ヘルスインフォメーションの大井です。
突然ですが、
今、足の指先をチェックできる人は
自分の足を見てください。
特に親指の爪が次の項目に該当していないか
チェックしてみてください。
・変色している
・爪が丸くなり皮膚に食い込んでいる
・押すと痛い
・爪周囲に傷がある
もし一つでも該当する方は
本日の記事をぜひ最後までお読みください。
実は、たかが足の爪のトラブルだと思って
放置していると、、、、
転倒による骨折のリスクが高まり
膝や腰にも負担がかかりやすくなり
痛みに悩まされ
歩行困難により外出できなくなり
社会的孤立を招き
長期的には寝たきりのリスクに直面する
このような未来が待ち受けています…。
そのような怖ろしい未来に
ならないためにも、本日は
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【恐怖】足の爪トラブル!
原因と予防法を知り
寝たきりリスクを回避しよう
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のテーマでお届けします。
本日もよろしくお願い致します。
足の爪トラブルによるリスクとは?
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健康な高齢者の約6割に足や足指の
爪の異常がみられると報告があり
多くの方が気づかないうちに
トラブルを抱えています。
足の爪はいつも靴下で隠れているので
ついつい見過ごされがちですが、
実は、足の爪のトラブルがあると
歩行時の痛みなどにつながり
『転倒リスクが約2倍になる』との
報告があります。
(R. Rokkakuら、2012)
そして、厚生労働省の資料によると、
要介護になる原因の第1位は
「転倒・骨折」であり
これは認知症や脳血管疾患よりも
多いという結果が出ています。
つまり、要介護を防止するためには
転倒を防止する必要があり、
そのためには足の爪をチェックすることが
大切だということなのです。
爪のトラブルの原因は?
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足には全体重がかかるため、
手の爪よりもトラブルが起きやすいという
特徴があります。
特に第1趾(親指)は負担が最も大きく
トラブルが発生しやすい部位です。
足の爪のトラブルで最も多いのが
「巻き爪」と「陥入爪(かんにゅうそう)」です。
巻き爪:
爪の端が内側に巻き込んで
皮膚に食い込む状態
陥入爪:
爪の端が皮膚に食い込み、
炎症や痛みを起こしている状態
これらのトラブルは、
・日常的なケアの不足
・不適切な爪の切り方
・合わない靴の着用
などが原因で起こります。
特に爪の両端を大きく斜めに切る
「バイアスカット」は巻き爪の
原因となります。
また、足の汗や肥満も
軟部組織が盛り上がって爪に覆いやすく
陥入爪のリスクが高まります。
そして恐ろしいことに、
加齢に伴い慢性疾患を抱えると
足先の感覚が衰える方が多く
足の異変に気づくのが遅れがちになります。
そのため、爪のトラブル防止のためには
定期的にチェックする習慣をつけることが
大切です。
足の爪セルフチェック方法
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足の爪では、
・形(変形がないか)
・色(紫・赤などの変色がないか)
・爪周囲の傷
・炎症
・爪水虫
などがないかを
定期的にチェックしましょう。
気づかないうちに傷ができると
炎症が悪化し、歩行にも影響してしまいます。
また普段から
爪のトラブルが起きないような
適切なケアをすることも大切です。
爪のトラブル防止ケア3選!
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ここからは爪のトラブル防止対策を
見ていきましょう。
1 正しい爪の切り方をマスターする
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トラブルを招きにくい
正しい爪の切り方は
「スクエアカット」です。
爪を指の先端より長めの位置で
まっすぐ切り、
両端をヤスリで軽く整えます。
2 足を清潔に保つ
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足は毎日のケアが大切です。
入浴時にせっけんをよく泡立て、
足全体を泡で包むように洗い、
指を1本ずつ丁寧に洗います。
週に何回かは爪と皮膚の間の汚れを
柔らかいブラシなどでやさしく
洗いましょう。
洗った後はしっかり水分を拭き取り、
ハンドクリームなどの保湿ケアが
大切です。
3 足に合った靴を選ぶ
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合わない靴を履くと
爪のトラブルだけでなく
首・膝・腰など全身のバランスにも
影響します。
できれば専門店などで
足の裏の長さと足の幅に合った靴を
選ぶとよいでしょう。
普段あまり気にすることのない
足の爪ですが
トラブルが起こると
転倒リスクにもつながる大事な部位であることが
わかりました。
まずは正しい爪の切り方を覚えて
毎日清潔にする
それだけでも、
爪トラブル防止に大きく役立ちます。
健康寿命を伸ばして
ずっとご自身の足で歩き続けるためにも
毎日のチェックと正しいケアを
ぜひ試してみてくださいね。