ヘルスインフォメーションの 大井 です。
突然ですが…
・ダイエットしてもすぐにリバウンド
してしまう…
・短期間で痩せても、
気づいたら元の体重に戻っている…
こんなご経験、ありませんか?
(私はあります…)
せっかく頑張ってダイエットしたのに
すぐに元に戻ってしまうと
がっかりしてしまいますよね😿
これは意志の力が弱いせいと
思う方がいるかもしれませんが、
最近の研究では、脂肪細胞は
「太っていたこと」を記憶しており
体重は戻るように仕組まれている
ということがわかってきました…。
つまり・・・
一度太るとダイエットをしても
リバウンドしやすくなってしまうのです。
そこで今回は、
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最新研究!脂肪細胞は記憶する😿
脂肪の記憶に対抗するために
できること
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についてお届けします。
本日もよろしくお願いします✨
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脂肪細胞は「肥満の記憶」を持っている?
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これまで、「リバウンドは意志の問題」と
思われがちでしたが、
実は 肥満細胞そのものが
「太っていた状態」を記憶して
再生しようと働く可能性が、
最近の研究で明らかになりました。
(Hinte, LC、Nature,2024)
▼研究で得られた主な結果は
次の2つです。
①手術で痩せた人の脂肪細胞は
痩せる前の特徴のまま
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・肥満でダイエット手術を受けた20人
・もともと肥満ではない20人
の両グループの脂肪細胞を
手術前と手術2年後で比較
⇩⇩
手術で痩せた人の脂肪細胞は、
2年経っても、糖や脂肪の代謝が
スムーズに行われにくい状態
②マウスの体重増加を調査
—————————————
・過去に肥満だったマウス
・痩せていたマウス
に高脂肪食を4週間与えた
⇩⇩
過去に肥満だったマウスは
痩せていたマウスの2倍体重が増加
この研究結果から言えることは、
過去に太っていた方は、脂肪細胞が
その時のことを記憶していて
「元の体形に戻りたい」と指令を
出している可能性があり
痩せた後に昔と同じように
食べ過ぎたり、運動不足になったりすると
すぐに体重が戻ってしまう可能性が高い
ということです。
痩せた後も体が元の状態に戻ろうと
するなんて、ほっそり体形への道は
厳しいですね…
では、リバウンドに対抗する方法は
ないのでしょうか。
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リバウンド防止のためにできること
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絶望的な結果が出ましたが
希望の光もあります!
この「肥満細胞の記憶」を消すための
研究が世界中で行われています^ ^
今後の研究で、肥満を維持しようとする
記憶を消去したり、
影響を弱めたりする方法が見つかることを
期待したいところです!
そして、それまでの間に私たちが
できることもあるのでお伝えします。
1 無理のない健康的な食事計画を立てる
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短期間で急激に節制する
無理なダイエットは続けられず、
健康にも悪影響です。
「ダイエットが終わったら元の生活に戻る」
ではなく、
「新しい健康習慣を作る」意識で
無理のない計画が大切です。
2 運動で「痩せやすい体質」に!
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脂肪細胞の「太りやすい特徴」があっても
体を動かして筋肉をつけることで
代謝アップを目指せます!
筋肉が増えると、脂肪が燃えやすくなり、
リバウンドしにくい体質になれるので
短時間からでも取り入れることをおすすめします。
3 睡眠をしっかりとる
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睡眠不足が続くと、食欲を抑制する
ホルモン(レプチン)が減少し、
食欲を増進させる
ホルモン(グレリン)が増加します。
また、睡眠不足になるとタンパク質の
合成に必要な成長ホルモンの分泌も
低下します。
ダイエットに理想的な睡眠時間の目安は、
7~8時間だとの研究結果があるため、
極端にはずれないようにしましょう。
(睡眠時間は長すぎても短すぎても
肥満のリスクが上昇します)
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今回の研究結果は、体重管理の難しさを
改めて示していますが、
知っていることで正しい対策を
講じることができます。
ダイエットの成功のためには
無理なく続けられる「健康的な習慣」が
鍵になりそうです!
脂肪細胞の「記憶」を理解し、
美しい体形と健康的な未来を目指しましょう!
脂肪細胞の記憶に対抗する
新しい研究結果が出たらまたご報告致します。
ご覧いただきありがとうございました。