ヘルスインフォメーションの
Masaです。
今回は
「皮下脂肪とサルコペニアの関係」について
お話しします。
筋肉量が減少する
サルコペニアと、
体に蓄積する
皮下脂肪。
この2つが
どのように関連し、
私たちの健康に影響を与えるのか
詳しく解説します。
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皮下脂肪とサルコペニアとは??
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まず、それぞれの定義を確認しましょう。
皮膚のすぐ下に蓄積する脂肪で、
エネルギー貯蔵や体温調節の役割がある
皮下脂肪ですが、
過剰に増えると肥満や
健康リスクが高まります。
これはみなさんイメージが
つくことだと思います。
そして、
加齢に伴い筋肉量や
筋力が減少する状態を
サルコペニアと言います。
ギリシャ語で「筋肉」を
意味する「サルコ(sarco)」
と
「喪失」を意味する
「ペニア(penia)」から
名付けられました。
これらは一見
無関係に思えますが、
実は深い関連性があるんです。
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皮下脂肪とサルコペニアの関係性
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<1. サルコペニア肥満>
皮下脂肪とサルコペニアが
同時に進行する状態を
「サルコペニア肥満」と呼びます。
それは以下のような悪循環を引き起こします。
『肥満によるインスリン抵抗性』
皮下脂肪や内臓脂肪が増えることで
インスリンの効きが悪くなり、
筋肉合成が妨げられます。
『筋肉量減少』
筋肉が減ることで糖の取り込み能力が
低下し、エネルギー消費量も減少。
結果的に脂肪がさらに蓄積されます。
『運動機能低下』
筋力低下により身体活動が制限され、
さらに脂肪が溜まりやすくなります。
このように、
皮下脂肪とサルコペニアは互いに
影響を及ぼし合う関係にあります。
<2. 筋内脂肪との関連>
研究によると、
高齢者では筋肉内にも
脂肪(筋内脂肪)が蓄積しやすくなります。
この筋内脂肪は運動機能を低下させるだけでなく、
インスリン抵抗性を引き起こし、
糖尿病リスクを高めます。
特に女性では皮下脂肪の厚さと
筋内脂肪との間に
有意な相関が見られることも明らかになっています。
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皮下脂肪とサルコペニアのリスク要因
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以下の要因が両者の進行を加速させていきます。
『加齢』
筋肉量は40歳以降徐々に減少し、
70歳以降顕著になります。
『運動不足』
身体活動が少ないと筋肉量が減り、
エネルギー消費も低下して脂肪が蓄積されます。
『栄養不足』
タンパク質不足や偏った食事は筋肉合成を妨げます。
『生活習慣病』
糖尿病や高血圧などは
インスリン抵抗性を悪化させ、
筋肉と脂肪組成のバランスを崩します。
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予防と改善方法
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1. 適切な運動
有酸素運動(ウォーキングや水泳)は皮下脂肪を減らす効果があります。
筋力トレーニング(スクワットやもも上げ)は筋肉量維持・増加に有効です。
2. 栄養管理
高タンパク質食品(魚、大豆製品、卵など)を意識的に摂取しましょう。
ビタミンDやオメガ3脂肪酸も骨格筋維持に役立ちます。
3. 健康的な生活習慣
十分な睡眠とストレス管理でホルモンバランスを整えましょう。
禁煙・節酒も重要です。
最後に、
皮下脂肪とサルコペニアとの
向き合い方についてお話ししていきますが
皮下脂肪とサルコペニアは単独でも
健康リスクですが、
一緒になることで
さらに深刻な問題を引き起こします。
しかし、
適切な知識と対策で予防・改善は可能です。
日々の生活習慣から見直し、
一歩ずつ健康的な体作りを目指しましょう!
それではまた。