毎日お味噌汁を食べていますか?
パンや洋食が多いご家庭では
お味噌汁の出番があまりないかもしれませんが、
私が小さい頃は、毎朝、
母が、ご飯と具沢山のお味噌汁、
卵焼きなどを用意してくれていました。
当時は当たり前だと思っていましたが、
今思い返すと、本当にありがたく
贅沢な毎日だったと思います。
私はほぼ毎日お味噌汁を
食べて育ちましたが、
塩分の多いみそ汁は、
血圧を上げて血管を傷つけるため
控えた方がいいという指摘もあります。
血管が老化すると、
血管壁がボロボロにもろくなり、
本来の柔軟性が失われ硬くなります。
動脈硬化となった血管は、
脳出血・脳梗塞・心筋梗塞などの
リスクが高くなります。
そのため、減塩味噌を使う人や、
お味噌汁自体を控えている人も
増えています。
ですが、実は、お味噌に関しては
塩分を控える必要は全くありません!
というのも、
共立女子大学の研究で
味噌汁を食べる頻度と
血圧の関連性は全くない
ということがわかったからです。
さらに、1日1杯のみそ汁は、
血管年齢をおよそ10歳も若返らせる
傾向があることも確認されたのです。
その理由は、まさに
健康食の”味噌”にあります。
味噌には、約1500種類の成分が含まれており
それらの中には
✅血圧を下げる成分
✅腎臓が塩分を排出する成分
✅血管を拡張する成分
などがあります。
むしろ、みそ汁を食べた方が
動脈硬化や生活習慣病の
予防効果が高くなるのです!
では、
「血管のアンチエイジング効果は
どんなみそ汁でも同じなのか?」
というと、
実は、具材によって
その効果は大きく変わります。
そこで、本日は、
◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◥
血管年齢を若返らせる
味噌汁の具材トップ3
◣____________◢
についてお届けします。
では、早速、第1位の発表です!
第1位は……
━━━━━━━━━
🎖️あさり🎖️
━━━━━━━━━
あさりには、糖の代謝を上げる
「クロム」というミネラルが
豊富に含まれています。
クロムにはインスリンの働きを
助ける作用があるので、
血管から糖の排出が促進されます。
つまり、ベタベタの糖で
血液がドロドロになるのを防ぐので
血管のアンチエイジング効果が高くなる
ということですね。
厚生労働省によるとクロムの
1日当たりの推奨摂取量は、
男性 30~35 µg/日
女性 20〜25 µg/日です。
過剰に摂取した場合は、
疲労感や筋肉のけいれん、
低血糖などが起こることがありますが、
不足した場合は、
高血糖になりやすく
糖尿病のリスクが上がります。
ちなみに、あさりのみそ汁1杯に
クロムは約1.54μg含まれています。
実は、クロムは食べ合わせによって
吸収率が変わる
ちょっと注意が必要なミネラルです。
クロムの吸収率を上げるのはビタミンCです。
例えば、キャベツやピーマン、
ブロッコリーなどビタミンCが豊富な食品は
クロムの吸収率がアップします。
逆に、ほうれん草やとうもろこし、
サヤインゲンなどは
フィチン酸、シュウ酸が多く含まれていて
クロムの吸収率を下げてしまいます。
では、第2位は……
━━━━━━━━━
🎖️わかめ🎖️
━━━━━━━━━
わかめのヌメヌメ成分である「アルギン酸」には
コレステロール値や血圧を下げる効果があります。
アルギン酸は水に溶ける性質があるため、
みそ汁なら汁ごと全て摂取できます。
第3位は……
━━━━━━━━━
🎖️もやし🎖️
━━━━━━━━━
もやしには、
余分な塩分を排出する「カリウム」や、
抗酸化物質の「ビタミンC」が
豊富に含まれます。
高血圧や高血糖の人には
もやしのみそ汁がおすすめです。
本日は、塩分が多くても血圧を下げて
血管年齢を若返らせる効果のある
「みそ汁」についてお届けしました。
発酵食品としての味噌の恩恵を
最大に受けるためには、
3年以上熟成されたお味噌がお勧めですが、
普通にスーパーで販売されている味噌でも
血管年齢を若返らせる効果は認められています。
ぜひ、1日1杯のみそ汁で、
血管力をアップさせてくださいね!