ヘルスインフォメーションの
Masaです。
12月半ばですが
風も冷たく、
気温が低い日が続いています。
そんな寒い冬を乗り越えるために
代謝を上げ
熱生産を促してくれる
ある脂肪細胞について
今日はお話をしていきます。
脂肪というと
皮下脂肪や内臓脂肪など
いいイメージがない方も
多いのではないかと思います。
我々人間の体には
脂肪と言っても
2つの脂肪(脂肪細胞)が
存在します。
その2つとは
皮下脂肪や内臓脂肪に多い
”白色脂肪細胞”
そして、
今回お伝えしていく
”褐色脂肪細胞”
この2つです。
それぞれどんな役割があるのか
ということですが
白色脂肪細胞は
前述の通り
内臓脂肪や皮下脂肪に多く
「エネルギーを蓄える役割」を
もっています。
それとは対照的に
褐色脂肪細胞は
「脂肪を燃焼させる役割」を
もっています。
つまり、
脂肪を燃焼してエネルギーを
生産する脂肪細胞です。
今回着目する
褐色脂肪細胞を活性化することで
エネルギー消費を促し、
・肥満の予防
・体温調節
これらに役立てることができます。
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なぜ脂肪細胞が
”褐色”なのか?
体のどこにあるのか?
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脂肪と聞くと
テレビCMなどで見るような
白色脂肪細胞のように
”白い”イメージを持つ方も
多いことでしょう。
褐色脂肪細胞が
その名の通り
なぜ”褐色”であるか?
ということですが
細胞内に多くの
ミトコンドリアが存在していることで
ベージュ(褐色)に見える。
というわけです。
では、
この褐色脂肪細胞は
一体どこに存在するのでしょうか?
主に
・首
・肩甲骨周辺
・脇下
・心臓
・腎臓付近
など
限られた場所に存在します。
肩や首を回すと
体が少しポカポカする
というのもここに理由があるわけです。
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褐色脂肪細胞は
どのように活性化できる??
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褐色脂肪細胞は
残念ながら成人になるにつれ
どんどんと減少していきます。
赤ちゃんの時は
衣服を自分で着たり
暖房で体温調節ができないので
一定の体温を保ち
体を守るために
多くの褐色脂肪細胞が存在しますが
成人になると赤ちゃんの頃の
4割程度、半分以下になると
言われています。
ただ、
細胞の量が減っても
それを上手く活性化できる人
活性化できない人に分かれてきます。
わかりやすくいうと
同じ食事量を摂っても
太らない「痩せ体質」の人と
そうではない人
ということです。
小さな工場でも
上手く稼働させれば
脂肪を使ってエネルギーを
燃やしてくれやすくなります。
そんな褐色脂肪細胞を
活性化させる方法には
どんな方法があるのでしょうか??
特に
低い温度で活性化するという
特徴を持っているため
冷水シャワーで手軽に
活性化することができます。
入浴時に
冷水と温水のシャワーを
交互に30秒ほど浴びて
5〜6回繰り返すことで
褐色脂肪細胞の稼働スイッチが
ONになります。
ただ、
寒い冬にやったら
風邪を引きそうで無理、、、
という方もいると思うので
もっと手軽な方法として
「肩甲骨周りを動かしたり」
そして、毎日行う食事の中で
「よく咀嚼する」
ということも効果的です。
そんなのでいいの??
と思われるかもしれませんが
咀嚼の刺激を脳に伝え
交感神経を刺激して
褐色脂肪細胞を
目覚めさせることができます。
咀嚼すること以外にも
食事でできることとして
褐色脂肪細胞を活性化させる
食材も存在します。
例えば
唐辛子に含まれる
カプサイシンや
にんにくや生姜、
わさびなど
体を温めることで
活性化させることができます。
寒い季節になれば
比較的
褐色脂肪細胞が活性化しますが
より高い熱生産をするために
できることを
やってみましょう。