普通に歩いているだけで、
「ひざや腰が痛い、、、」
「股関節が痛い、、、」
と感じることはありませんか?
平坦な道を歩いているだけで、
膝がズキズキ痛んで
長時間歩けない。
長く歩いたり
重い荷物を持って歩くと、
腰がだるくなって
だんだん痛みを感じ
座らないとどうにもならない。
長時間歩いた後、
股関節に鈍い痛みを感じ、
寝る前になると痛みが強くなる。
マッサージをすると
一時的に楽になるけれど
また痛みやダルさが戻る。
そう感じることはありませんか?
こういう症状があると、
日常生活が辛くなりますよね。
これは歩き方に問題が
あるからかもしれません。
あなたは歩き方を誰かに
教わったことはありますか?
おそらく「ない」と
答える方が大半だと思います。
人間というのは、
自分の動作にクセがあります。
間違った動作のクセは
少しずつ
体のバランスを崩してしまいます。
ちょっとここでテストしてみましょう。
その場に立ってみてください。
歩けるスペースはありますか?
歩けるスペースがあるなら
その場で2,3歩、歩いてみてください。
1、
2、、
3、、、
はい、ここでテスト終了です。
今、歩いたときの足を
思い出してほしいのですが、
「かかとから足を下ろしましたか?」
それとも
「足の指から足を下ろしましたか?」
もし、かかとから足を下ろしているなら
それが痛みの原因かもしれません。
普通は、かかとから足を下ろして
足裏が地面について
最後に足の指という動きで
歩きますよね。
でも、
この歩き方は、
足の筋肉や関節に
負担をかける歩き方なんです!
健康のために歩くことを日課にしても、
かかとから着地する歩き方をしていると、
そのうちケガをしたり体を壊したりする
原因となるかもしれません。
体の使い方を間違えると、
筋肉が硬くなり続けて、
可動域が失われます。
その結果、
一歩踏み出すたびに
衝撃をもろに受け、
関節を痛めるリスクも増えます。
整体院やサロンの施術に行っても
帰る頃には体はガチガチの状態に元通り。
痛みや疲れは一生とれず、
溜まり続けてしまうでしょう。
長く健康に動ける足腰を保つには、
体に過度な負担をかけない
筋肉や関節に優しい
歩き方が大切です。
そこで今日は、
体に負担をかけない歩き方
についてお伝えします。
タイトルは、
==============================
「その歩き方が筋肉をガチガチに固め
関節痛を引き起こす!?
関節を傷めない優しい歩き方とは」
==============================
です!
関節を傷めない優しい歩き方は、
「足の指から着地する」
が正解です。
メキシコ北西部に
タラウマラ族という
先住民族がいるのをご存じでしょうか。
全米でベストセラーとなった
『BORN TO RUN 〜走るために生まれた〜』
という一冊で、
一躍世界的に有名になりました。
この民族は
足の持久力に優れていて
別名“走る民族”と称されています。
彼らはしばしば一日に数十キロから、
ときには100キロ以上を
歩いたり、走ったりして移動します。
険しい山岳地域が生活圏であり、
その環境に適応した結果、
歩く、走ることが
生活の一部になっているからです。
一日にこれだけの長距離を移動できるのは
疲れない歩き方、走り方をしている
証拠だと思いませんか?
彼らの歩き方や走り方を見てみると、
着地はかかとからではなく、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
つま先から
〜〜〜〜〜
だそうです。
しかも、
彼らの移動手段は
サンダルです!
このサンダルを改良したものや
着地の方法は、
膝痛を抱えるランナーにも
取り入れられています。
このことからも、
地面から受ける衝撃を
いかに分散できるかが、
体への負担を最小限にする
ポイントになってきます。
なぜ、
かかとから足をおろす歩き方は、
体によくないのでしょうか。
————————————–
かかかとから足を下ろす歩き方が
関節を傷める理由
————————————–
この歩き方が、
関節を傷める理由は、
関節への衝撃とふくらはぎへの負担が
強くなるからです.
