リスクの
上昇にもつながるため、
歯を失わない努力が重要です。
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b. 予防歯科の重要性
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歯の健康は
「治療」より「予防」が大切です。
毎日のセルフケアと、
歯科医院でのプロフェッショナルケアの両輪で、
健康寿命を延ばしましょう。
最後にまとめます。
~「良い歯の日」をきっかけに始める健康習慣~
「良い歯の日」は、単なる記念日ではありません。
歯と口腔の健康を見直し、
全身の健康を守るための“スタートの日”です。
歯周病や虫歯の予防は、
糖尿病や心疾患、
認知症など全身疾患の予防につながります。
しっかり噛めることは、
食事の楽しみや栄養吸収だけでなく、
脳や身体の健康維持にも直結します。
正しいオーラルケアと定期検診で、
いつまでも自分の歯で美味しく食べ、
笑顔で過ごしましょう。
このメルマガが、
みなさまの健康意識を高めるきっかけになれば幸いです。
「良い歯の日」、
今日からあなたも
“歯から始める健康生活”を始めてみませんか?
歯の健康は、人生の質そのもの。
これからも皆さまの健康を応援する情報をお届けしてまいります。
それではまた。