日刊マガジン

日本の水が危機的状況…「永遠の化学物質」PFASの恐ろしさとは!?

【今話題の】連日ニュースで聞く「PFAS」を徹底解説

本日は、
最近ニュースでも話題となっている
「永遠の化学物質 PFAS」

についてお届けしています。

連日のニュースで

「ミネラルウォーターから高濃度のPFAS」

「浄水場から高濃度PFAS 町が1億円超の損害賠償か…」

このような見出しのニュースを
目にしないでしょうか?

直近だけではなく
今年に入ってから

この「PFAS」関連のニュースを
見る機会が増えたように思います。

このPFASとは一体何なのでしょうか?

PFAS(ピーファス)とは、

種類は少なくとも4,700以上
多くて10,000種類以上存在すると
言われており、

人工的につくられた
有機フッ素化合物の総称で
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

発がん性物質としても知られている
人体に悪影響のある化学物質です。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

そして、近年になり
PFASが日本の各地で
高い濃度で検出されています。

そこで本日は、
連日ニュースで取り上げられている
PFASが人体に与える影響と
対策について深ぼっていきます。

ということで今回は、

◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◥
日本の水が危機的状況!!
「永遠の化学物質 PFAS」から
体を守る具体的な方法
◣_________________◢

です。

連日のニュースでは、
PFASが市販のミネラルウォーターや
浄水場、浄水場近隣の土地から
高濃度で検出された

ということですが、

私たちがPFASに触れる機会は
水回りだけではありません。

実はPFASは、
私たちの生活において
利便性を生み出してくれている
化学物質です。

フライパンを焦げ防止である
フッ素加工や

スキー用のワックスや
ゴアテックスなどの
水をはじく性質のモノ、

食品の包装や絆創膏、
コンタクトレンズなど

多くのものに使われており、

特徴的なのが、
水や油をはじく効果があることです。

そのため、
近年では環境への配慮という名目で
「紙ストロー」にも使われてもいます。

私たちの便利を支えている
PFASですが、
これらの一部は

分解されにくく
体に蓄積してしまい

人体へ有害性があり
発がん性物質としての側面が
問題視されています。

実際に国際条約では
PFASのうち3つの化合物が
製造・使用禁止となっています。

PFASが引き起こす健康リスクは、

⚠︎ エピジェネティクスへの悪影響
⚠︎ 免疫抑制
⚠︎ 酸化ストレス
⚠︎ 炎症の変化を引き起こす
⚠︎ ホルモンや代謝経路を介してがんを引き起こす可能性
⚠︎ 生殖機能の低下
⚠︎ ホルモンコントロールの阻害
⚠︎ コレステロール値の上昇
⚠︎ 肥満のリスク
⚠︎ 骨の変異
⚠︎ 子どもの発達・発育への影響

などが考えられています。

そして、
「永遠の化学物質」として
呼ばれています。

実はこのPFASは
分解されにくいことが
とても厄介なポイントです。

土壌や水などの自然界で
半減する期間は
およそ50年以上
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

体内から排出され、
半減する期間は
3〜5年以上
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

というように
自然界や人体から
デトックスするのには

とても長い期間を
要してしまいます。

そして
もう一つのポイントが

水に溶けやすい
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ということです。

そのため、ミネラルウォーターや
浄水場や水源に関連する
問題が度々フォーカスされます。

そこで、PFASの
摂取基準を見ていきましょう。

アメリカ:
1リットルあたり4ナノグラム

ドイツ:
1リットルあたり20ナノグラム

日本:
1リットルあたり50ナノグラム

水道水の水は
これらの基準が適用されて運用されています。

やはり日本は基準が甘く設定されている
ということがわかります。

では、水道水ではなく、
市販のミネラルウォーターを
飲めば安全と考えるかもしれませんが、

それはむしろ
逆効果かもしれません。

日本においては
ミネラルウォーターメーカー各社には
PFASの含有レベルの公表義務が
ありません。

ないのです。。。

水源地を調べれば
ある程度判別はつきますが、
確実に安全とは言い切れないのが
現状です。

では、どのようにして
PFASのリスクを排除すべきか

いくつか具体例をお伝えします。

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①飲料水のろ過・浄化
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ご自宅の水道に浄水器を
つけることが

一番シンプルで継続的に
できる方法の1つです。

特に、逆浸透膜浄水器は
最も優れたフィルターの1つで、
これは化学物質の除去も
可能なフィルターです。

よりシンプルな方法は、
ガラス製の容器に水を汲み
活性炭を入れて浄化した水を
飲むことが挙げられます。

活性炭はPFASを
7〜8割除去できるため、

最低限の対策としておすすめです。

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②紙のストローを使わない
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PFASの注意点として
水に溶けやすいということが
挙げられます。

飲み物に直接触れる
ストローの場合は特に注意が必要です。

とある研究では、
紙と紙以外のストローに含まれる
PFAS含有を調査した結果、

最も紙ストローに含有していた
という研究結果もあるそうです。

現実的に
より環境を破壊している原因に
なってしまっている
というのも悲しい現実です。

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③包装された食品を避ける
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ファストフードや
テイクアウト食品や

スーパーのお惣菜の包装には
多くの場合
PFASが使われています。

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④調理器具を見直す
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テフロン加工などの
こびり付かないように
加工されている調理器具の
使用を見直してみましょう。

一般的に「ノンスティック加工」
と呼ばれる加工がされている
調理器具は
PFASを含んでいます。

 

ここまで、
最近話題のPFASについて
見てきましたが、

全てを排除しようとすると
まともに生活できないくらいに
私たちの生活の利便性を
作り出しているのが
PFASです。

現実的に、
全てを排除するのは
不可能に近いです。

ここで皆さんには、

安全性と利便性を
天秤にかけていただきたいです。

人生150年時代を
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
健康寿命で全うできるように
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

自分が最低限できる
工夫は何かな?と
考えてみていただきたいのです。

少し長くなりましたが、
今、ホットな話題を参考に、

これからの日々の暮らし方を
見つめ直すきっかけに
していただければと思います。

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