かかとから着地する歩き方は、
「浮き指」
という足の指が浮いた状態になります。
足首が固定されたままになり、
ふくらはぎが常に緊張した状態に陥ります。
これは足の疲労感につながります。
本来、着地した際の衝撃は、
足首
↓
ひざ
↓
腰
といった順にクッションとなり
衝撃を吸収してくれます。
でも、
足首が固定されると、
膝は伸びたままの状態になり、
じゅうぶんなクッションが働かず
衝撃はもろに腰やひざにきます。
何度も衝撃を強く受けることで
関節や筋肉はダメージを受け
体のバランスは狂っていきます。
一歩を踏み出すたびに
ひざや腰に過度な負担がかかり、
痛みの発症にもつながります。
また、
大股歩きも、
関節へ負担をかけるので
注意が必要です。
大股歩きは、
かかとへの衝撃が強まります。
その強い衝撃は、
ひざや腰へも伝わります。
足首の角度もさらに鋭角になるため
ふくらはぎの疲労感はさらに増え続けます。
ふくらはぎをガチガチに硬くさせ、
関節の可動域は狭くなっていきます。
これも関節の痛みを引き起こす
原因になります。
無駄な筋肉を使ったり
一部の関節の痛みをかばうことで、
体のバランスはますます崩れ
疲れやすくもなります。
歩き方を正さないかぎり、
がちがちになった体に
いくらストレッチやマッサージをしても
一時的にしか効果がありません。
このように
人間の動作には
間違ったクセがついているものです。
年齢を重ねると、
それが姿勢の悪化となり、
関節や筋肉の痛みにもつながってきます。
硬くなった全身をときほぐし、
柔軟性のあるカラダを取り戻すために
大切なことは、
体が間違えて覚えた姿勢や動きを
「負担の少ない動作」に正すことです。
その解決策の1つとして、
負担の少ない歩き方をお伝えします。
————————–
ひざや腰の痛みを防ぐ
関節に優しい歩き方
————————–
関節に優しい疲れない歩き方は
「足の指から着地」
を意識することです。
イメージしづらい場合は、
忍びの歩き方「抜き足」「差し足」を
頭のなかに思い浮かべてください。
この歩き方ができるようになれば、
無駄に力が入って
カラダが硬化するのを防いだり
関節への衝撃を
和らげることができます。
その歩き方のポイントは4つあります。
ポイント1 足は骨盤の横幅で前に踏み出す
_____________________________________
足は広げすぎず
骨盤の横幅(肩幅くらい)に開き、
まっすぐ前に
踏み出します。
ポイント2 前に踏み出す足は、
そっと引き上げ体の少し前に下ろす
_________________________________________
大股にならないように
そっと足をあげ体の前に下ろします。
足を引き上げる際は、
つま先を下に向け
足首をのばすように意識しましょう。
つま先が上に向き
足首に角度がついた状態では、
かかとから着地することになり
関節への衝撃が強くなってしまうからです。
ポイント3 つま先を意識して、足裏全体で着地
_________________________________________
足裏をフラットに着地させながらも、
足の指を意識して、
足の指で地面をつかむように着地します。
足指の力を養うことで、
ふくらはぎに無駄な力が入らなくなり、
カラダの硬化を防ぎます。
ポイント4 つねに着地する足に重心をおく
_____________________________________
重心は地面についている足に起きます。
このとき、
耳、肩、骨盤、着地した足が
一直線になるように
姿勢をまっすぐ保って歩くことで、
関節に過度な負担を与えない
バランスのいい姿勢になります。
先ほどもお伝えしましたが、
「抜き足」「差し足」を
イメージすると、
自然とつま先からの着地が
意識できるはずです。
今日お伝えした歩き方は、
はじめは歩きにくさや、
足に違和感を覚えるかもしれません。
今まで何十年と続けてきた
歩き方のクセがあるからです。
この歩き方ができるようになってくると、
だんだんと疲れにくくなってくるはずです。
歩いたあとの
ふくらはぎのダルさも
改善されるでしょう。
筋肉や関節のバランスが崩れ、
こりかたまってしまった筋肉も、
ただ歩いているだけで
ほぐれていくはずです。
間違った歩き方は、
筋肉や関節に余計な負荷がかかり
体のバランスは崩れ
関節痛を引き起こす原因になります。
関節や筋肉に優しい歩き方で、
人生100年と言われるこの時代を
歩んでいきましょう。