ポップコーン脳を改善して集中力を劇的アップする方法
今、現代人の集中力に
危険がせまっています!!
例えば、ちょっと想像していただきたいのですが、
朝、仕事に取り掛かろうとパソコンを開くと
「ピロン!」とメールの通知音が届く。
仕事をそっちのけで、
スマホに手を伸ばしたとき、
お気に入りの化粧品の
セール情報が飛び込んできた。
ちょっと見るつもりでリンクをタップ。
気がつくとカートに商品を追加し、
コーヒーが飲みたくなって席を立つ。
今日の夕飯について思考をめぐらし、
ハッと気づいた時には、
すでに時間が30分以上過ぎている。
このような行動に
心当たりはありませんか?
実は、この行動は
【ポップコーン脳】とよばれる
症状の典型的な例です。
ポップコーン脳とは、
フライパンの中で
ポンッポンッと弾ける
ポップコーンのように
思考が次々に移り変わり、
熟考できないという
まさに現代人の脳を表現した言葉です。
「最近、長い文章が読めないのよね〜」
なんて言っている人は、
まさにポップコーン脳かもしれません。
20年にわたるカリフォルニア大学の
研究によると
人間の注意力の持続時間は
2004年は平均150秒だったのが
今ではたったの47秒しかないそうです!!
つまり、人の思考は1分も続かず
どんどん移り変わっているということ。
この状態は脳にとっては大きなストレスで
認知力の低下が危ぶまれるため
早めの対策が必要です。
そこで本日は、
◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◥
早期対策が必須!!
ポップコーン脳の原因と
集中力の高い脳をつくる3ステップ
◣_______________◢
についてお届けします。
「ポップコーン脳」とは
2011年にワシントン大学の研究者
デイヴィッド・レヴィによって
提唱されました。
一つのタスクに集中することが難しくなり、
一貫した思考の持続が困難になり、
さらには、長文を理解することも
短い文章を書くことも難しくなってくる
と言われています。
そうなってしまう背景は、
現代のデジタル環境にあります。
━━━━━━━━━━━━━━━
現代のSNSが
脳内カオスを悪化させる!!
━━━━━━━━━━━━━━━
SNS上の短い情報のやりとりや
刺激的で魅力のある広告、
自分好みの情報のみが表示されるなど、
ついスマホを見たくなってしまうような
仕組みが、ポップコーン脳を悪化させています。
とくにSNSの「イイネ」は
脳にとってご褒美に感じられ
ドーパミンがドバッと出て
麻薬やアルコール中毒者の脳と
同じような状態になります。
脳は、無意識のうちに
短時間の素早い情報を好むように
つくり変わっています。
脳のストレスは、
注意が切り替わるたびに強くなり、
精神的な負荷や認知的な混乱を
引き起こします。
そして、
・集中力低下
・ストレス悪化
・疲労
・注意力の欠落
・不安感
など、人間関係や生活の質に
悪影響を及ぼしてしまうのです。
つまり、絶え間ない思考の移り変わりは
脳にとっては非常に酷なことなのです。
そこで、現代病とも言える
”ポップコーン脳”に立ち向かう方法を
2つご紹介します。
1️⃣コンテンツから距離を置く時間をつくる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
あえてスマホを触らない時間を
作るのが一番有効です。
それが難しい方は、
特定のアプリの使用時間を
制限するのがおすすめです。
また、週末はデジタルデトックスをするなどして
脳のドーパミンレベルを調整すると
精神と認知のストレスから解放されます。
2️⃣ 日々のルーティンをつくる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
日々の中で体系化された日課をつくることは、
タスク管理だけでなく脳の管理にも役立ちます。
これは心身の健康にとって
悪影響な習慣をやめることにもつながります。
集中力を高め、生産的に活動できる
健康的な心身を整えてみてはいかがでしょうか?
さらに今回は、集中力を高める
効果的な方法をご紹介します!
━━━━━━━━━━━━
集中力を高めるための
3つのステップ
━━━━━━━━━━━━
STEP1️⃣
集中力の限界値を設定する
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ストップウォッチやタイマーを使って
集中力がどの程度で切れてくるかを測ります。
STEP2️⃣
限界値内で作業をしていく
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
自分の集中力の限界時間を
1つの作業時間として設定し、
作業を開始します。
気が散ったら一時停止し、
徐々に限界を広げていきます。
STEP3️⃣
自分の今の集中力レベルで日課を決める
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
毎日同じ時間、同じ環境で、
自分の集中力の限界時間を
1つのタスクに割り当て
1日のルーティンを作ってみてください。
この日課をこなすことで、
一つのことに集中することを
脳と心と体に再教育していきます。
タスクは仕事だけでなく、
運動や掃除などでもOKです。
現代人が簡単に陥ってしまう
”ポップコーン脳”についてお届けしました。
デジタルデバイスとの付き合い方を考えて
脳のストレスを解消してくださいね。